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【保】忙しくなった日常 − 旧・小説投稿所A
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【保】忙しくなった日常

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そして一晩が過ぎ、私とファーはそれぞれ吐き出され、今日は何をしようかと相談することに。

ア「・・・実に暇じゃ」

フ「日曜は弓道もお休み」

アルバ「・・・・・・」

ラ「ぬぅ・・・」

た「・・・・・・あっ!まだアルバの正式な名前決めてなかった!」

アルバ「・・・・・・」

フ「いいですね。皆さんで考えましょう♪」

ア「何がよいかのぅ♪」

ラ「むぅ・・・・・・」

た「火と氷と雷を操るからなぁ・・・暑かったり寒かったり」

アルバ「・・・悪かったな」

グシャッ・・・ボキボキ

た「イタタタタタ・・・痛い痛い!!」

アルバが強靭な前足で私の足のつま先を踏み付けたので骨が砕けたような音がした。

フ「ハーラル、ウーマン、サーン、モンスーン・・・どうしよう?」

アルバ「ファー・・・意味不明な名はやめてくれ」

フ「あぅ・・・すみません」

た「でもモンスーンって季節風だよな・・・ん!?」

ラ「どうしたのじゃ?」

た「四季みたいに・・・属性が変わる・・・四季、しき、シキ・・・」

アルバ「シキだと変だ!せめてモンスーンの方がまだましだ」

フ「なら、モンスーンのスーンだけを取るのは?」

アルバ「スーン・・・か。まぁ悪くないか」

ア「ならこれからはスーンと呼ぶかのぅ」

フ「これからもよろしくスーン♪」

ス「あぁ、よろしく頼む」
ア「さて、めでたい事だし・・・グパァ」

フ「えっ!?」

ス「何っ!?」

パクッ・・・ゴクッゴクリ

ア「ククク、ワシの腹の中で祝ってやろう♪」



フ「ちょっ!なんで食べるのですか!?」

ス「別に悪くない。大人しくしていればアンクルも悪いことはしないだろう」

フ「・・・確かに」

ス「それに・・・祝ってくれるっと言った。痛い事は無いだろう」

とりあえず胃壁に座るファーとスーン。いつもと違うとこは胃壁が緩やかに動き、二人の負担にはなっていなかった事だ。

ア「ククク、やはりファーとスーンは旨いのぅ♪毎日腹の中に収まってほしいのぅ♪」

お腹を撫でてそんなことを言うアンクル。

た「そういえば・・・アンクルがお腹一杯になることってあるの?」

ア「なぬ?」

た「この前の学校での時、半分以上の生徒、先生を食べたのにあまりお腹が張っていなかったよね?」

ア「なるほどのぅ・・・今でも腹が膨れる時はあるぞ♪」

た「えっ!一体何を食べたらそんな・・・」












ア「ワシと同じくらいの奴を食えば膨れるのぅ♪」

ラ「ビクッ・・・!?」



た「つまり・・・ラオ爺位の大きさ?」

ア「ククク・・・そうだな。ジュルッ」

ラ「・・・本気かのう?」

ア「本気だ。ジュルッ」

食欲なのか、本望でお腹を満たしたいのか・・・アンクルの口元からは涎が溢れ出る。

ガシッ

ア「ワシは・・・ラオ殿をお腹に収めたい。ジュルッ」

ラ「ぬぅ・・・断っても無駄みたいじゃのう」

ア「ククク・・・ジュルッ」

ラオ爺を両手で掴み、持ち上げるアンクル。ラオ爺を食べれるようにするためかさっきよりも大きい・・・

ア「では・・・頂こう♪」

ガブッ・・・ングッングッ

ラオ爺を頭からくわえ、一生懸命飲み込もうとしている。ギリギリなのかなかなか喉へ入っていかないようだ。

ングッ・・・ズッ・・・ゴクリ

た「ん!?一瞬変な音がしたような・・・」

どうやら顔あたりが飲み込まれ、残った尻尾が口から出ている。

ングング・・・

喉が狭いのか落ちていくのがゆっくりだ。

・・・ドプッ・・・タプタプ

ア「ふぅ・・・ごちそうさま♪ゲフッ」

やはりラオ爺が収まっただけで先程とは違うお腹がたっぷたぷに膨れたアンクルが目の前にいた。



<2011/11/28 23:55 たぐとも>消しゴム
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