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「心眼は眠らない その26(GS)」

hanlucky (2005-01-15 03:36/2005-01-15 15:14)
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「横島さんも美神さんも私にを大事にしてくれるし、ここで働くのは凄く楽しいわ。
 でも・・・・私、死んじゃってからずいぶん経つな・・・」

高層ビルの屋上にて一人佇むオキヌ。
今日の除霊で悪霊と化した霊の死にたくないという気持ちにいたく同情していた。
自分が霊であるゆえに霊の気持ちは生きている人間より遥かにわかってしまう。
いつも以上に滅んでいく同胞をみて落ち込んでいた。

クックークックー

オキヌのそばで羽を休めている小鳥が囀る。
沖は小鳥達に微笑みかけ子守唄を始める。

「―――この子のかわいさ限りない。―――星の数ほどまだ可愛、
 ねんねやねんねや―――ねんねんころりや・・・」

オキヌの子守唄を聞いていた小鳥達はその歌の心地よさに抱かれ眠り始めていく。


キィィィィイン


「なっなに!?」


オキヌの頭上が輝き始め、その光に包まれる。


あとに残るは数羽の小鳥達であった。


――心眼は眠らない その26――


美神と横島は現在、オキヌと初めて出会った場所、人骨温泉に向かっていた。
深夜に突然、発生した地震の震源地、オキヌの行方不明。
この二つの条件だけでも怪しいというのに、地震によって倒壊が起きた建物は、
決まって神社、仏閣、教会といったもののみであった。
そのため今回の地震は霊障の可能性が高かった。

ちなみに東京では西条がGメンや他のGS連中とこの事態の解明を急いでいた。


「お〜い、ここらへんから歩いていってくれねか?」

人骨温泉ホテルまで自家用車で来た後、ほこらを目指した二人であったが、
美神たちを送ってくれた運転手がここ先の山道ではバスは通れない事を伝える。
それに了承し、バスを降りる二人。

「いや〜久しぶりっすね、ここに来るのも。」

前回来たときは荷物の重さと酸欠でぶっ倒れていた横島も、今回はずいぶん平気の
ようである。

『・・・美神どのちょっとよいか?』
「何、何か見つけたの?」

つい近日までテンションの低かった心眼が何かを察し、美神に声をかける。
とりあえず心眼は横島に霊視を始めさせ、美神と会話を続ける。

『いや、二つほどおかしな気を発している場所を見つけたのでな。一つは
 我らが今、目指しているほこらの方であるが、もう一つは邪悪な気を発して
 いるのでな。時間もあまりないかもしれぬし、様子見をしようと思うのだが?』
「・・・そうね、横島くん。今からその瘴気を発している場所を見てきてちょうだい。」
「げっ!!マジっすか!?あんまり行きたくないんですけど・・・」

勝手に話を進められいつの間にか行く事が決定してしまった横島。
霊視をして見れば確かに特におかしな場所が二箇所あった。
自分達が向かっていた場所からは何処となく神聖な気が、もう一つはその位置から
大分離れた所にあるが、その邪悪な気は隠し切れないようであった。

「文句言わない、オキヌちゃんが関係しているかも知れないのよ。それでもいいの?」
「うっ!・・・わかりました。」

オキヌを引き合いに出され、しぶしぶ了承する横島。
とりあえず美神はそのままほこらに、横島はもう一つの場所に向かう事になった。
これは何かあった時でも横島一人なら文珠がある分、逃げるだけならどうにでも
なるという考えもあるからだ。

「あっ!美神さん、これ持っといてください。」
「文珠を?既に何か文字が刻まれているみたいだけど?これは・・・《心》?」
「俺が《伝》の文珠持ってますから二つあわせて”伝心”っす。これである程度離れて
 いても連絡がとれます。」

心眼は文珠のコントロールを高めるには遠隔制御の修行を行うのが一番だと判断し、
修行の際には常に文珠を手から離れさせて発動をさせていた。その甲斐もあり、
今の横島なら、文珠の一つくらいよっぽど離れていない限り2文字同時制御は
比較的楽にこなせるようになっていた。

とりあえず二人は連絡を取り合う練習をする。
二人とも文珠に意識を傾ける。

(美神さん、聞こえますか?)
(へ〜本当に聞こえるんだ。本当に便利ね、文珠って。)

美神は内心では横島の成長に大きく感心しながら横島と別れほこらに向かう。
予定が多少変わったので余計な荷物はバスに載せておきロープなどといった山での
移動に必要な荷物のみ持ち歩く事にした。

しばらく進んでいく崖に到達し道が無くなってしまう。
しかし自分の霊感を信じて、ロープを使い崖下に軽やかに下りていく。

「中は地震でだいぶ崩れているわね・・・なっ!?アレはオキヌちゃんの遺体!?

目の前には氷漬けにされたオキヌの遺体が放置されていた。
状況から、地下水脈が凍りつき中の遺体を保存していたと推測される。
今までこれが見つからなかった事から昨夜の地震によって姿が現れたと言う事も
わかる。

美神は今回の事件はオキヌに秘密があると考えていると、

「まんず、そこで何さしてる?」

後ろから女性の声が聞こえてくる。

「そういうあんたは何者よ?ここにはめったに人が来ないって・・・」
「ここはわたすの家が管理している場所だぁ。」

女性の容姿はショートの黒髪、目の光からかなり性格は勝気であろう。
もし、ここに横島がいたらお決まりのセリフを吐いてアタックしている所だ。
それにオキヌと全く同じの巫女衣装を着ており、管理しているという事も
事実のように見える。

「よそ者が勝手に入っていい場所でねえだぞ」、ここは神聖な―――」

オキヌの遺体を見て固まる女性、まぁ一般人なら当然の反応であろう。

「きゃーーーーー人殺し!!」
「ちがーーーーう!!」

暴れだす女性、何かドラマで展開されそうなことを口走っているが、美神は
我慢強く誤解を解こうとする。

なんとか誤解も解けて今度は自己紹介を済ます二人。

「わたすは氷室早苗。あの仏さまのことは父っちゃにきけば分かるかもしれねえぞ。」


美神が早苗と一悶着起こしている最中、横島も目的の場所に近づきつつあった。
一歩進むたびに肌がジリジリする。まるで近づくなといわれているみたいに。

「・・・何か、めちゃくちゃ嫌な予感がするんだが?」
『予感ではなく、間違いなくいるな。注意を怠るな!』

横島は辺り一体に広がる瘴気にビビリながら前進していった。
心眼がいるとはいえ、戦えるのは自分ひとり、寂しいようだ。

「!!!」

突然辺りの瘴気が増していく。すぐさま栄光の手とサイキックソーサーを出し
集中する横島。


ボコッボコッボコボコ


地面から巨大な虫が数体現れる。
その異形はさそり人間と言ったところか。

「なっなんだ、なんだ!?」
『落ち着け、大したことはない。唯のザコだ、それよりもでて来るぞ!!』

心眼は巨大な虫たちをザコ扱いする。その言葉で多少は言葉を落ち着かせる横島。
しかし心眼の言葉どおり霊圧の高い存在が地面から出てくる。

「何のつもりか知らぬが、これ以上先に進ませるわけにはいかんぞえ・・・」

虫達の親玉らしきものが現れる。姿はザコ扱いされた虫を女性にするとっといった
感じである。流石の横島の女レーダーもこれには反応しなかった。

「誰だ、お前!!」
「わしか?そなた達はわしを死津喪比女と呼んでおるそうじゃが?わしが狙いで
 来たわけではないのかえ?」

横島からすれば死津喪比女が何のことを言っているのかよくわかっていない。
唯一つ分かったことはコイツは自分のタイプじゃないってことだろう。

『昨夜の地震などはおぬしが原因なのか?』
「さてな?そのようなことどうでもよいじゃろ?それよりも―――」
「うぉっ!?」


ビュゥゥゥゥン


いきなり死津喪比女の腕が凄まじい勢いで横島に迫る。


「―――ちょうどよい餌がきてくれたところじゃ。」


しかし―――


ザンッ


「なにっ!?」

―――その腕を栄光の手で断ち切る。

シロとの訓練は無駄でなかった。シロの修行は同時にそれは横島の剣の技術も
上がっていたのだ。別に型がどうとかいうものではなく、どのような斬り方が
効率がいいか体が覚えていったのだ。そのため今の横島にとってただ一直線の
攻撃など八房を相手にしていた時に比べれば児戯に等しい。

「あっぶね〜。いきなり攻撃しやがって!!怪我したらどうすんじゃ!!」
「・・・生意気な、ではこれでどうかえ?」

ボコボコボコボコ

「おいおいおい!!囲まれちまったぞ!!」
『地霊といったところか・・・あやつの核を仕留めん限りどうしようもないな。』

地霊とは大地に棲む精霊で、その土地の地脈からエネルギーを吸い取って生きている
妖怪の事である。そのため退治するには死津喪比女の核を潰すか、地脈を封じる
死津喪比女と地脈とのパイプを断つといった方法が必要である。

そのため目の前にいる死津喪比女を倒した所で何にもならないということである。

『まぁとりあえず、これをどうにかするのが先決か・・・横島、ワレは何も言わん。
 思うように蹴散らしてやれ!!』

その言葉が合図になったのか、巨大な昆虫どもは一斉に横島に襲い掛かった来る。

「バカ心眼!!敵を挑発してんじゃねーーーー!!」
『なっ!?バカとは失礼な!!』

横島は心眼に文句を言いながらも迎撃体制を整え、

「ふっマンガで覚えたこの技、ついに使うときが来たか!!」

いきなりサイキックソーサーを地面に置き、その上から栄光の手を突き刺す。

迫り来る昆虫、死津喪比女は横島の行動を不思議に思うもその様子を見守っている。


「よしっ今だ!!」


敵を自分にある程度引き付けた瞬間に栄光の手を自分の限界近くまで伸ばす。

その瞬間、横島の体が昆虫を置き去りにして空中に飛び出る。
その高さは周りの木々の高さを余裕で超える。

「なんじゃと!?」

横島が何故サイキックソーサーから栄光の手をさしたかというと、もし地面に直接
突き刺していれば、栄光の手を伸ばした瞬間にそのまま地面にめり込んでいく可能性が
高いからである。そこでサイキックソーサーを間に挟む事によって一点にかかる圧力を
出来る限り減らしたのであった。

「作戦通り!!これで終わりじゃーーーー!!

横島の体が上昇しきったところで文珠を地面に投げつける。


《爆》《炎》


バァァァァン


横島が見渡している先では辺り一面、炎に包まれている。
先ほどまで横島がいた場所に近かった昆虫は一瞬で燃え尽きていった。
そして火は広がり全てを巻き込む。


「くっ・・・覚えておれ・・・・」


死津喪比女は捨てゼリフを残しながら燃え尽きていった。


《雨》


山火事になったら洒落にならないので死津喪比女が消えた瞬間に文珠を使用して、
雨を降らす横島。そのまま栄光の手を縮めていき、地上に降り立つ。

「完璧、これ以上にないくらいの出来だ!!」

目を輝かせ、胸を張り心眼に見たかと言わんばかりにはしゃぐ横島。
心眼もとりあえず今回の戦い方にとりあえず合格をだす。

「雨もしたたる〜いい男とくらあ〜。」
『そんなに気を―――!!!横島、下だ!!』
「へっ?」

雨の中、踊っていた横島に心眼が何かを伝えようとする。

ガシッ

地表から手が伸びてき、それは横島の足首を強引に掴む。

「ぬぉおお!?なっ何やーーーーー!?」

横島の体は逆さまに宙に浮き、その手の持ち主は地中から現れてくる。

「先ほどは痛かったぞ、とてもな。」

先ほど燃やしたはずの死津喪比女が現れる。心眼は横島の成長振りに感心してして、
思わず辺りへの注意を怠ってしまった。だが今はその事を悔やんでいる暇はない。
横島に限っては浮かれていて気付けるわけがない。


ボコッボコッボコボコ

「なっなっな!?」

さらに死津喪比女が増殖していく。気が付けば辺り一面死津喪比女。

「花を一輪と葉虫どもしか使わなかったのは失敗であった。ここまで花を埋め尽くす
 必要はあるまいが。」
「これが花!?なんとおぞましい!!」

絶体絶命のピンチだというのに美神譲りのこういう態度は伊達ではない。

「―――死ぬか?」
『横島!!』

パァァァン

「ぐっ貴様!!」

死津喪比女の失敗はすぐに両手を封じなかったことであろう。
すぐにサイキック猫騙しを放ち、怯んだ瞬間に栄光の手を駆使して脱出する。

横島が体制を整えたと同時に横島を掴んでいた死津喪比女の視力が回復する。

「この数を相手に万の一つでも勝ち目があるかえ!!」
「気色悪りーヤツと戦いたくねえっての、美人の姉ちゃんなら大歓迎だが。
 という訳で―――さらばじゃ!!」

逃走を開始しようとする横島。死津喪比女は追いかけようとするが、
逃げ足だけなら誰にも負けない男。軽快な動きで差を広げていく。
段々と離されていく死津喪比女は悔しそうな顔を浮かべ吼える。

「300年前にあの小娘の邪魔さえなければ貴様なぞ!!」
「300年前って?・・・まさかオキヌちゃんか!?」
「オキヌ?・・・そういえばそのような名であったかえ。」

今の一言で逃げ回っていた横島が動きを止め、死津喪比女と向き合う。そして―――


「てめえ!!オキヌちゃんに何しやがった!!」


―――突撃開始。


美神は早苗と出会った後、早苗の家である神社に向かった。
そこでは東京等の神社仏閣と違って全く地震の被害を受けていない社が建っていた。

美神は早苗の父から300年前に現れた死津喪比女について説明してもらう。
死津喪比女は当時の高名な道士が人身御供としてオキヌを使って封じられていた。
だが美神が何も知らずにオキヌを地脈から切り離してしまったので死津喪比女が
復活してしまった。

「・・・まぁ私が気に病む必要ないわね。」

少しは責任を感じて欲しい所だ。

とりあえず、事件の概要がわかった美神は横島と連絡を取ろうとして文珠《心》を
取り出して、呼びかけを開始する。

(横島くん、―――聞こえないの?)

美神は何度も横島に連絡を入れようとするが、向こうからの反応は全く無し。
距離が離れすぎているのか、それとも何かあったのか、いつもなら笑って済ませる所
であるが、先ほど死津喪比女の話を聞いてしまった以上そんなに楽観視していられない。
美神が動揺を抑えていると早苗が何か言っているのに気付く。

「聞いてるべ?美神さん。今から、わたすと一緒に裏にある風呂にいかねかと
 言ってんだが?」
「えっ!?あぁそうね、お願いするわ。」


外に出ると、資料漁りに必死になっていたせいかいつの間にか時刻は夜になっていた。
美神は早苗に連れられ裏の方に回るとそこには立派な温泉が沸いていた。

「へぇー家の裏に温泉があるなんていいわね。」

いつまでも考えたところで何かわかるわけでもないので横島の連絡を待つことに
した美神。温泉に入湯する時も忘れずに神通棍を持ってはいる。

「美神さん、さっき何考えていたべ?」
「実はここに来たのは私だけじゃなくてもう一人助手がいたのだけど、二手に分か
 れてから連絡がつかないのよ。」

少しばかり顔に影が入る美神。早苗はそんな美神を見て、何かを閃く。

「もしかして助手って男じゃねえべか?」
「えっ!よくわかったわね、横島っていう馬鹿でスケベなヤツだけどね・・・」

早苗はニヤリという擬音が似合うような顔をして爆弾発言する。

「美神さん、その横島って人の事を話している時、まるで恋人の事話している
 みたいだべ?」
「なななななっ何言っているのよ!!!なんで私があんなバカと恋人になっているのよ!だいたいね、アイツは(略)」

早苗の言葉に過剰反応し、顔をこれ以上にないくらい真っ赤にさせマシンガントークを
開始する美神。早苗も思った以上の美神の反応に驚く。

「はぁ、はぁ、こんな事言っている場合じゃないわね。明日からは徹底的に調べなきゃ
 いけないことだらけだし。」
「そっそうだべ。したらその間、家に泊まるといいべ!」

お互い、なんとか話をそらそうと努力する。

落ち着いた後、美神は今回の事件は西条たちにも連絡を取った方がいいと判断していた。

「!!」
「どうしたの?」

早苗は向こうの方で何かが動いたのを美神に伝える。美神がそちらの方向を
見つめた瞬間。


ボコボコボコッボコッ


先ほど横島と戦っていたはずの葉虫達が姿を現す。
もちろん美神たちは初めて見る異形の存在に気を引き締める。
最後はもちろん死津喪比女も登場してくる。

「匂うな、あの巫女と同じにおいがする。300年間わしを封じたあの小娘のな!!」
「こいつがまさか死津喪比女!!」

美神はタオルで最低限の部分を覆い神通棍を構える。横島がいたら流血モノの姿で
あろう。あの微妙なチラリズムが男心を誘う。

「GS美神令子よ!!オキヌちゃんに用がある様だけど、あいにく今取り込み中な
 のよね。諦めて帰ってくれないかしら。」

死津喪比女は美神の言葉を無視してオキヌに合わせろの一点張りである。

そして―――


ビュゥゥゥゥゥン


「早い!!」

横島の時と全く同じで腕が美神の首を掴もうと高速で迫ってくる。

だが横島と違う所はいきなりの攻撃に対応できず、首を掴まれ死津喪比女の所まで
引っ張られてしまった。

「ふっ、昼に会った男と違ってそなたは大したことないのう。」
「まさか、横島くん!!・・・って大したことないですって!!

死津喪比女は美神の問いに答えようとせず、美神を使ってオキヌを呼び出そうとする。
ちなみに美神はバカにされたのがよっぽど頭にきたようだ。

「横島クンが、戦闘力なら私を超えている事ぐらいいい加減認めているわよ!!
 だからって・・・アンタにどうこう言われる覚えはないわ!!」


ドカァァァン


精霊石を三発同時に爆発させる美神。
死津喪比女は至近距離で受けてしまい、体の半分が吹き飛んでしまった。


「きゃあああああ!!」
「早苗ちゃん!!」


美神の後ろでは早苗が葉虫どもに襲われかけていた。
すかさず神通棍を鞭状にして一撃で滅ぼす美神。

「くっ流石に昼間の戦いで消耗しすぎたかえ。」
「あんた、横島くんをどうしたのよ!?」

死津喪比女はその質問を待ってましたと言わんばかりで歪んだ笑みを浮かべる。

「わしの花を半分以上つまれてしもうたが―――


 ―――わしがここにいる以上答えは一つぞ、―――


 ―――アレでは生きておるまい。」


死津喪比女からは横島の死が連想された。


――心眼は眠らない その26・完――


あとがき

早苗の方言が難しいですね〜。
関西出身の自分は関西弁は楽なんすけど。

それでは死津喪比女編突入!!

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