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「ボス！大変ですよ!!」

「お、ついにボクの懸賞金が上がっちゃった!?
　いやぁ、5億からパッタリ上がらなくなっちゃって
　忘れられたのかと不安になってたとこだったよ〜♪
　で、いくらになったの!?」

「とんでもない早とちりですよボｋ…ボス！」

「今 一瞬『ボケ』って…」

「言ってません。
　ルギアさんが大変なことになったんです!!」

「…大変って…？」

いったん深呼吸するフタチマル

「なんていうか……ルギアさんが犬なんです」

「…あ〜らら
　また罹っちゃったか……」

「罹ったって…何に？」

「狂犬病。もともと犬に弱かったから…
　ちょっとでも犬に噛まれたりすると ああなるの」

「いやいやいや、ゾンビじゃないんですから！
　おかしいでしょ！なんで犬にかまれて犬になるんですか！」

「いやぁ、ボクに言われてもねぇ…
　ルギアの体に言ってやらないと…」

「現在 2人食われてます…
　ホントになんとかしないと… 組織壊滅しますよ」

「だいじょぶ、半日で戻るから」

「犬に弱いのかよ、強いのかよ、どっちなんだよ！
　なんで半日で戻るんだよ！なんでこんなに差が激しいんだよ！」

「だからボクに言われても…」

「ハァ…ハァ……　す、すみません…つい……」

「とにかく、みんなを安全なところに避難させようか
　処刑執行部屋がいいね、あそこ広いし扉硬いし」

「………」

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