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・・・からの解放 − 旧・小説投稿所A

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・・・からの解放
− VSハイドラ −
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ゼロ『あいつはハイドラだ!』
クロス『ハイドラって、四つ首の蛇?』
ボウ『だけど、この世界には居ないはずだ!』
レラ『どこかに、マスターがいるな』
ゼロ『レラ、分かっているな』
レラ『あぁ』
レラは、飛びたった。今の様子だと、戦うよりもマスターを探すためだよね。兎に角、先手必勝とか誰か言っていたし・・・
クロス『フリーズボルト!』
ゼロ『!?』
剣には、今までの電撃とは別種の電撃がたまっていく。少し冷たい。
ハイドラには命中したが少しそれたため浅い。
クロス『・・・ん、ボウ、危ない!』
ボウ『えっ、うわっ!?』
僕の目には、ボウがハイドラに木に叩きつけられるとこが映った。そして
クロス『ぐはっ!?くっ、しま』
ボウの身代わりとして、ハイドラの攻撃を食らってしまった。
体が動かない。身体中の細胞が悲鳴をあげている。
駄目だ!ここで気絶しては。駄目・・・だ。

*****

ボウ『クロス!おい、クロス!』
俺はクロスを何度も揺すったが、クロスに目覚める兆しは無い。俺がこうなることを予想できたというのか?
ボウ『喰らえ!アクアアロー!』
俺は矢を五本同時に射った。すると、水の魔力が矢を覆い、ハイドラの左端の首に命中した。
ボウ『あれ、ゼロは?なっ!?』
ゼロの姿が見えなくなった。しかし、ハイドラの真ん中の二つの首を見ると、ゼロが巻きつかれているのが見えた。
ボウ『ゼロ!』
ゼロ『ボウ・・・すまない。捕まって・・・しまった。体に毒が・・・回って・・・電撃ができない』
ゼロの首と、尾には、ハイドラの頭があり、噛みついていた。
ボウ『クロス、起きろ!クロス!』

*****

クロス『・・・ボウ。大丈夫?』
ボウ『・・・お前は、自分の心配をしろ!他人の心配はあとだ!』
自分は今の一言で、酷く傷ついた。何故なら
ボウ『なっ、しまっ!?』
クロス『ボウ!?』
ボウが宙に浮いている。真下には口を開けたハイドラの首。
バクンッ・・・
クロス『ボウ!』
ボウがハイドラに呑み込まれた。ハイドラの首には大きな一つの膨らみがあり、常にモゴモゴ動いている。ボウが抵抗しているのだろう。対してハイドラは、上を向き、ボウを胴体に送ろうとしていた。
クロス『返せ!僕を初めて理解してくれた、人間を!返せ!』
左利きなので、左手に漆黒の剣を持っていたが、右手には片手剣サイズの純白の剣が握られていた。そして、腰の左側に鞘が一つ。右側に二つとなった。
クロス『ウインディ、ブレイド!』
二つの剣は回転しながら宙を舞い、ハイドラの膨らみの真下に向かった。
クロス『凍えるが良い!』
自分は漆黒の剣と同じサイズの、結晶の剣を持ち、魔力を流した。今では魔力を自由自在に使えるようになっていた。
クロス『カマイタチ!』
結晶の剣から、凍りを纏った風の刃が放たれて、ゼロを捕らえている首二本を切り落とした。それと同時にゼロが力なく倒れた。
クロス『少しの辛抱だよ、お父・・・ゼロ』
なんでこんなときにゼロをお父さんと思うんだ!?自分はさっきよりも、漆黒と純白の剣で切りつけた。幾ら堅いとはいえ、いつかは切れる。
クロス『・・・ん、しまった!?』
気づけなかった。ハイドラの首はあと一本あると分かっていたのに・・・
クロス『負けるか!』
自分はギリギリ脱出し、距離を取った。それにしても、首が二本も落ちてて、グロイかも。
ボトッ・・・
クロス『よし、切れた!』
切れ目から、ボウの手が見えた。自分は考えることなく、それを引っ張り、ボウを助けた。気絶はしていたものの、液体まみれ以外は問題無いようだ。
クロス『ルーラ!』
ボウとゼロの体に触れながら、思い出した呪文を唱えた。少ししか距離は取れなかったものだが、大丈夫だろう。
クロス『レラがマスターをどうにかするまで耐えなくちゃ』
自分はハイドラの下へ再び向かった。


クロス『次回は、僕が呑み込まれて、レラが危機一髪のとこで助けるか』
レラ『上手くやらないと、ハイドラを急いで倒さないと消化されてしまうな』
ゼロ『それは、駄目だ!必ず助けろ!』
レラ『分かってる』
ボウ『身体中ヌルヌルしていて気持ち悪いけど、まだ洗っちゃ駄目なわけ?』
ゼロ『なら、これが終わるまで喰らってm』
クロス『許さないよ、ボウ!僕をさしおいて、ゼロに喰われるなんて』
<2012/08/11 05:23 クロス>
消しゴム
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