「グルルルルル♪♪ ぺろ・・・ぺろ!」
「あなたの舌のうねり、いやらしいわね! うふふ・・・。」
もうふたりは・・・とても仲良しになっていた。 ソッドはとうとう、
自分の存在を認め、愛してくれる「ともだち」に出会うことができたのだ。
彼は彼女を信頼して、気兼ねしなくなっていた。普通に振舞っても受け止めてもらえる・・・
それだけで・・・彼は本当にこのうえない幸せを感じていたのだった・・・。

「もう わたしを食べてしまったらどうかしら? きっとおいしいわよ・・・うふ♪」
「グルル・・・ガウウウッ?」(え・・・い、いいのだ?)
食べてしまったら?という言葉に思わずよろこびを感じてしまった。
それは、食べられてお腹に入れられたとしても 自分のことを恐れない・・・という
彼女の自分への信頼を表していると思ったからだ。

「ね〜〜え?私を食べて・・・? 私は怯えたりはしないわ・・・。
だから信じて・・・? ねっ?」
ソッドはまんざらでもなかった。正直村人たちを飲み込んでいたとき、ある種の
快感を感じていたのは事実だった。それに、今回はお互いの信頼をもって
それを行おうとしている・・・とってもわくわくしていたみたいだ!

「ガウウウ! ・・・くぱああぁぁ・・・っ・・・。かぷ・・・。」
ソッドは 喉の奥で溢れて波打つ唾液をみせつけるように、大きく口を開いて
ゆっくりと少女を頭から咥え、その姿を覆い隠してゆく・・・。
「うあん・・・」
少女は一切抵抗せずに身を任せ、ソッドの中へと消えてゆく・・・

シュルシュル・・・ぎゅぎゅっ・・・。チュウゥゥゥ・・・
少女の体を柔らかい舌でちょっといやらしく縛り上げ・・・
少女を舌と上顎の空間に閉じ込め、唾液を絡ませ・・・味を奪い取っていく。
その動きに・・・もはや遠慮はなかった。怯えない。その言葉を信頼しているからだ。

「うぅん・・・あ・・・あぁん・・・!!」
少女もまた、ちょっといやらしく喘いでみせる。その体はどんどん溢れ出る唾液に濡れていく。
「ガウ・・・ガウウ・・・♪」
自分を信じて食べさせてもらえることが嬉しくて、さらに巻きつける力を強めて
大好きな少女の味を たっぷり感じ取り・・・すこしうるうるする。

「ふふふ・・・うれしそうね、光栄よ・・・どう、おいしいかしら・・・」
少女は姿が見えなくてもソッドが淋しく感じないように・・・巻きついた舌を
柔らかな手つきで優しく・・・優しく愛情もって撫でてあげている。
「こくん・・・。しゅるる もぐもぐ・・・くちゃ・・・にちゃっ・・・」
ソッドは軽くうなずくと、舌の巻きつけを解いて、口内で飴玉のようにたっぷり舐め転がし、
彼女をべちょべちょに唾液まみれにしていく・・・。愛情たっぷりに・・・。
彼女を自分の存在で染める・・・この行為にも、彼は興奮を隠せないようだった。

「そう・・・あなたも私をすきだと 思ってくれてるのね・・・」
ぐでんぐでんに弄ばれながらも、母親のような優しい口調で語りかけ
自分は大丈夫だから心配しないで・・・という意思を表そうとしているようだった。

「ガウウゥッ・・・グルルル・・・。フッ・・・フーッ、はむっ・・・きゅうぅ」
興奮して熱い鼻息を鳴らしながら、ソッドは舐め転がすのをやめると、
少女を舌の真ん中に寝そべらせ、抱きしめるように舌を丸めて包み込んだ。
愛してます・・・という気持ちいっぱいに。感謝の気持ちたっぷりに。
「んふふふ・・・ぎゅぅっ・・・」
少女もまたその気持ちに応え、くるまれた巨大な舌を両手を広げて優しく・・・
なおかつ力いっぱい気持ちをこめて・・・抱擁した。くすぐったいのをこらえてガッチリと。
舌に少女の体温をめいいっぱい感じ・・・ソッドの顔がどんどん真っ赤になっていく。



しばらく・・・口内での熱い抱擁がしばらく続いていた・・・。
口内では・・・にちゃ・・・ぬちゃ・・・と音をたて、少女と巨大な舌が抱き合っている。
もう、あたりは真っ暗になっていた。 開けた空間を照らすまん丸のお月様の光が
ふたりの愛の営みを優しく見つめているようにも見えた・・・。
・・・先に口を開いたのは、少女のほうだった。・・・というより、ソッドが
口を開いてしまうとこの状態が終わってしまうのだがw(だれがうまい事言えとw)

「ありがとう・・・あなたの舌、ちょっといやらしかったけど・・・
とても優しくて・・・温かいわ・・・。」 舌を撫で続け、そう言う。
「ぐ・・・ぐるるっ・・・!きゅうん・・・がう♪」
誰かを愛せたことのないソッドは、愛情表現の加減がよく解らなかった・・・。
だからそういわれてちょっとしょげるも、優しい愛撫を受け気持ちよさそうに鳴く。

「ふふふ、そろそろ お願いできるかしら・・・・? あなたの中に・・・
招待して・・・くださる?」 少女は舌に抱きつくのをやめて
飲み込まれやすいようにまっすぐな姿勢になって 舌に寝そべり、その時を待った。
「ガウゥ! グググ・・・シュルルッ ギュッ・・・ギュッ・・・」
ソッドはうなずくと、首を月に向かって高く伸ばし、再び少女を舌に捕まえて
ちょっともったいぶりつつ、喉の奥の闇へと少女を引きずりこんでゆく。

「あっ・・・あああっ・・・うぁん・・・」
捕まえらあれた少女は・・・足から引きずり込まれてゆき・・・姿が見えなくなっていく。
「ゴオオオオォォォォ・・・・」 ソッドは大きく深呼吸し・・・ついに!

「 ゴ ク ン ッ ! 」
満面の笑みを浮かべ、少女を飲み込んだ。
「がおおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜んんんんっ!!!!」
嬉しくてたまらなくなったソッドは、月にむかって犬のように座って大きく咆哮した。
「んあっ・・・あうぅん・・・喜んで、くれてるのね・・・。」
大きくうねる食堂が優しく少女を包み、体内へと招待していく。
「あんっ! ごろごろっ」
ポテッ・・・というかわいい音を立て、少女はとうとうソッドの胃袋に納まった。

「グルルルルッ・・・♪ハッ・・・ハッ・・・」
ちょっと眠たそうなとろんとした目つきで、大好きな少女が入ったお腹を撫で回す。
ソッドは興奮の絶頂で・・・息も荒らく落ち着きがなかった。うれしくて仕方なかった。
「きゃっ・・・あふぅん・・・ふふふ・・・優しいわね・・・」
少女も満足そうに・・・揉まれる胃袋の中で身を任せている。

ソッドはここであることを思いついた。
・・・トクトク・・・。・・・トクトク・・・。 ・・・胃液だ。
自分の感謝の気持ちを、温かい胃液で浸すことで伝えようとしたのだ。
「・・・きゃっ? こ、これは・・・」 さすがに少女も、一瞬身をすくめた。

ゴポポ・・・・・・ゴポポポポッ・・・・・・。
もちろん、溶かしたくて出してるわけではない。少女を暖めるための
弱酸性の人間程度であればほぼ危険のない 消化性の低い胃液だ。
ソッドは少女の「怖がらない」という言葉を信じて胃液を流し込み続ける。
少女も、ソッドを信じて 胃液にそっと触れてみる。
「わ・・・痛くないわ・・・。あなた・・・器用なのね・・・。」
安全だと把握して、ちゃぷんと温泉のようなぬくもりある胃液に身を浸し、胃壁に寄り添う。

「ガウウ・・・。ガウウンッ・・・。ギュゥッ・・・」
適量の胃液を出し終え、ソッドは胃袋を縮め 少女を外からぎゅっと再び抱きしめる。
眠くなってきたのか そのまま横になり・・・幸せそうにお腹を撫でて目を閉じる・・・。
「うぅん・・・気持ちいいわ・・・ドラゴン・・・さん。
そういえば・・・あなたのこと、なんて呼べばいいのかしら・・・。」

「・・・そ・・・・・・っど。」「ソッド・・・それが、あなたのお名前?」
たどたどしく・・・ちょっと苦労しながら、人語で自分の名前を伝えようとする。
「ぐるる・・・、ぼく・・・ソッド。」
「ソッド・・・私は、・・・・よ。これからよろしくね・・・。」
気持ちよくなった少女は小さな声で自分の名を告げた。ソッドにしか聞こえないくらいで。

「アリガトウ・・・ ・・・・。アイ・・・してる。」
「くす・・・。それはだじゃれ・・・かしら? ふふ、まあいいわ。
私こそ・・・ありがとう・・・大好きよ、ソッド・・・。」
そういったのを最後に二人は眠りに落ちた・・・。


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