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▽レス始

「許せない自分を8(GS)」

義王 (2005-02-05 14:06)
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注意 途中で、見えずらい文字があると思います(美姫の台詞)
ですがこれ・・・わざとですので・・・by義王


少女 美姫サイド 横島がリンチされる前


「・・・・知らない天井・・・」

目を覚ますとそこは、知らない部屋の中にある、2つのベットのうちの、1つの上
あたりを見渡すと・・・まるで西洋風のお化け屋敷?
隣のベットでは、公園で声をかけたお兄ちゃんが、大口開けて眠っていた
自分を見ても、なんら変な目で見なかったお兄ちゃん

多分・・・美姫を運んでくれたのは、このお兄ちゃん・・・・

自分の体を見渡すと、さっきまであった擦り傷や、青あざ、他にも色々と痛い所があったのだが、それら全てが無くなっている。

お兄ちゃんが治してくれたの?

今思えば、公園で見せてくれた顔面七変化に、意識が途切れる前に感じた、見も心も癒されてる感じ&青白い光は、まるで優しい魔法のようだった

魔法使いかな?

子供から見たらそう見えるだろう
それに大体あってる(多分本物の魔法使いより色々出来る)

ゴソゴソ・・

美姫はベットから起き、魔法使い?の隣に立って、その寝顔を眺めた

グ〜〜〜

・・・・・・・・ツンツン

プニプニ♪

「うう〜〜ん・・・」

サッ!!

柔らかそうなホッペを突っついてみたら、起きそうだったので、すぐさま手を引っ込めた

・・・・・グ〜〜〜〜・・・

ホッ・・・

子供というのは、自分の目の前で、無防備に眠る人に、安心感を持ち、懐く・・・らしい
どうやら美姫は、この会って間もないお兄ちゃんが気に入ったようで・・・

ゴソゴソ・・・

お兄ちゃんのベットの中に潜り込んだ

あったか〜い・・・

寝ているお兄ちゃんの体温によって温められた布団の中
多分皆さんも子供の頃に経験があるだろう・・・自分の父や母の布団に、潜り込んだ時の安心感と温かさ。
それを今、この姿になって感じれなかったそれを・・・美姫は体全体で感じて・・・

ぐう〜〜〜
スーーー・・・

安心し、そのまま夢の世界へと旅立った。


ゴロン ←軽く寝返り

パラ・・ ←少し服がはだけた


美姫サイド 2度目の起床

ふわ〜〜・・・?

美姫が目を覚ますと何故か声が出なかった

あれ?声が出ない?

それに部屋の中には自分一人。
隣で寝ていたはずの魔法使い?のお兄ちゃんもいない。

う、うううう・・・・

寂しい・・・少し泣きそうになる
西洋風お化け屋敷のような部屋(魔鈴の趣味)の中で一人きりで、何故か声・・・というか音が出ない部屋。
窓から見える景色もえらく不気味だ。
大人でも恐怖するだろう

お兄ちゃん・・・どこぉ〜

もう半泣き状態の美姫が部屋を見渡し、魔法使い?のお兄ちゃんを探す美姫は・・・・扉を発見した。
とりあえず扉の前に立つが・・・開けようとしない。

こ、怖いよ〜〜

まるでお化け屋敷の次の扉を開けるような恐怖が美姫を襲う

うううう・・・・

この先に進むのと、この部屋に残るの・・・どっちが怖い?

ど、どっちも嫌ーーー!!

かなり泣きが入った状態の美姫だが、とりあえず分かってることは、この部屋には魔法使い?のお兄ちゃんがいない、ということ。

涙で頬を濡らしながら、能力を発動させて、恐る恐る扉を開ける。
普通は、ここで、ギギギギ・・・なんて嫌な音がするんだろうが文珠の効果で音がしない。


お兄ちゃん・・・・何処・・・グスン・・・


横島サイド

「それは・・・ 」 ガチャ

横島がタマモの質問に答えようとした時・・・横島が寝ていた部屋、つまり少女が寝ていた部屋のドアが開いた

「お、お兄ちゃん・・・・」
「お!起きたのか美姫ちゃん・・・って・・・どうしたの?」
「どうしたの美姫ちゃん!?」


どうやら魔鈴の趣味は、小学校下級生ぐらいの美姫には理解できないもの・・・というかただの恐怖を与える物だったらしく、

「うわーーーーーーん!!」
「おわ!?」

横島を見て安心した美姫は、泣き出してしまった。

「あ〜よしよし・・・怖かったろうな〜そりゃ・・・」

横島は席から立ち、美姫の元へより、頭を撫でる。
アリス、ルシオラも美姫の元へ寄り、背中を撫でたりなんだりした。

「ヒッグッ・・・ヒック・・・」

どうやら泣き止んだようだ
横島は美姫が泣いている隙に・・

『空』『腹』

を、文珠無しで発動した

ぐう〜

「あ///」
「お?お腹すいたのか?」
「ご飯なら用意してるわ。」
「忠夫さんの分もありますよ♪」

自分で空腹にしておきながら・・なんて思うだろうが、今の彼女に食事は必要だ。
さっきまでは文珠無し『満』『腹』の力で誤魔化してたに過ぎない。

コク

「よし・・・ご飯にしよう!!・・・ってなわけで美神さん、話は食事の後って事で・・・」

っとここで3人は美神達のほうを見るのだが・・・

「「「「「・・・・・・・」」」」」

3人への目線は冷たい?つーか・・・

「あんた達・・・何してんの?」
「急に立ち上がって・・・なにやってんだい?」
「壊れた?」
「先生・・・壊れたのでござるか?」
「横島さん・・・」

なに急に芝居やってんだ?みたいな目線だった・・・

「なにって・・・この子が公園で会った女の子・・・美姫ちゃんで・・「「はあ!?」」」

「いったい何処にその『美姫ちゃん』ってのがいるのよ?」
「寝ぼけてるかい横島君?」
「はい?」
「何処って・・・此処にいますけど?」
「・・・見えていないんですか?」

っとその時、美姫が3人の袖を引っ張って中腰にさせ

「あのね・・・あの人達には美姫の事・・・見えてないの・・・」

と言った・・・

「見えてない?」
「うん・・・今、美姫が見えるのは、お兄ちゃんとお姉ちゃん達だけなの・・・」

美姫の能力

美姫が望む相手のみ、美姫の情報を得る事が出来る能力

つまり、美神、西条、おキヌ、タマモ、シロ、魔鈴には美姫の姿はおろか、声、臭いすら認識できていないのだ。

「それって・・・美姫ちゃんがそうしてるの?」

コク

アリスの質問に美姫がうなずく。
美姫はこれまで、出来るだけ眠らないようにし、この能力を発動させて身を隠し、眠ってしまったら、起きた時にすぐにこの能力を発動するように心がけていた。
そのせいで『起きたら能力発動』という悲しい習慣が美姫にはついていた。
ちなみに公園では、その能力を消して横島達に近づいたので、臭いが残り、タマモが嗅ぎつけたのだが・・・。

「ねえ横島クン・・・私にはその・・・美姫ちゃんって子が見えないんだけど・・・・そこにいるのね?」

美神は自分では見えていないが、横島達の行動と会話を見て、そこに美姫がいることを知った

「ええ、いますよ・・・」
「じゃあ・・私達が見えるようにしてほしいんだけど・・・」

美神は気づいた
犬神が二匹いるのにその臭いすら嗅ぎ取れず、霊能者である自分が見れない子。
多分ヒャクメですら見る事は不可能。此処最近、異常な能力を持った生き物の出現。
口から腐食する霊派砲を放つ犬や、巨大な蝶の幼虫

「ねえ美姫ちゃん・・・この人達は大丈夫よ・・・」
「そうよ・・・此処にいる人達はみないい人達で、美姫ちゃんをいじめるような人はいないから・・・」
「だから・・・その・・・あの人達に美姫ちゃんが見えるようにしてくれないか?」

突然変異
悪霊や、妖怪の影響を魂が受け、何らかの変化が肉体に起こり、巨大化したり、霊能力を持ったりする生き物達

コク

シュン

「・・・やっぱり・・」
「・・・・・・・・・」←西条・・・ショックを受けて固まる
「うわ〜可愛い〜」
「せ、拙者よりプリチー度は下がるでござるが・・・な、なかなか可愛いでござるな・・・」
「なに張り合ってんのよ馬鹿犬・・・あんたの100倍ぐらい可愛いじゃない。」

じゃあもし、成長期の子供が、悪霊や妖怪の影響を受けたら・・・

(銀色の髪・・・黒い羽・・・・でも妖怪って感じはしない・・・・)
(くそ!!せっかく先生や令子君に関わらない様動いていたのに!!)

美神達の前に現れた、美しき銀髪と黒き翼を持つ少女・・・美姫は・・

(やっぱり・・・人間の突然変異ね・・・・)

「あうううう・・・」

恥ずかしいのか怖いのか・・・横島の後ろに隠れ、ちょこんっと顔だけ出して美神達を見ていた


「「「「可愛いーーーー!!!」」」」←ルシオラ、アリス、魔鈴、おキヌ

ハイ・・・ストラーーーーーーーーイク!!

なにやらその仕草は乙女達のストライクゾーンど真ん中だったらしく・・・

「あう・・・」
「ああ・・・大丈夫、大丈夫・・・」

ナデナデ・・・

「うぐう・・・」

怖がってる?美姫を撫でる横島
撫でられてるその美姫の顔は、えらく気持ちよさそうで・・・

「「「「はう〜〜〜♪」」」」

ああ・・・乙女達・・・故障?

「お・・・おキヌちゃん?」
「アリス・・・ルシオラ・・・魔鈴さんまで・・・」
「い、いつものおキヌ殿じゃないでござる・・・」
「そう?いつも女性週刊誌見ては「かわいーー!!」とか言ってたけど?」
「な、なんの週刊誌でござるか?」
「さあ?なんかゴスロリの服を着た少女が載ってたけど・・・」
「って見たのタマモちゃん!!??」

タマモの言葉に帰ってきたおキヌちゃん
残りの3人は・・・

「あ〜やっぱり可愛い〜♪」
「あ、あ、あ、いいな・・次私も・・・・」
「ちょ、蛍!あなたさっき公園で・・・」
「あれはあれ♪コレはコレ♪」
「はうううう・・・・」

美姫に引っ付いていた。

「あの〜美姫ちゃんもお腹すいてるだろうし・・・ご飯にしたいんですけど・・・・」

「は!?そうでした!!」
「それじゃ行きましょうね〜美姫ちゃん♪」

ルシオラが美姫を抱っこして、(レストランの方に用意済み)レストランに連れて行こうとする

「あ、ちょ・・私が・・・」
「べーー♪」

ムカ

「あうう・・・み、美姫一人で歩けます・・・・」
「え〜・・・もうちょっと抱っこしときたいんでけど・・・・だめ?」
「あ、はうう・・・わ、わかりました・・・・」


・・・とりあえず場面はレストラン魔鈴へ・・・

「タマモちゃん・・・勝手に読んだわね?」
「あ、あ、あ、それは・・・・その・・・」

ジーーーーーーーー

「ごめんなさい・・・」
「・・・・今度私の作った服を着てね♪」
「ハイ・・・」

(お、おキヌちゃん!?)
(く、黒い・・・・・)
(よ、読まなくてよかったでござる・・・)


レストラン魔鈴  
ちなみに閉店済み・・・。

皆と食事

別に美神達は食事しに来たわけじゃないのだが、このまま夕飯を食べていくことになり、皆で食事することになった

食事中

「もぐもぐ・・・ごっくん・・・そういえば美姫ちゃん?」
「・・・はい?」
「公園で・・・俺達になんか用があったんじゃないの?」

公園で話しかけてきたのは美姫の方からだった。が、ルシオラの暴走?により、話しかけてきた理由を聞けなかった

「あ・・・・」

どうやら美姫も忘れていたらしい・・・

「・・・なんか頼みたいことや聞きたい事があんならするし、答えるけど?」

横島の言葉を聴いていたアリスとルシオラの食事の手が止まり・・・

「・・・私達に出来ることなら何でもしますよ?」
「それにヨコシマなら多少無理なことでもきいてくれるわ・・・」

と、自分達も力になると言う。

「まあ此処にいる人達は皆いい人達だから・・・(若干気に食わない野郎もいるけど)」
「皆で・・・美姫ちゃんの言葉を聞くから・・・(一人・・・お金かかりそうなのがいるけど)」
「だから・・・心配しないで・・・頼みたい事や聞きたい事があるなら言って・・・ね?♪」

アリスの言葉が出る頃には、皆の食事の手が止まり、皆が皆、美姫を優しい眼差しで見ていた
その皆の目からは「自分も力になる」と言っているようで・・美姫は嬉しくて涙を流した。

「あ・・・ありがとう・・・ございます・・・」

「あの・・・聞きたい事が・・・あったんです・・・」

涙を流しながら言う美姫の言葉を、皆が聞き漏らさないように真剣に聞く・・・・

「笑うには・・・・どうしたらいいですか?」


{あとがき}

やっぱ無理・・・長いから切ります・・・義王です

さて・・ここで美姫ちゃんの今後をどうするか?ですが・・・どうしましょ?

1)横島が引き取る
アパートなんとかせないかんな・・・
2)美神が引き取る
部屋の心配は・・・なさそうだな
3)アリスが引き取る
いちヒロインだし・・・
4)ルシオラが引き取る
これもヒロインだし・・・
5)西条が・・・個人的に嫌

さて・・・どうしましょ?

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