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魔女達の晩餐 − 旧・小説投稿所A

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魔女達の晩餐

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べろりっ……

銀光の肉厚の舌がベルをじっとりと舐め上げた。

フローラが舐め上げる度に、そこに唾液が塗り残されていく。

天井から溢れる光明に粘着質な唾液が照り返し、生々しく鈍く輝く。

「ひゃぁ……く、くすぐったいっ////」

その度、ベルは身を捩り甘い声を零し出した。

すっかり紅潮し、声はどことなく感じている事を悟らせた。

幼き声は自然とフローラを煽り、堕としていった。

彼女の舌遣いはゆっくり、じっとりから早く、乱暴に豹変する。

「これから喰われると言うのに、随分と喘ぐのだな?」

ベルも数分前までは身を捩り、鳴いていたのだが

今となっては’ハァ、ハァ’とすっかり出来上がり、喘ぎ泣いている。

服も体も唾液でぐったりとなるまでに塗り染められ

フローラの口吻の体毛までを穢していた。

「咬みごたえは他の奴で味わおうか……お前は ’唾液’ にしてやる」

はぐっ……ばくり。

一口で腿まで咥え上げる。

二口目で舌を下半身に巻き付け、咥え直す過程で口内に引き込む。

そうして、口腔に引き込む。

「わぶっ!?」

口腔に引き込まれたベルは真っ先に唾液の洗礼を受ける事となる。

引き込まれた直後に、戒めを解かれ下顎の唾液に足から突っ込む事となった。

ぐちゅぐちゅ……と矮小な動きにまで、汚らしい水音を漏らし

ベルに纏わりつき、体と下顎……

さらには頭と接する舌の裏側にさえ、無数の糸を張り巡らす。



「……お母さんじゃないんだからっ」

溜まる唾液に浸され、妙な生暖かさに温もりを強引に送られながらベルは黒狼の事を
口走る。

最早、ベルの体は唾液だった。

完全に唾液に犯され、少しでも動けば粘液糸を引き

生暖かさ、さえもリアルだ。

と、舌先が唐突にベルを掬い上げた。

下顎に溜まった唾液とともに。

「人間の唾液和えを作ってやる♪」

そんな事を零しながら、舌上でやや多めの唾液に背中だけを浸されているベルを

舐め転がし始める。

唾液がにちゃにちゃと卑猥な振動を起こし、舌によってさらに塗り込まれる。

さらには、分泌される唾液も巻き込んでベルは唾液と絡められていく。

数秒もしないうちに、頭髪も服も絶えず糸を引く程までに絡められ

見るからに唾液。唾液。唾液。

始めからベル唾液だったと言える程に絡められていた。

……人間の唾液和え、完成。

「調理が終わったからな。喰うぞ♪」

フローラが天を仰ぐ。

それに従い、口腔内は傾斜を帯びる。

唾液なベルに摩擦など、とうに存在しない。

ズル、ズルとその場に留まる事などできやしない。

喉に、食道に向かって導かれる様に滑り込んでいく。

そして、ベルの足は問答無用で喉肉に捉えられる。

ぐじゅ……ごぷっ

先に粘液が呑み込まれ、足回りに粘っこい泡を引き立てた。

口先から、僅かな光明が見える。

地下室。捕らえられた子供達……

その中で、ベルは一足先に魔女の胃袋に監禁される事となる。

……ごくん♪



「まずは一匹♪ ご馳走さま♪」





<2012/04/13 22:05 どんぐり×セイル>消しゴム
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