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楽しい?辛い?日常 − 旧・小説投稿所A

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楽しい?辛い?日常

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黒「へへ、いいねぇ♪」

王にフェイの報告、そして報酬の希望を伝え、今現在、黒竜は沢山の牛に囲まれていた。

黒「さて、どいつから食ってやろうか?♪」

黒1「アニキ!」

黒2「まるごと牛を」

黒3「・・・食べれない」

黒「あ〜・・・今日だけは丸呑みじゃなくてもいいだろ?炙って少しずつ食べろ」

そう言って黒竜は牛を一匹つまみ上げ、口へと納めていく。

黒1「炙って・・・」

黒2「なら、解体しないと」

黒3「・・・食べにくい」

黒竜子分達は黒竜より小さいため、一度牛を解体することにし、牛をそれぞれ一匹ずつどこかへ連れていった。

黒「ゴクッとこの喉越し感。最高だぜ♪」

牛を何頭か丸呑み下し、徐々にお腹を膨らませる黒竜。

黒「次は・・・炙ってかみ砕く♪」

黒竜は、残っている牛を一カ所に集め、上級火炎魔法で焼き払う。

牛達は悲鳴の様な鳴き声を出しながら、徐々に牛の丸焼きにされていった。

黒「クク、食欲をそそる匂いだ♪」

ジュルッと口から溢れる唾液を拭き取り、まず一匹を掴み、口へ放り込む。

バリッグシャッグシャッ・・・

骨をかみ砕き、肉を噛み締める黒竜の口。牛の丸焼きは跡形も無く、黒竜に消化されるであろう。

黒「ゴクッ・・・ゲ〜ッ!」

長いゲップをし、また膨れたお腹を叩きながら、黒竜は肉を噛み締めた味を満喫していた。
――――――――――
一方横になり寝入ろうとするアマツ・・・

アマツ「・・・イミル・・・レイニル・・・ファーさん・・・」

涙を流しながら、今、失った家族を恋しがるアマツ。いつもなら近くにスーン、もしくはイミル、レイニルが居たが・・・今は一人ぼっち。

アマツ「・・・グスッ・・・」

中々眠れないアマツだった。


<2012/06/01 05:54 たぐとも>消しゴム
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