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表と裏の顔 − 旧・小説投稿所A

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表と裏の顔
− 希望の光? −
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最初はなんとか逃れようと抵抗もしていたが、段々と抵抗する力も無くなっていき
意識が朦朧として、ただボーマンダにされるがままの状態になっていた。

そしてボーマンダは尻尾を自分の口の上に持ち上げてこう言って来た。

ボーマ「それじゃあ そろそろ喰うとするかな。」
ピカ「・・・。」

その言葉はピカチュウに向けて言っているが、意識が朦朧としている為返事は無かった。

ボーマ「おい聞いてるか? お前は俺の糧になるんだぞ!。」

無理に大声で喰うぞという事を言ってピカチュウの反応を見ようとしている。

ピカ「やめろ・・・。 此処から降ろせ・・・。」

何とか喋れたがもはやかすれ声に近い声しか出ておらず
聞こえなかったか、それとも聞こえたが無視をしているかのどちらかだった。

そして口を大きく開いた後、尻尾の締め付けを緩め
口へ落とされそのまま飲み込まれると思った。


だが、舌の上に置かれただけだった。

ボーマ「と思ったが、やっぱりお前の味を楽しみたいからな。」
ピカ「え・・・。」

そう言って舌を動かし、転がされ始めた。

ヌメヌメとした液を体中に塗られ、そして飴の様に転がされている。
意識はしっかりとして来たが、抵抗も反論も出来ないほど衰弱しきっていた。

ピカ「きゃぅ・・・。 くぅぅ・・・。」

コロコロと転がされるたびに、小さな悲鳴を出しているが
そんな事はお構いなしにボーマンダは目を閉じている。

それはピカチュウの味に酔いしれているのか、それとも悲鳴をただ聞いているのかは定かではなかった。

数分か数十分、はたまた何時間も転がされ続け
悲鳴も聞こえなくなった頃、突然ボーマンダはこう考え始めた。

ボーマ「大人しくなったな。 それじゃ、最後の仕上げに入るとするか。」

そう思い、突然転がすのを止めてこう言ってきた。

ボーマ「やっぱりお前は美味いな。 喰うのが惜しくなってきちまったよ。」


こっちが捕食って言えますよね?。
告知してから、かなり経ってしまい申し訳ないです。
あと、正式な題名も決定しました。
<2012/02/05 00:25 飛車>
消しゴム
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