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ポケモン探偵 − 旧・小説投稿所A

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ポケモン探偵

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「あたし達が消える!?」

「えええ!?そんなんあったっけ!?」

「あった。なんだ、一番大事なことを忘れていたのか?わたし達はその覚悟でこのミッションに参加したのだが?」

「い、いまさら言われても・・・」

さすがにこれだけは動揺を隠せない4人。いつも呑気なザグも真剣な顔をしていた。

「じゃあ、ぼくは?ぼくは別に消えないんでしょ?」

「ええ。リュイさんはそれほど深く関わっていないので・・・。」

「ずーるーいーずーるーいー」

ミナからぶーぶー言われ、落ち込んでしまった。

「はぁ・・・」

「とにかく、ここまで来たら歴史を変えて消えるっきゃねえ。お前ら、その覚悟はできてるな!?」

「あたしは別にいいよ!お兄ちゃんがいるし!」

「・・・・・・」

「わたしはもちろんそのつもり!」

「同じく」

「よっしゃあ!!そのバカ共とっちめて思い知らせてやろうぜ!」

「「おおーーー!!」」









「まず、残り2つの宝石のうち、敵のグループが次に狙っているのは、ヤマブキシティにある美術館の宝石です。セキュリティがかなり高度で、まず閉館後は警備員3人の見回り。ガラスに触れただけで警報がなり、もし持ち出せても、宝石の下のプレートは重さが測れ、極微量の違いでも感知します。」

「ほえええ。すんごい装置だね。」

「そりゃあ2つのグループが宝石を次々盗みだしてるんだから、警備も固くなるでしょうねー。」

「いえ、3つになりました。」

「え!?」

「つい最近、あなた方が過去に逃げている間に、同じように宝石を狙う怪盗が現れたんです」

「何ぃ・・・!?」

「その名前はっ、『怪盗シャード』!!!」

「作者がチャットで使ってるキャラじゃねーか!!」

「ちくしょーっ!あいつのせいでぼく達の出番が無くなって、今度は出番どころか宝石まで盗る気かっ!!」

「とにかく、メタ発言してないでどう盗むか考えましょうよ!」

「ああ?そんなん簡単じゃねーか」

どうやらザグは既に方法を思い付いていたようだ。

「ええ!?早っ。どうする気?」

「どうせ、他の宝石とかもガラス触ったら警報鳴るんだろ?だったら一番遠いとこのガラス触って目眩まししろ。バカ共にはちょうどいい目眩ましだ。そんで目的の物盗って、似たようなガラスの物とすり替えてそれでおしまい。これでいいだろ?」

「おお・・・。」

「こっそりムスカ入っとるw」

「で、どうやって侵入するんだ?」

「昼間の内から、誰か・・・2人くらい入ってどっかに隠れておけ。」

「そこはどうでもいいのね・・・」









「へー、ここがその美術館ね。」

「結構でかいな」

盗みには、ミナとアリルが行くことになった。以前捕らわれた時チームワークが良く、しかも隠れやすいからだ。

「じゃあ、さっさと隠れ場所見つけて隙を見て隠れましょ」

「その前に、まず館内をぐるっと2周くらいしてからにしようか。」

「じゃあついでに、芸術鑑賞といきましょ!」





芸術鑑賞中☆

「すごいな・・・モナリザとかあるぞ」

「うーん。何回見てもモナリザは、まさに傑作DA☆Y」

「急にどうした!?」


「見てみて!これピンク色でかわいい!」

「静かに!君は美術館の中にいるんだぞ!」

「あ、そだった・・・」








夜中・・・

「ミナ、わたしが遠くで警報を鳴らす。その隙に、宝石をすり替えてこの物置部屋に隠れておけ。わたしも後でくる。」

「わかった。」

「絶対寝るなよ?」

そういって、アリルは出ていった。



ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ

(アリルがうまくやったみたいね・・・!今の内にっ・・・)

「ストップ、お嬢さん。」

ミナの後ろから、何者かが声を掛ける。恐る恐る後ろを向くと・・・。

「!! あ、あんたは!?」

「そう。漆黒に紛れ獲物を盗む。人呼んで・・・怪盗シャ」

「うっさい、黙れ」

ズグシュッ。(目潰し)

「目が!目がああああああああ!」

「ったく。この厨ニ病。」







次の日の朝・・・。

「・・・お兄ちゃん達大丈夫かなー。」

「まあ、あの2人なら大丈夫だろ。特にミナとか、平気で目潰しとかしそうだしな。」

「ええ?ミナちゃんが?ししょー、いくらなんでもするわけないじゃん」

※しました。

「おーい、みんなー」

「おっ。帰ってきたか」

「あの顔だと成功だねっ。」


1679文字。久々に長いな・・・。

例えどんな困難が合っても、この小説だけは終わらせたいっ・・・!ラストシーンまでっ、絶対に・・・!
<2013/01/24 23:22 ウインド>
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