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金のなる木 − 旧・小説投稿所A

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金のなる木

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「あっ…や、め…やめろ…ぉ…」

すっぽりと頭に被せられる口……カイオーガ程大きくはないが、人間を呑み込むには十分過ぎた。

エクサは舌の拘束は解かれたものの、両肩をラティオスにガッシリと押さえつけられ、身動きは依然として難しそうだった。

ハグ…ン…アグ…アグ…

ラティオスは小さな牙で優しく噛みほぐしながら顎を動かし、ゆっくりと喉を膨らませていく…ここでエクサは腰を持ち上げられ、まっ逆さまになってしまった。


「うぁう……た、助け…て…」

ジタバタと脚を暴れさせるものの、重力には逆らえずに落ちていくエクサ…彼の頭は今、食道へと突入していた。

「さて…?」

「ひ…だ、だめだ…だめだって…だm…」

ごくり…♪



抵抗していた脚を一気に引きずり込むと、ラティオスはバクンと口を閉じてしまった
元々そこまで大きくないラティオス。そのためかお腹は人間の形に膨らんでおり、もごもごしたうめき声もある。


「ゲフ……美味しいですね人間って…初めて頂きましたよ。」

「えー?初めてなんて勿体ないなぁー♪」

カイオーガのブーイングも無視し、ラティオスはいつもの二倍のお腹を撫でる。うっとりとした目つきなのは、この楽しさを知ってしまったからだろう…


<2011/05/15 15:39 ロンギヌス>消しゴム
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