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僕の Crazy everyday − 旧・小説投稿所A

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僕の Crazy everyday
− 迅竜 −
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あーあ…
かれこれ消化されてから何時間経ったんだろ…?
早く朝になってレイアに蘇生してもらいたいな…
てか、スパークが消化するちょっと前ぐらいに言ってた[チェリグ]…はて?誰だろうか…
と、言えるかもしれないが大体の予想はついた。

『そ…ろ…きたら…うな…だ…

出たよ、前にもあったパターン。
えーっと、この前はシブレにバインドボイスで起こされました…と。
んー…でも、なんか今まで聞いてことのない鋭い声…
あーややこしくなる…頭の容量メモリがオーバーしそうだ…。

『無理矢理…起こす…は良い………

ちょっ、待って…今{無理矢理}聞こえたよ?
止めて止めて…!あの時みたいな思いはしたくない!
…そっか。
生きてるのならこっちも試しに起きてみようとするかな…。



せーの…!

「よいしょ〜っ!!」
『む、起きたか…』

ほらやっぱり自分で起きr…

「だぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
『なんだ?うるさいのは嫌いなのだが』
「あ、すみ、すみません…」
『分かればいい…以後気をつけてくれ』
「は、はぃ…」

ナ、ナルガ…
ナルガクルガが自分の前に居る…
なんだ?この世界では何でもアリか?
それと、辺りがまだ暗い。朝になるより早く復活できたようだ。

『体…』
「体?何?僕になんか付いてる…?」
『いや、蘇生した後の体の調子具合はどうか?』
「別に…何もない。いつもと同じ自分の体だけど…」
『そうか。ならいい』

ま、待って。状況を整理しよう…
1.僕はスパークに食べられて消化された。
2.蘇生されて目が覚めたら目の前にナルガクルガが居た。
3.なんか食べられた場所と違う。
こんな感じだろうか…?
とりあえず僕は3の場所が違うところに不安を抱く。
食べられた場所と違うとこで復活するのはちょっと怖い感じがするからね…

『お前…スパークに喰われていただろう?』
「そ、その通りですが…」
『…』
「(あれ、何も喋らなくなっちゃった…なんか気に触れちゃったのかな…)」
『今、私が喋らないことに自分がなにかしたのかとか思ってただろう?』
「な、何故分かるんですか…」

怖ぇ…思ってたことを読まれたみたいにそっくりそのまんまのこと言われた…。
でも、スパークを知ってるってことは安心しても大丈夫…かな?

『ふむ…少し勘違いしているようなら説明せねばな』
「何をですか?」
『魔力について少し話させて貰うが良いか?』
「ま、魔力…?(ゲームでしか聞いてないって…)」
『確かにお前の知っているゲームとやらのようなものかもしれんな…』

ぐっ…また読まれたよ…
ナルガの前で何か変なこと思うのは危険かな…

『話す前に言っておく。私は{ラース}お前の知っている筈の迅竜という種族の仲間と言えば分かるよな?あと、お前の名前は言わなくていい。こっそりお前頭から抜き出しておいた』

あ、頭から抜き出す!?
あわわわっ自分の名前はぁぁぁぁって覚えているな。
てっきり抜き出すなんて言うもんだから僕の方に記憶は残らないのかと思っていた…良かったぁ〜
んでも、なにかこのナルガクルガ…ラースは変わったとこがあるような…
…あ、分かった。

「ラ、ラース…って…」
『なんだ…?』
「な、なんで左目青いの…?」

普通、ナルガクルガの目はどちらも赤い。
だが、ラースの左目だけが青く澄んだ色をしている…。
そこが僕は気になっている。

『これ…か…。魔力の話と共にさせて貰うな…』
「う、うん…」

僕は深く頷いてその場の座った。
ラースの表情ははっきり言って良く分からない。
だけど、なにかその裏に隠していそうな不思議な雰囲気を漂わせているような気がした。

『魔力、というのはだな…生き物に秘められし目に見えぬ力のことを示す。これは、手に入れたい者が必死に何万年もの月日を費やしても授かることができぬ力。その魔力は希に、生き物が生まれ育つ環境の中で自然に発生させられると言われている。…ここまでは良いか?』
「えーっと…」
『確かに、いきなり出会った者に長々と話をするのは悪いな。また今度にしよう…』

うん…色々と言われても全く分からなかった…ゴメンよ…
また…また今度にでもお願いします…

『今日の早朝。シブレの元へ行くが…お前もついてこい…』
「や、やっぱりシブレの知り合い…とかそんな感じ?」
『そうだ。昼には来たくないのでな…』
「昼に来たくない…?なんで?」
『そんな話はここで終了だ。今は寝ろ…あまりこういうのは得意ではないのだが…冷えると体に悪いからな』
「ぬふっ…!//」

いきなり、冷えると体に悪いから…と言って僕に覆い被さってきたラース。
少し体毛に芯があるような固い毛だが、ぬくぬくと暖かみが伝わってきた。

『…すまないが、これだけ試させていただこう…』
「何…ソレ?」
『睡眠薬…と言ったところか…。微量だけ試させていただきたいのだが…』
「睡眠薬!?そ、それって死ぬ可能性とかって…」
『安心しろ。98.7%は体を保っていられる。だから…』
「くっ…もういいっ!!どうぞっ!!」

畜生…こんな実験台みたいなのは嫌だよね…
だけど、蘇生してくれた分だと思えば釣り合うどころか、こちら側の方が軽い気がしてならなかった。
だから…僕はOKした…。

『すまないな…では早速…』
「んぐっ!?」

いきなり口の中に飴…とまではいかない甘い味の丸い物体を押し込まれた。
口の中に押し込む際、ラースは迅速とも言える速さで口に押しつけている。
僕はそれを無理矢理呑み込ませられる。
…と

「ぅうん…」

バタッっと倒れるように目を閉じて眠りに堕ちた。










『効き目はA…か』



うおおおぉっ、この小説で初めて2214文字とかいう記録出したっ!!

ラース…ラース…ラース…どんなキャラなのかはまた後程…
とか言わずにしっかりと行きましょう。
<2013/01/02 23:17 三日月の真実>
消しゴム
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