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僕の Crazy everyday − 旧・小説投稿所A

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僕の Crazy everyday
− 朝を迎え…た? −
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「Z z z…」
『ぬ…効き目が強すぎたか…』

あれから僕は寝続けて朝になっている。
だが僕は目を開ける気配すらないようで…
そんな寝ている僕を見て、ラースが何やらブツブツと呟いているようだ。

「あぁ…Zzz…止めてくれぇぇ…」
『ね、寝言か…!?やけにはっきりしたいるな…』

…僕はどんな夢を見ていたのだろうか…?
実際、現実世界の方でも僕の寝言はっきりしているらしいのだが、自分では分かる訳がない。
…と、まぁ…僕は爆睡しているのだ。

『仕方ない…このまま持っていくか…』
「ムニャムニャ…Z z z…♪」
『次からあの薬品は人間に対しては微量以下だな…』

そんなことを言いつつ、ラースは尻尾を器用に使って自分の背中の上に僕を乗っけると、一瞬何かボソッっと言葉を口に出す、すると僕の体はラースの背中に固定されたかのようにくっついた。

『ん…これで落ちはしないな…行くとするか』

ラースが体をユサユサと揺すっても僕の体はラースの背中からずれることはなかった。
これも心を読まれた時と同じようなものなのか…?

『合流地点は…あの場所だったな』

”ガサッ”と、音を立ててラースが空に跳ぶと、そのまま空中を滑空している。
このまま運ばれる…とか思ってたのだが…

「ん、んぅ…ぬっ!?」
『なっ!?今起きるのかっ!?』
「ここどこだよぉぉぉぉ!!?てか高ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
『うるさいっ!!今は黙ってろ!!』
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ…っ!!!」

そう、ラースの滑空中に僕は目を覚ましたのだ。
滑空中ということはつまり<高所>
僕は<高所恐怖症>っていうまぁ、高い所が苦手な人間なんだ…。
目を覚ました場所の運がないようだな…はぁ…怖ぇよぉ…
そんなこんなで、僕は絶叫しながら運ばれた訳だ。






『ったく…うるさいのが嫌いと言った筈なのだが…んん?』
「本当にすみません…。本当にすみません…!」

今さっき、合流地点の地面に下ろされたのだが、滑空中、僕が大声で叫んだことでラースがご立腹のようで…
下ろされた瞬間から説教タイムが始まった。
あ、でも相手の目が光ってないってことは…怒ってない?…訳ないか…。

『あと、53回。全力で謝れ』
『すみませんっ!本当にすみませんっ!!』

ここからは長かったからちょっと以下省略させてもらうよ…
125回、全力で謝るっていう地味に辛い罰を食らってたとこを見せたくないからね…

『ほれ、最後の1回。謝れ』
「本っ当にすみませんでしたぁぁぁぁっ!!!」
『…よろしい』

なんだったんだろうか…この苦痛の謝りは…
土下座するだけで[屈辱]と[疲労]を感じれた。
とりあえず、終わって良かった…
ラースの顔を見る限り、ニヤニヤと僕のことを見て嘲笑うくらいだからもう大丈夫であろう。

『今後やるなよ?やったら体の部位を1つずつ剥いでもいいんだぞ?』
「は、はい…」

エグイエグイ…だけど本当にやりそうで怖い…。
ラースに対しての大声。これから死を意味することになりそうだ。
気をつけていかなきゃ…

『そうもこうもしている内に、シブレ達が来るな』
「そうみたいだね…」

ラースとのやり取りが終わると、上空に2つの火竜らしき影が写って見えていた。


ラースって[憤怒]って意味なのだよ。
だから怒ると怖いのだよ。
皆もラースと話す時は大声で話しちゃダm…
『何か言ったか?』
…い、いやなにも…;
『残念だが心を読んだら分かってしまうのだが…そこんとこどうなんだ?』
あ、いや、それはその…
『もう1回説教が必要だな』
い、嫌だぁぁぁぁ!!
<2013/01/04 22:10 三日月の真実>
消しゴム
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