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「う……」

あいつの口内のようだが…既に光は閉ざされ


ピチャッグチャア…

不気味な音だけが響き
真っ暗闇で何も見えない 時折ふわっと生暖かい物を感じる


静かだ…


…

……

………

「……うわっ!?」
不意に倒れ込んでしまった突然に足元が傾いたのだ

「……ひっ！」
慌てて“地面”に手をついた……いや、掴まると言った方がいいのか…

間もなく
バシャアアア……

溜まっていた唾液らしきものが流れだし、やっとのことで掴まって耐えていた俺の指は上から来るソレによりするりと抜けてしまい…

ドシャアアアア…！

「うわあああ!!」

がしっ

何やら窪みのような所に手が引っ掛かったが、

シュルッ！
舌のようなものが前方からぶつかり

「うわあああ!!」

ゴックン！
えらく生々しい音を立てて俺は呑み込まれた














※ちょい竜目線

まあ…
お仕置き程度だからな… 一応程々にしておいてやるかな…

だが……？
さっきから妙に静かだな… 眠っているのか……？
……もう呑むか

上を向き傾斜をつけ…
ん？
違和感が…
舌で押しやってみる…
しぶといな…

じゅるん♪
舌で舐め上げてやった
……流石に堪えたようだな

ゴックン！

呑み込んでやった
“うわあああ!!”

……悲鳴が心地良いな


暫く腹の中で反省させてやろう…

……そういえば…スーが何やら話していたな…
自動蘇生……だったか………？
信じがたい話だが…やってみるか…















※目線戻しっ

ドチャ！

胃袋に到達したようだ

ジュッ！

(っ……!?)

足に激痛が走る
見ると皮膚は赤くなりもう皮膚が溶け始め肉が見えている…

「う……」
見るに堪えない状況だった
“壁”に手をつくと
またしても手に激痛が走る(っ……!)

そうしてる間に体の至るところに肉が見えている
何もすることができないまま
胃液が分泌されていくのをただ呆然と見つめながら俺は消化されていった…



あああああああ!!


あという音の連なる一つの
断末魔をあげながらーー

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