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▽レス始

「夕焼け・28(GS)」

義王 (2005-01-06 01:30/2005-01-06 01:47)
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「あ、美神さん・・・それに皆・・・・どうしたの黒い服着て?」

横島復活。

「・・・・・・・・・・・・・・」×この場にいる人達。

まあ、さっきまで死んでいた横島がいきなり復活をしたのだ。
皆が皆、何がなにやらで、フリーズ状態に陥っても仕方が無い。
で、この空気が自分のせいだと気付いた横島。

「あ〜・・・その・・・自分でも良く分からないっスけど・・・・生き返りました。」

とりあえず生き返った事を報告。

「「「「横島(クン)(さん)(先生)(ets・・・・)!!!!」」」」

皆が、横島の名を叫び、涙を流しながら横島の元へ・・・・・・行けない・・・。

「あ・・・そういえば文珠で縛られてるんだっけ?」

すっかり忘れていた一同。美智恵の台詞にコケることすら出来ない。

ここで皆で横島に駆け寄り、抱きつくなり、泣くなりすれば感動的だったかも知れないが・・・・。
なにせ、横島の文珠だ。
修行前ですら、月ではメドーサを捕らえることが出来る威力を持っていたのだ。
修行後の横島の文珠からは、美神はおろか、ぺスパ、パピリオですら逃れられない。

「へ?文珠?なんでまた・・・?(なんで自分達を縛ってんだ?)」

横島は自分が死んだ後のことは知らない。

「後で説明するから!!早く解きなさい!!」
「は、ハイ!!」

美神に言われるがままに、文珠の効果を消すために・・・

『解』『除』

の文珠を使う横島。


さて、ここで道真の様子を見てみよう。

実は道真は、

「後で説明するから!!早く解きなさい!!」
「は、ハイ!!」


と言った美神と横島の声で気付いていた・・・が!!

(いかん・・・・こいつが生き返るなんて・・・・)

今の道真に勝算は無い。

いきなり横島を後から不意打ち・・・・・無理。
横島が気付いて逆に殺られるか、気付かなくても一瞬で、他の奴(特に雪之丞やパピリオ、ぺスパ)に殺られるだろう。

人質・・・・・・無理。
まず、横島を人質にするのは当然無理。じゃあ他の奴を・・・・無理。道真と美神達の間には横島がいるのだ。とる前に殺られる。

逃げる・・・・無理。
絶対追いつかれる。逃げ切ってもヒャクメやシロ、タマモといった追尾能力が高い連中がいるのだ。すぐに捕まる。

横島から奪った文珠を使う・・・・無理。
発動する瞬間に殺されるだろう。だいたい横島の霊力で出来た文珠だ。しかも今の横島は自分の霊力を文珠無しで100パーセントコントロール出来る。
横島の文珠で攻撃しても横島につうじるのかどうか・・・。

結論

下手になんかしたら殺される。


道真は気絶したフリを続けるしかなかった・・・。


横島の文珠でやっと動けるようになった美神達。
で、動けるようになって一番最初に横島に飛びついたのは・・・

「横し「せんせーーーーーーい!!!」
「横島「ヨコシマーーーー!!」

シロ&パピリオだった・・・。


ドカ!!

「うげ!?」

ペロペロペロ!!
うわーーーーーーん!!

ダブルタックルで横島を押し倒し、シロは顔を凄い勢いで泣きながら舐め、パピリオは横島の胸の中で思いっきり泣いた。

「拙者は!!拙者は!!・・・う、ううううう・・・」
「うわーーーん!!」

横島が生き返ったのが嬉しい。
涙が流れるぐらいに・・・。
泣き出すぐらいに・・・・・。

「・・・悪いな2人とも・・・・悲しい思いさせて・・・」

そう言って横島は2人の頭を優しく撫でる。
その手の感触が嬉しいのか・・・

「拙者は!!拙者は!!!!うわーーーーーん!!!!」
「う、うわーーーーんヨコシマーーーーー!!」

ペロペロペロ

より大きな声で横島の胸で泣くシロとパピリオであった。


でだ、ここにいるメンバーの女性達の大半は、すぐさま横島の元に駆け寄るなり、抱きつくなりしたかったのだが、人狼の脚力と魔族のスピードに勝てるわけもなく・・・。
しかも横島を押し倒したために抱きつこうにも抱きつけない。
まあ個人個人で横島復活を泣きながら喜んだのだが・・・

ペロペロペロ・・・・
「ぐすん・・・・ヨコシマ・・・・」

泣き止んでもいまだに横島から離れないシロ&パピリオを見て・・・

(いつまでやってるのよ!?)

なんて思ったりして・・・・
でも、ここはいちを感動場面。
お子様の2人を離すのもなんだしと思う少し大人な、美神を含む女性陣。
でも・・・・

ペロペロペロ・・・・
「ヨコシマ・・・・」
ナデナデナデ・・・・

いつまでも続く感動シーン。
横島もいい加減に2人を離せばいいのだが・・・

(悲しい思いさせちまったしな・・・・)

と思い、撫でる手を休めないし、いつもみたいにシロが舐めるのをやめさせない。

(私も・・・・)
(いいな〜)

ぶっちゃげ後がつかえてます。
だが、ここで「後がつっかえてんだから早くどいてよ!」なんて言えるはずもなく・・・・


「後がつっかえてんだから早くどいてよ!」

あ、言った。


「タマモ?」

タマモの目は潤んでいた・・・。

「ヨコシマが死んでから悲しい思いしたのはあんた達だけじゃないのよ!?」
(((タマモ(ちゃん)(さん)ナイス!!)))×抱きつきたい女性陣

心の中で親指たてる女性陣。

「私だって、悲しい思いしたんだから!!」


そう言うタマモの目から涙が流れる・・。

(「達」つけてよ!?「私達」って!!)×抱きつきたい女性陣


「すまなかったでござる・・・」
「ごめん・・・・」

シロ&パピリオもタマモの気持ちはわかる。
名残惜しいが横島から離れ、横島が立ち上がる。

「タマモ・・・・」
「ヨコシマーーーーー!!!!」

立ち上がった横島に泣きながら抱きつくタマモ。
横島の胸の中で泣くタマモの頭を撫でる横島。

「なにが幸せになってくれよ!!あんたがいなきゃ幸せになれるわけないじゃない!!」
「・・・ごめんな・・・タマモ・・・」

泣きながら叫ぶタマモを優しく包む。

「もう・・・死なないで・・・ヨコシマ・・・」
「ああ・・・約束するよ・・・俺は絶対に死なない・・・」


はい、ではまた道真のの様子を見てみましょう♪

今現在、横島&女性陣は道真の事を忘れて感動の再会をしている。

(今がチャンスか!?)

だが・・・

ジャリ♪

倒れている道真を囲むように立っている者達。
横島が復活したのは嬉しいが男に抱きつく趣味がない・・・・・

「さ〜てと・・・あっちは感動のシーンをしてんだ。こいつは俺らで何とかするか・・・」
「そうですね・・・」
「そうですノー」
「まあ、彼女達の邪魔をしたら何されるかわかりませんし・・・」

雪之丞、ピート、タイガー、ジークの四人。それと・・・

「この人が持っていた文珠は私達から奪った物に違いありませんわ。」
「つーとこいつが弓達をさらって、横島さんを殺した奴の黒幕ってことか・・・」

弓、一文字の横島狙いじゃない2人。

ごそごそ・・・

「あ、ありました文珠。」

ピートが道真の懐をあさくり、残りの文珠を回収した。

「さてと・・・これで文珠が使われる心配は無くなりましたね・・・」

(く!?文珠を奪われるとは・・・!!)

まあ、どうせ文珠を使ったところで、道真の運命は変わらないけど・・・

「おい・・・てめー気付いてんだろ?」

ギク!!

「あ、反応しましたわ。」
「ふーんおきてんなら遠慮はいらねえなあ・・・・」

雪之丞が指輪を外し・・・

ドガ!!

道真のわき腹に蹴りを入れた。

「うがああ!?」

苦しみながらふっ飛ぶ道真。

ドカ

「雪之丞サン・・・もうちょっと加減してほしいノー・・」
「悪い悪い・・・」

ふっ飛んだ道真をタイガーがキャッチ。

(こ、こいつなら!!)

道真はタイガーだけでも殺そうとするが・・・

『縛』

一文字が奪い返した文珠を発動。

「がああ!?」

道真は動けない。

「貴様には地獄に行ってもらう・・。だが、その前に、横島君にした事と同じ事を受けてもらうよ・・・」

ジークが冷たい目で淡々と言う。

「貴様は、横島が手を出せない状態にして横島を嬲り殺したそうじゃねえか・・・」

雪之丞の顔が怒りで染まる。

「安心してください・・・・・殺しはしませんから・・・横島さんは殺されましたけど・・・」

ピートから妖気が漏れる。だがその顔は笑っていた・・・。

「まあ、それなりの覚悟をしてくださいノー」

道真を押さえているタイガーの姿が虎に変わる。

「う〜ん・・・叫ばれると彼女達に水を差す事になりますし・・・」

弓が『無』の文珠

「そうだな・・・黙らせるか・・・」

一文字が『言』の文珠
2人で『無』『言』の文珠を発動。

「!!??」

道真は喋れなくなった。

「じゃあ・・・生き地獄・・・見せてやるぜ!!」

はたから見たら集団リンチ。
まあ、自業自得だが・・・・。


「先生・・・・止めなくていいんですか?」

集団リンチをしている雪之丞達を遠巻きに眺めながら西条が美智恵に聞く。

「別にいいでしょ・・・。私も参加してこよっかしら?」
「先生!?」
「冗談よ西条君・・・・本当にするわけないでしょ?」
「は、はあ・・・・」

でっかい冷や汗を垂らす西条。

「止める必要はないわ。っていうか今の彼らを止めれる?」
「・・・無理ですね・・・」


ドカ!! バキ!!ドス!!

雪之丞、ピート、タイガー、ジークが順番に交代しながら道真を殴る。
道真はうめき声すら上げられない。

ポンポン

「ん?おっさんはたしか・・・」

ピートが抑え、タイガーが殴ってる時、雪之丞の肩を叩く男・・・

「横島の親父?」
「君は忠夫の友達の雪之丞くんだったね・・・」

横島の父。横島 大樹登場!!

「あ、ああ・・・」
「いったい何をやっているのだね・・・」
「あん?止めんのか?」
「いや・・違う・・・・・・」


次はタイガーがおさえて、ピートが殴る番だったのだが、大樹が横から割り込んで・・・・

ドスン!!!


ものすごいパンチを道真の腹に入れた。
さすが悪霊を素手で倒す大樹だ。


「私も参加させてもらっていいかね?」
「あ、ああ・・・・」

大樹は横島を殺した黒幕が道真ということは知らない。
が、息子の遺体をさっきまで連れ去ろうとした道真だ。
勘の鋭い大樹は、道真が横島を殺した犯人とつながりがあると容易に感づいた。

今の大樹は、顔は笑っているが、腹の中は煮えくりかえっている。
笑いながら、怒る大樹。

その時の心境を、雪之丞、タイガー、ピート、ジークはこう語る。

「あれは怖かったぜ・・・」
「へたしたら僕が殺されるかと思いました・・・」
「バックに怒りのどす黒い炎が見えたノー」
「怒った姉より怖かったです・・・・」

で、弓&一文字は・・・

「男らしかった・・・・」
「素敵な人ですわ・・・・」

・・・おい。


さて、大樹がリンチに参加している時、横島はというと・・・。

「ヨコシマ・・・・」
ナデナデナデ・・・・

いまだにタマモが独占してたりして・・・・。

タマモも殺生石から復活して、一年たってるかたってないかぐらいだ。
つまりお子様。
シロ&パピリオ同様、ヨコシマから無理やり離すのもなんだ・・・っと思う女性陣。
でも・・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

段々と怒りの炎が・・。
いや、横島が生き返ったのは嬉しい。
そりゃ泣くほど嬉しい。
でもね・・・・・

(いつまでやってんのよ!!)
(タマモちゃんずるい!!!!)

好きな男が他の女と抱き合ってるのだ・・

嫉妬の炎メラメラと・・・
女の嫉妬は鬼より怖い。
いつもなら美神が容赦ないパンチを横島に・・・なんだけど・・・

横島は美神を助けるために死んだ。

で、理由は分からんが生き返った。

自分のために死んだ男を生き返った後、殴る。

さすがに美神でも無理だ。
で、切り込み隊長の美神が動かない。=他の女性も動けない。

あ、ちなみに他の男子(メガネ)達は・・・・

「こうか?」
「お、結構筋がいいじゃねえか!!」

ドカ!!

雪之丞達のリンチに参加しました♪


トントン・・・

「あ・・・」
「ごめんね・・・少し忠夫と話させてくれる?・・・」

いつまでも横島に抱きついていたタマモの肩を叩いたのは・・

「誰?」
「俺のお袋だ・・・」

横島 百合子だった・・。

コク

タマモが離れる。

百合子と向かい合う横島。

「忠夫・・・・・」

バチン!!

百合子が横島の頬を平手打ちで叩く。

「このボケ!!親をどんだけ悲しませたら気が済むんや!!」
「・・・・・・悪いお袋・・・」

百合子の泣きながらの叫びに横島はただ謝るしかできない。

「次に、親より先に死んだらゆるさへんぞ!!」
「・・・・・・・・」

百合子の台詞に、横島は答えることができない。
なにせ横島はGS。
いつ死ぬかわからない仕事をしているのだ。
親より先に死なないなんて約束は・・・・できない。

「わかった・・・・」

それでも約束をする横島。

こんなにも悲しんでくれる人がいるのなら・・・・・・俺は死なない・・・・・
そして・・・・誰も死なせない・・・・・

横島の言葉に安心したのか、百合子は、

「ふう・・・・もういいわ・・・こうして生き返ったんだし・・・」

安心したようなため息をして、大樹の方に向かった。(リンチに参加)


{あとがき}

やべえ・・・・義王です。

ちょっと長くなったんで切ります。
つーか自分がいっぱいいっぱいなんで・・・。

え〜と横島をリンチすんのは少し可哀想かな〜なんて思ったんでリンチ無しです。
その分道真に・・・。

反省

アリスを出さなければ良かった・・・。
いや、最初は面白いかな〜なんて思ったんっす。
でも扱いずらくって・・・。

次回、多分←(注意)最終回!!


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