*この話は13話・裏の続きです。まずは、そちらをお読みください。
「こ、この部屋におキヌちゃんが・・。」
横島は緊張し、おキヌの部屋の前に立っていた。――――話の流れからしておキヌちゃんも・・・・、いや、まさか、おキヌちゃんが、いや、でも・・・・・・――――ってな具合に横島の頭の中は混乱状態である。そして、覚悟を決めてドアをノックする。
「おキヌちゃん、俺、横島だけど。」
「はい・・・・・・、鍵はあいてますから入っきてください。」
「あ、うん。」
言われた通り部屋に入る。すると、部屋は真っ暗だった。
「あれ?真っ暗だよ。電気つけていい?」
「だ、駄目です!!点けないでくださいください!!」
それに気づき電気を点けていいか聞いた横島に対し、過剰なまでに反応するおキヌ。その勢いにおどろきつつ、横島は言われたとおりにする。
「わ、わかった。それでおキヌちゃんはどこにいるの?」
ドアを開けたところにはおキヌの姿は見えない、どこにいるのかと尋ねると奥に入ってきてくださいという答えが返ってきた。そして、奥にす、進んだその先で・・・・・・
「お、おキヌちゃん!?」
一糸纏わぬ姿のおキヌが立っていた。
小ぶりだが形のよい胸。細い体。ふっくらした安産型のヒップ。その美しさに横島は目を捕らわれる。
「そ、その、あんまり見ないで・・・・い、いえ、横島さんなら見られてもかまわないんですけど・・・。」
「あ、ご、ごめん。」
顔を真っ赤に染めていうおキヌ。現在煩悩よりも混乱が先にたっていまいち頭の回らまま頷く横島。
「あ、あの、ここに来たって事は美神さんの所へも行ったんですよね?」
「あ、うん。」
美神との情事を思い出し、なんとなく気まずくなる横島。そして、おキヌは真剣な目つきになって言う。
「それで、美神さんは横島さんに告白したんですか?」
「あ、ああ、その、信じられんけど好きだって言われた。」
その答えを聞いてちょっと複雑だというような表情になるおキヌ。そしてすぐにまた、真剣な表情になって言った。
「なら、私もはっきりと言います。私は横島さんが好きです!!大好きです!!」
半ば以上予測していたとはいえ、その真っ直ぐな告白に頭の中が一瞬真っ白になってしまう横島。しかし、次の言葉に正気にもどらされ、先ほど以上の気まずさを感じさせられる。
「それで、その、美神さんは横島さんの煩悩を満たすために・・・・。」
「うっ、いや、それは・・・・。あ、でも、本番までは・・・・・・。てええええ、何いっとるんだおれはー!!!!」
だが、それに対しておキヌは何故かほっとした様子だった。そして爆弾発言を投下する。
「やっぱりそうなんですね。それで、その、もし、嫌じゃなかったら私にもエッチな事してください・・・。」
――――――横島の思考が停止した。
停止中
停止中
停止中
――――――再起動
「な、なんですとー!!!!」
まさか、おキヌから、こんな言葉が聞けるとは、いや、美神からの時も喜びやインパクトが同じ位でかかったのだが、今までおキヌに対してはなるべく性的に見ないようにしていた為、それ以上のショックを感じる。
「美、美神さんだけそういう事、横島さんとしてるのはやっぱり悔しいですし・・・・・、私、横島さんに絶対死んでほしくないですから・・・・・。最終的に私を選んでくれなくてもいいです。愛してくれませんか?・・・・・・・・あ、でも、その、ほんとに、その赤ちゃんをつくったりする為の行為は美神さんとの約束ですから駄目ですけど・・・・・。」
まだ、少し呆然とする横島の横で呟くおキヌ。そして・・・・・
「私、こういう時、どういう事していいかわからないし、胸とかも小さいですけど・・・・、その、す、吸ったりとかしてもいいですし、他の事でも横島さんが望むことなら受け入れて見せますから。」
と、こんな事を頬を赤く染め、両手の人差し指をくっつけたり離したりしながら、清純派美少女がもじもじというのだ。横島ならずとも男なら耐えられようか?いや、耐えられまい!!
「お、お、お、おキヌちゃーん!!!!!!」
「き、きゃああああ!!!!!!!!」
横島は獣と化した。
「よ、横島さん、その・・・・・・満足していただけましたか?」
「そりゃあ、もちろん!!」
顔を真っ赤に染めていうおキヌに対し、さわやかな笑顔で答える横島。あの後、手と口でおキヌの胸と尻の感触をたっぷり楽しんだ後、腿の上の辺りの部分で”モノ”を挟んで一回すっきりさせてもらったらしい。
「それから、おキヌちゃん、俺、絶対死なないからね。つーか、こんな美女と美少女がまっているというのに死ねるかーーー!!!ああ、しかし、どっちを選べば、できればどっちも、俺のもんにしたいー!!!」
そして、おキヌに対しやさしく語りかけた横島は途中からいつもどおり暴走する。それを見てクスクスと笑うおキヌ。
「ほんとにちゃんと生き抜いてくださいね。その時は私も女の子の一番大切なものあげますから。」
「ぐをおおおおお!!!!!!!!!」
そして、次の日、潜入制圧作戦が実施される。そして、その日が横島にとって人生の大きなターニングポイントの一つとなった。
(後書き)
こんなもんで、どうでしょう?基本がおキヌ派の所為かちょっとおキヌ編の方が力はいってるかな?次回は本編に戻ります。
現在の霊力
横島 人間の計器では測定不能