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シュルツのアルバイト☆ − 旧・小説投稿所A

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シュルツのアルバイト☆

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「おはようございます先輩」

「ん〜…」

朝になり、基地内にある食堂

そこにシュルツの姿があった

どうやらあの後も悪夢を見て熟睡出来なかったらしい。表情がぬぼ〜っとしている

部下のテスター・カレントに挨拶されても反応が鈍い

シュルツは目をこすりながら、空いているテーブルを見つけ、腰かけた

その向かい側にテスターが座る

「よく寝れなかったんですか?」

テスターからの問いに、シュルツはこくりと頷いた

本当はその理由まで話して、元凶になったグライフの悪口の一つや二つを言いたかったが、眠いあまり口を聞くのもおっくうだった

シュルツはグライフが嫌いだった

何が嫌いか、と、問われれば、シュルツは迷わず性格と答えただろう

それほどまでにグライフが嫌いだった

「はい、朝ご飯」

「あ、ありがとうサラ」

「ありがとうございますサラさん」

シュルツ達は朝ご飯のカップラーメンを持ってきた狼獣人の女性――サラ・リステルに笑顔で返した

実はこの獣人の女性、本当の姿は巨大な狼だったりする

まぁ、普段はその姿で居ると何かと都合が悪いので、獣人の姿をとっているのだが・・・

サラも笑顔で返すと、向きを180度反転して、自分の席に戻っていく

シュルツは彼女の黒く艶やかな髪に視線を泳がせつつ、カップラーメンにお湯が入っているのを確認した

カップラーメン出来るまで、あと3分ある

彼は再びテスターに目を向けた

「お前はもう仕事決まったのか?」

「はい。とあるビルの警備員をやることになりました」

シュルツの問いに、テスターは顔を綻ばせながら答える

この様子だと仕事が決まったことが余程嬉しかったらしい

だがシュルツは反対に暗くなっていた

「先輩は…まだ決まらないんですか?」

テスターが言いづらそうに聞いてくる

「ああ、まだ決まらないんだよ」

シュルツは苦笑いしながら言った

この世界に居るキャラクター達は、通常、小説やアニメ等に出演して生活を立てているが、シュルツの様に出演する物が無い場合は、別の仕事を探さなくてはいけない

「全く…困ったもんだよ…貯金も少なくなってきたし…」

シュルツ達が暮らしている夕闇基地では、一ヶ月あたり5万ルーアを払わなければいけない

集団で暮らしているために、生活費はやすくなっているが、その金額でさえ、シュルツは払うのが難しくなってきた

他のキャラは、貯金でしのいでいたり、別の仕事を探しているのだが、シュルツの場合、小説に出演してたときに貯金もせずに遊んでいたのだから自業自得というか・・・何というか・・・

用は仕事が見つかればいいのだが、そう簡単にいくものでもない

「雪風が小説を書いてくれればなぁ」

「しょうがないですよ。雪風さんだって色々あるんでしょうから」

「だな…お、3分たったな。それじゃあいただきます」

カップラーメンのフタを外し、シュルツは麺をすすった

その直後、彼の背後にあったドアが、ガチャリと音を立てて開いたので、シュルツはそちらの方向に首を回す

すると、そこには竜人の姿になったグライフが居た

グライフも、サラと同様に基地内では仮の姿をとっている

シュルツは「ちっ」と舌打ちすると、テーブルの方に向き直る

グライフはそんな彼の態度にフンと鼻を鳴らすと、シュルツの方に近づいていった

「よう、シュルツ」

「なんか用か?」

グライフからの挨拶にシュルツは素っ気なく返した

グライフは言った

「良いバイトがあるんだがやらないか?」

バイトと聞いた瞬間、麺をすすっていたシュルツの動きがピタリと止まる

「時給は?」

シュルツはグライフに目だけ向けながら聞く

「まぁ、ここじゃ話しにくいから、倉庫で話そうじゃないか」

「…わかった」

シュルツは席を立った









この小説が私の黒歴史になりそうな気がする今日この頃

最近サイトに元気が無くなって来ましたねぇ…

まぁ、これから頑張って盛り上げていきたいと思いますw

最近は精神状態も安定してますから、安定的に投稿したいものですw

まぁ…腕は、ずっとサボっていたので残念な事になっていますが…

皆様、これからもよろしくお願いします♪
<2011/11/30 18:06 雪風>
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