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・・・からの解放 − 旧・小説投稿所A

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・・・からの解放
− 初めての異世界 −
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クロス『・・・げほっげほっ』
目が覚めると、自分は泉の中に居た。急いで水面から顔を出し、息を吸った。
クロス『あれ、ゼロは?』
気がつけば、ゼロの姿が見えない。周りを見渡せども、木、木・・・木しか、無い。
クロス『ゼロ〜、何処に居るんだ?』

暫く歩いたが、ゼロは見つからない。それどころか、周りの景色など変わりやしない。少し、寂しくなってきたな。
ガサッ・・・ガサガサ
クロス『ゼロ?否、大きくは無い。・・・!?』
真後ろから、いきなり矢が飛んできた。だけども、自分は反射神経が凄いらしく、今回も矢を掴み、瞬時に投げ返せた。
?『なっ!?』
矢を射った相手は、余程驚いたのか・・・声を発していた。
クロス『いきなり危ないじゃないか!』
?『すまない。怪しい者と勘違いしてしまって』
相手は茂みから姿を現し、謝ってきた。悪い者ではないらしい。
?『俺の名前は、ボウ。弓矢使いのボウだ』
クロス『宜しく、ボウ。僕の名前はクロス』
自分とボウの仲がすぐに良いものとなったことは、言うまでもない。

クロス『ボウに聞きたいことがあるんだけど、良いかな?』
ボウ『いいぜ』
クロス『ゼロ・・・ゼクロムを、見なかった?』
ボウ『泉で見たぜ。・・・まさか、クロスの知り合い?』
自分は考えることもなく、すぐに頷いた。
ボウ『それなら、急ごう!』

ゼロ『・・・クロス、何処に行っていたんだ?それに、その者は』
クロス『彼はボウ。それよりも、最初の質問は僕が聞きたいけどね』


ボウ『それよりも、驚いたぜ。クロスって、反射神経がいいな』
クロス『こっちも驚いたよ。前方から物音がしたと思ったら、後方から矢が飛んでくるんだもん』
ボウ『!?』
クロス『どうしたの?』
ボウ『俺・・・ずっと、お前の後ろを追ってたんだぜ』

クロス『だとすると・・・』
<2012/08/01 16:25 クロス>
消しゴム
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