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君と見た空 − 旧・小説投稿所A

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君と見た空

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スッ…ドシィィィン…!!!

満足気に笑うカイオーガを乗せて、ギラティナは森の中心部へ
と降り立った。円のように衝撃波が広がり、近くの小ポケモン達
は一目散に走り去っていく。


「別に食べたりなんかしないのに・・ねぇギラティナ?」

「仕方ないだろう。彼らにすれば私たちは敵ではないが、友でも無いのだからな。」

カイオーガはむすっとした表情で、近くの巨大な切り株にもたれる。
暇そうに手遊びを繰り返しながら、ふと上を見上げた。


ゴロゴロ…‥

「ね、ねぇ・・何だか天気悪くない?」

「・・おかしい。さっきまで快晴だったはずだが・・」

雷雲に青空が埋もれていく様子に、ギラティナも怪しげに空を
睨む。そしてハッとしたように目を見開き、蚊の鳴くような声で呟いた。


「まさかあいつが・・・くそっ!」

「え、うわぁぁっ!!」

ギラティナは狂乱気味にカイオーガに飛びかかり、強烈なタックル
をかました。不意をつかれた事もあって、カイオーガは遠く弾き飛ばされる。

次の瞬間…黒雲に覆われた空から、眩い稲妻が落とされた。
辺りは雷の力で明るく輝き、さっきまでカイオーガが座ってい
た切り株があった所に、黒焦げの穴が開いていた。


「う、うわぁ・・ありがと・・」

「構わん…」

苦手とする雷の破壊力に震え、カイオーガはへなっと地面にヒ
レをつく。しかしギラティナの矢のような警戒の目は、はるか
上空に唸る雷雲に向けられていた。





「なかなか鋭い反射神経であるな・・少しは腕も上げたのではないか?」

「今さらお前に話す事はない・・帰れ。」

少しずつ晴れていく空とは逆に、ギラティナの表情はますます
険悪になっていった。美しい白に輝くそのポケモン・・白馬の
ように優雅に舞い降り、アルセウスはこう言った。


「『お前』と無礼千万ではないか・・貴様を創り出したのは誰だったか、もう忘れたのか?」

「くだらない会話などする気は無い。もし帰らないのならば・・」

牙をむき、神という存在を威嚇するギラティナ。今までで最も
凶悪なその顔に、カイオーガは息を呑んだ。


「こちらも反世界に逃げ込んだ貴様などに話したくはない・・今日はカイオーガに用があるのだよ。」

「私の友に指一本掠めてみろ‥…ただでは済ませない!!」

「フフ…良いセリフを吐くではないか・・その前に貴様が我に触れられるのか?」

成り行きを見守るしかないカイオーガは、ギラティナが挑発に
乗らないことを懸命に祈る。それが届いたのか、彼は微動だに
しなかった。

「まあ争うのが目的では無い・・カイオーガ、少し耳を傾けて頂けるかな?」

「カイオーガ…聞くな!!」

ギラティナが怒号のように止めるのを無視して、アルセウスはゆっくりと口を開いた。


「・・我の住処はここから真上に位置する、ゴッドヤードとい
われる島だ。しかし今は時代の流れというのか・・少し力を得
れば神になろうとする不届き者で溢れているのだ。その数も計
り知れない・・」

怒りしギラティナの前だというのに、アルセウスは瞳を閉じて
語り始める。カイオーガは黙ったままその内容を聞き流そうと
したが、無理やり侵入してくる情報に苦闘していた。








「つまり我の持つ力だけではもう・・いや、既に手遅れだった
かもしれない、天界民を抑えることは出来ないらしいのだ。今
すぐにでも、ゴッドヤードに来て頂きたい。」


淡々と言い述べた後に、アルセウスは静かに付け足した。

「そうそう・・これは命令だ」


<2011/05/15 16:03 ロンギヌス>消しゴム
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