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幸せには神が付き物です − 旧・小説投稿所A

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幸せには神が付き物です
− 村との別れを告げて −
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「ふぅ…」

朝からジリジリと照りつける熱い太陽。
寝起きから額に汗が浮かんでくる。
僕は一息入れると家から出て、辺りを見回す。
朝から早過ぎたのか、外に出ているのは僕だけだ。

「さてと…最後の仕事でもやろうか」

そう、今日は僕が神様の下へ捧げられる日。命日…ということになる。
僕は家横の小さな畑に足を踏み入れると、畑の土はパサパサと乾いていた。
毎日の畑作業も今日で終わりになる。だから、今出来ている実を全て収穫していく。
まだ熟していない実だけはポツリと残し、後は全てカゴの中に入れた。
ヒメリの実からベリブの実。様々な実がカゴをいっぱいにした。
収穫を終え、ふともう一度辺りを見回すと、先程とは違い、村人の姿が大勢見れた。
いつもこんな感じだったかな…
なんて今頃思う。自分で自分が不思議に思えた。

「夜までにやることやらなきゃね…」

いつもは普通に流れていた時間も、今日だけは無駄にはできない貴重なものになっていた。
最後だから…かな。
村人と話したり、近くの馴染み深い森に立ち寄ったり、色々なことをやり尽くした。
そして、最後にはあのお母さんの手紙を読み返した。
今でも柔らかな文字が感情を持ち、まるで生きているかのようにあの時の感情を蘇らせる。手紙の端っこにある滲んだ染みも、今もまだ残っていた。

手紙を読み終えた頃には、夕方を迎えていた。
昨日の僕は何故捧げられることに恐怖等を感じなかったのだろう…
今では、カタカタと体が恐怖を訴えていた。

しかし、時間は進み続ける。
どうせなら僕を置き去りにして欲しかった。
でも僕のお母さんは「村のためなら」と言っていた…。
だから、僕も村のためにも自分の体を捧げなくてはならないといけない。

「今までありがとう…」

お母さんが最後が書き綴った言葉を口に出し、僕は朝カゴに詰め入れた木の実を持って外に飛び出した。
辺りは真っ暗な夜色に塗り潰されて、月明かりだけが頼りになった。
せめて、村長にだけでも挨拶はしなきゃ…

「失礼します…」

村長の家の前に立つと、ドアをノックして中に入った。

「カイム…最後に聞く。本当にいいのだな?」

「もう決めたことです。変えはしません」

「そうか…」

短い会話だったが、重いものに感じれた。

「村の外へ出て、真っ直ぐに向かいなさい。石造りの祭壇がある。そこへ行きなさい」

「分かりました。村の復興を願います…」

そう言い、僕は村長の家を後にし、言われた通りに村を出て、真っ直ぐ突き進んだ。
通ったことのない瓦礫の横を、カゴを背負いながら歩き続けた。
すると、村長が言っていたように、石造りの古い祭壇が建っている。
祭壇には十字架も建っており、神聖な場所だという事を強く物語る。
そして、その祭壇の奥には暗い大きな洞穴があった。

「神様…どうか私の体と引き換えに、アルガム村に豊かな恵みを願います…」

僕はそう洞穴に向かって言い、恐る恐る祭壇に乗った。

「…っ!?」

その時だった。
僕の体は、ピタリと動かなくなり、祭壇の大きな十字架に貼り付けられた。
背負っていたカゴは、祭壇にぽつんと残されて、僕は金縛りに会った。
もがいてみるが、その動きも無意味に終わった。
そして、目の前にある洞穴を見ると、2つの怪しく光るものがこちらに近づいてきていた…


↑誰コレ書いたの?ww(←テメェだよ
めっさ屑文章。ナニコレw
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最近合作かコラボをやってみたいという密かな願望ww



<2013/03/21 04:46 三日月の真実>
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