大広間に到達した3人

「うわ~天井がとっても高いや、でもそれ以外には何もなさそうだよ?」
「その地図によるとここに財宝があるんだよな?」
「う~ん・・・そのはずです・・・手分けしてこの中を探してみましょう」
『了解』

ライボルトの提案に2人が頷いたその時!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・

「な・・・何!?」
「地震だ!かなり大きいぞ!」
「2人とも伏せて!」

突如として大型の地震が起きたかのような強い揺れがおき、余りの激しさに3人は地面に伏せて耐えるしかなかった・・・・

そんななか、ライボルトがある事に気づいた
「じ・・・地面が競りあがってる?」

そうなのだ、よく見ると、部屋の中央あたりの地面が競りあがってきていたのだ。

「競りあがってるっつ〜か・・・ありゃ、どーみても何かが地面を突き破ろうとしてるだろ・・・(汗)」

ザングースの突っ込みはさておき、3人が問答をしているうちに、急に地面が爆発でもしたような衝撃がはしり、競りあがっていた地面から何かが飛び出した。
そその時の凄まじい衝撃と同時に起こった砂煙に3人は動けないでいた

「げほっ・・・目が痛いよぉ・・・・」
「今は耐えろ!目つぶれ!」
「・・・・・・」

暫くしてからやっと砂煙が晴れてきて、やれやれと3人はゆっくりと立ち上がった

そして・・・何が出てきたんだ?と思い、さっきのところあたりを見て3人は仰天した

「ぐ・・・ぐぐ・・・グラードン!?」


彼らの目の前には、伝説といわれたグラードンが立っていたのだから・・・

あまりの事に3人ともそろって腰を抜かしているとグラードンがおもむろに口を開いた

「ふむ・・・久しぶりの客がきたな・・・作物には飽きておったから丁度良いわ・・・先ずは・・・」

そういうと徐に3人の方を向くと最初に捕まえたのはザングースであった

「ひっ!?は・・・離しやがれ!この化け物!」

掴まれてやっと正気に戻ったのかザングースは必死にもがいて抵抗したがグラードンにとっては蟻がもがいている程度にしかならなかったようだ。
そして、ゆっくりと話し始めた

「お主・・・先ほどこの私を馬鹿にしていただろう・・・・?言葉で言っても理解しそうには見えぬから体罰でお仕置してやろう・・・」

と言うと、口をぐばぁと大きく開けた

「や・・・止めろ!俺が悪かったから・・・ゆ・・・許してくれ!」

口の中にある唾液や牙を見せられ、青ざめた表情で許しを請うていたがグラードンは頑として聞き入れようとしなかった・・・

「ザングースさんを離せ!」
その時、傍線としていたライボルトとガーディがそれぞれ、10万ボルトと火炎放射を放ったが・・・

「ぇ・・・?効いてない?」
「レベルが・・・違いすぎる・・・」

グラードンには全くにと言っていいほど効いておらず。
「うわぁぁぁぁ!」
そのまま、ザングースはグラードンの口の中に放り込まれてしまった


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