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ICE AGE − 旧・小説投稿所A

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ICE AGE

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〜〜〜

「……そ、そんな………!!」

「フフ…いい玩具じゃないか。」

ドイルの攻撃をものともせず、氷竜は冷ややかに笑いをこぼす。光弾は見事舌に命中したものの、舌はプスプスと微かに煙をあげるだけだった。

ドイルは急いで次のカードを使おうと手を伸ばす。しかし、氷竜が2回目のチャンスを
くれる事は無かった。重厚な舌はドイルを決して逃がさず、焦った顔を思い切り舐め上げる。

「ぶぅっ……!!は、離せえっ!!」

「若者は良い肉味だな…?さて………」

氷竜は一撃で唾液まみれとなってしまったドイルを、自分の身長より高く持ち上げる。状況が把握できないドイルは、ライバーを使う勇気も出せず、あわあわと口を震わせる事しかできなかった。

「な…なにを………えっ…」

「離してほしいんだろう?安心しろ……んあっ」

小さな体を摘まみあげたまま、広大なブラックホールを開ける氷竜。口内は第2の餌を渇望しており、たっぷり唾液の海を造り上げていた。それだけでは無い。その海に長時間浸かり濡れきった舌肉が、落ちてくる獲物を今か今かと求め、躍るようにグニグニと蠢いている。


「あ……やめ…っ…離さ…ないで…」

ブラブラと揺れる脚の舌に広がる地獄。最もドイルの目を引いたのは、テラテラ輝く舌のうねりだった。落ちてしまえば、恐らく一生…


「い…やめて…くれ………お願いだ…」

「ククク……頂きます。」


ドイルを掴んでいた手は、糸が切れるがの如く、「パッ!」と離される。

一瞬浮いている様にも見えたが、重力とはむごい物で…




「うわわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!いやだああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!」



バクッ………ンギュ…ゴクリ♪


ドイルの叫び声はくぐもっていき、あっという間に聞こえなくなってしまった…


<2011/05/15 15:12 ロンギヌス>消しゴム
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