『世界の終わり、そして決断。~ver.serious~』を読んでいた方が楽しめると思います。
~ver.serious~の雰囲気を壊したくない、かっこいいまま終わらせたいという人は読まない事をお勧めいたします。
そのことで批判は受け入れますが、一応断っておいたことを念頭に置いといて批判してください。
キャラ壊れ捲くってます…って言うか暴走させすぎました……
横島達が最後の決戦に挑む少し前、神と悪魔の最高指導者との会話にまで戻ります。
この話は~ver.serious~とは別の話…最高指導者がもっとお気楽で、横島達がずっと軽かったら場合に起きた出来事です。
「取引、とは?」
「世界を壊さないこと」
「報酬は?」
「日常という名の幸せ…そして、大切な人達を」
「代価は?」
「あんさん達の力」
「何をすればいい?」
「過去に戻り、改変を……」
「…………」
「…帰れ、そんな取引には応じられな―――「まぁま、待ちなさい」
横島、雪之丞、ピートはそれぞれ首を傾げる。いつの間にか重苦しい雰囲気ではなくなっていた。
キーやんが横島を、おいでおいでと手招きする。
すっかり困惑した横島はあっさりとキーやん、さっちゃんに近づいていった。
そうして―――
「協力してくれれば――――――
貴方の望みだった女性の方にモてること…そしてハーレムが出来るように協力いたしましょう」
―――褒美を提示した。
横っちの脳内に煩悩が渦巻く…世界が壊れてから数百年、女性との接触が全くなかったのである。
横っちの煩悩は溜まっていたに違いない、って言うか、あの横島だ。
皆、察しろ。
ついでにちょっと、横島の考えを読み取ってみよう。
――……ふ、ふふふ…ふははははははあははははあははははははははははは!!!!!キタキタキタキタぁぁぁぁ~~!!!!俺の時代が遂に、遂にキタぞぉぉぉ~~~~!!!!苦節ウン百年、女も居ないこの世界を耐えに耐え、さらには居ても相手にされず、ただただキワモノにだけモてると言う不可解かつ激不本意であった状況を遂に、遂にぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~!!!!!――
うっとうしい。
成長(?)したのか、横っちは声には出していない。だが、顔には出していた。
その様子を見て、キーやんとさっちゃんはニヤリと黒く笑う。きっと、彼等の心中は「獲物が掛かったぁ!!」だろう。
でも、まだまだ続く…
――グファファファファ、(過去に)戻った暁にはそのモてると言う能力、そしてハーレムという最高の環境を最大限に活かしてやるぅぞぉぉぉ~~!!具体的には、俺的超美人を世界中から選抜して(神魔人問わず)、全員横一列に正常位に並べて、次から次へと俺の天上天下優雅独尊としたマグナム(どんなシロモンだよ…)をブチこんでやる!!!」
…………(汗)
結局は横島、キーやんを振り切り、サッちゃんを蹴飛ばして、思いっきり口走りやがっております。
せぇ~~っかく、ユッキーとピートを気遣い、ひそひそと内緒話を進めていたのに全てが台無しになっちまいました。
流石のキーやん、あ~んどサッちゃんも大きな汗を掻いている。
顔は「気安くてかつ、超がうん千個以上つきそうな程ヤバ気な約束をしちゃった」をしっかりと表していた。
その通りだ、最高指導者よ。
ってーか、あんたら気安すぎだ…ん?横っちが何かを口走って……
「ああ、我ながら純粋すぎる願いだ!!!ピュア、なんてピュア!!ピュア過ぎるぜ…」
…………(滝汗)
……ま、まあ、つまり何が言いたいかと言うとぉ~、
「わかった、不肖、魔人横島、あんた等の提案に乗ってやる!!」
横っちは逆行を決意してしまったというわけさぁ~。
もちろん、目に炎が焚きつけてあり、また背景にも、ものっそい炎があるのはお約束だ。
「おい、横島!これはどうゆうこった!!」
雪之丞が怒り出す。当然だ、男の友情がハーレムに負けたのだ!!
「この裏切りも―――「まぁま、待ちなさい」
今度はユッキーをキーやんが手招きする。興を削がれたユッキーは気だるげに寄っていく。
「協力してくれれば――――――
あんさんの背を伸ばすことが出来まっせ?」
「わかった、協力しよう」
さっちゃんとユッキーは熱い握手を交わしていた。
ユッキー陥落。それはマッハの域だった。
え、ユッキーの考えも覗いておきたい?
よせよせ、どうせ横島ほど壮大じゃあねぇって。(ドキッパリ)
だから、割愛。え、どーでもよかったって?な~んだ、そうはっきりと言ってくれよ~♪
さて次々。
キラン、とキーやんとさっちゃんの目が光る。もうこれ以上ないくらい、怪しげに。
もちろん視線の先はピート君だ。
「ちょ、待ってくださいよ。それでいいんですか!横島さん、雪之丞!」
「うん、俺はいいや(女にモてる、ハーレム、ハーレム!)」
「俺も一向に構わんぞ(背が伸びる、背が伸びる!)」
ピートはさめざめと泣く。かえーそーに…(←他人事)
ちなみに既に横っちとユッキーは和解。肩組んでラインダンスを興じております。
だが、しかし、最高責任者の前には最大の壁が立ち塞がっていたのです!
GSの良心と言ってもいい(筈の)、真っ白っぽそうなナルシスホモかもしれないピート。
ちなみにその時点でどうかと思うというツッコミは聞こえないぞぉ~!!
理由は何を褒美にすれば、釣れるか…
「う~ん…音痴ですがそれを直すのは…――「別に必要ありません…」――ですよねー」
キーやんは溜息を吐く。
「女でも釣れそうにないしなぁ――「横島さんじゃあるまいし…」――だよなぁー」
いつの間にか横っち。
「強者は?――「いりません」――背――「十分あります」――だめか…」
と、ユッキー。
「う~ん…単刀直入に訊いてまうか」
と、さっちゃん。
いつの間にか円陣を組んで、相談しているところがなんとも彼等らしい。そしてその会議が丸聞こえなのは、これまたお約束だ。
「んで、ピーちゃん(!?)何が欲しい?」
まるで待ってましたと言わんばかりに、嬉々としてキーやんとさっちゃんを手招きするピート。
現金やなぁ。
「お耳を拝借……ぼ………な……し…くだ…」
「「――――――な、何ですって(やてぇ)~~~~~~!!!!?!?!?!?」」
さっちゃんは「ホンマにそれでええんか!」と驚いてたり、キーやんは「奥が深いですねぇ~」と黄昏ていた。
え、何々?それほどまでにショッキングなことだったのだろうか?
かくして、彼等は過去へとすんごいあっさりと回帰していった……
あとがき
永風:…………
相棒:…………
永風&相棒:ごめんなさい、やりすぎました。特に、
横島
永風:九尾さん、レスありがとうございます!!そして、マジごめんなさい!!自分、あんなに真面目な感想を要求しておいて、こんなお下品で壊れたギャグ物をぉぉぉ!!!
相棒:いや、永風が真面目担当だったんで、俺は俺で雰囲気を明るくしようとこういうネタを出したんだが…裏目に出たかな…
永風:九尾>逆行を拒むってのはわりと最近になって出始めましたけど、嬉しい設定です。
ええ、ありがとうございます。私も逆行物は結構好きで読んでいるんですが、こういう設定もありかなぁと思ったので書いてみたんです!
相棒:F○teの衛○士○から、多大な影響を受けているくせに…
永風:うっさいなぁ、いいだろう!好きなんだから。
相棒:しばらく、俺の考えたギャグが二つ、三つ続くと思います。その後で、九尾さんがレスしてくれた、最高指導者が影響をさせた再構成を書くやも知れません……コイツが。
永風:ま、身辺整理がついてかつ、ネタを受信しましたらね。
相棒:でゅわ!
永風:後編(もしかしたら、中編かも…)を待ってて(くれるといい)ね!