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夢見がち日常 − 旧・小説投稿所A
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夢見がち日常
− 出会いとか −
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「なぁ、ラムネ〜。テストの調子どうよ?」

期末テストの2日目、普通より少し長めの通学路を使い、ノロノロと下校中に、友達が聞いてきた。

「今回はいつもと違って、土日に太達行ってないしね!絶好調!」

いつもは、親に3DS没収されるため、衝動的にゲーセンに行ってしまうが、今回は耐えた。

「それに、明日は対策の仕様が無い数学と、ワークやりゃいい技家だけだもん、テスト終わったようなもんじゃん!」

「確かにな〜。んじゃ、ワーク頑張れよ。じゃあな」

「おう!じゃあな〜」

友達がマンションに入ると、必然的に一人になる。
そうなると、すんごいテンションが下がる。

「あー。あんなこと言ったけど、ケアレス多そうだからな〜。多分ダメだ」

根はネガティブだから、下を見てトボトボと歩く。
だからこそ気付けたのだろう。

「ん?なんだコレ」

俺は、蒼く透き通った石を見つけた。
掌サイズのそれは、触ると少し温かかった。

「落ちてるから………良いよな」

周りを見て、誰も取りに来ないことを確認。ポケットの中に入れて、持ち帰った。

その様子を、上から何かが見ていて、嬉しそうに笑ったことなど、わかるはずが無かった。

翌日

「ひゃっほぉぉぉう!」

テストが終わり、友達とゲーセンに行く約束をした俺は、超ハイテンションで家に帰ってきた。

親にそのことを伝えてから、自分の部屋に行く。
扉を勢い良く開け、着替えを始めた。
すると、妙な膨らみがあった。

「?……あれ?」

昨日拾った石をそのままにしていたことを忘れていた。
しかし、昨日とは様子が違う。
力強く光っていた。
その光が一段と強くなり、

パァン!

弾けるような音と共に、目の前に大きな何かが現れた。

蝙蝠の翼を持ち、蒼い鱗に身を包み、伝説に語り継がれる

ドラゴンが現れた。

呆然としている俺をよそに、ドラゴンは勝手に喋りだした。

[おい、人間。喜べ。我がお前の主人になってやる]

ガチャッ…

バタン……

意味が判らずに、とりあえず逃げ出した。
そんな俺の腰に、あの蒼い石がくっついていた。


ほぼ衝動です。
皆さんの日常系を読んでたら、すんごい書きたくなって、
この有り様です。
いまんとこ、実際の出来事が多いです。
<2012/11/30 21:15 ラムネ>
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