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夢幻と無限 − 旧・小説投稿所A
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夢幻と無限

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チチュ……チュチュ…

鳥がさえずるいつもの朝…冬の睡魔は恐ろしいものの、学校という宿敵がいるので寝坊は許されない。

重々しい瞼を開き、俺はベッドから出た。どうやら今日は…目覚ましより早く起きてしまったようだ…現在6:00。

そういえばレムリアはいずこへ…?制服に着替えながら部屋中をぐるりと見回した。
さっきまで俺が寝ていた布団の端っこが…こんもりと膨らんでいる。



………ニヤ。(悪い顔)

俺は上着そっちのけで膨らみへと近づき、ツンツンと軽くつついてみた。全然動く気配は無い。

………ニヤ。(もっと悪い顔)

そーっと布団を剥ぎ取り、未だ眠る小さい姿をあらわにした。

「へへ…寝顔ってのはいいもんだね…」

おっさん以外の寝顔は誰でも大抵可愛いものだが、やはりミニ竜とは勝負にならない。スースーと浅く呼吸する姿にも、手がうずうずしてくる。

「じゃあこれで……ヘヘ…」

上着を身に纏い…俺が出ていった後の部屋には、スーパー強力目覚まし(もらい物)を耳元に置かれたレムリアの姿があった。


〜〜〜〜〜


一階…

無愛想に置かれたトーストをほおばって、俺はすたこらと玄関へ向かった。両親は共働きで朝とても早い…でも今日からは1人の朝とはさよならって事か…

そして玄関のドアを開けると…








ジリリリリリリリリリリリ…!!!

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

「うわー…大成功♪」

見つかれば死刑なので、とっとと学校へと向かう。家が見えなくなるまではダッシュしないとな…

絶叫し続けているムゲン竜を残して、俺は急いでその場を去った。



〜〜〜〜〜

〜学校〜教室〜授業中〜

先生「次は星座位置と太陽について調べるから…屋上に出るように。」

クラス全員、面倒くさそうにゾロゾロと移動し始める。俺は結構こういうの好きだけどな…

ハハ…なんで天体科受けたんだろう…


〜屋上〜

先生「よし。じゃあ全員配布したプリントと教科書33pを…」

「(ん?いま何か空に…気のせいか。)」

大人しく教科書を開く俺。33pには、星座の絵がずらりと記されていた。

カシオペア…オリオン…さそり…今思ったけど、何でドラゴン関係の星座は無いんだろう…あったら人気だと思う。





先生「ここが……であるから……太陽はここで…する…」

「あー…ダりー…」

先生「(ん?な、なんか急に眠気が…)」


<2011/05/15 15:27 ロンギヌス>消しゴム
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