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私とアイツの奇妙な共同生活 − 旧・小説投稿所A
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私とアイツの奇妙な共同生活
− −動物って何でそんなに勘が良いの!?− −
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氷が割れる爽快な音と共に辺りに砂ぼこりが立ちこめる。

佳蓮「やった…?」

砂ぼこりが落ち着いてきて、見えてきた。

そこにあるであろうフレッグの亡骸はなく、彼自身の姿が消えていた。

佳蓮「どういう…?」

嫌な予感が体を支配する。ゆっくりと後ろを振り返る。

フレッグがいた。

佳蓮「キャァ!」

慌てて相手との距離をとる。相手は野生の動物だ。近くにいれば何をされるかわからない。

フレッグ「…そんなに驚くなよ…魔法使いさん」

意外とハスキーなイケメン声だった。声だけなら人間の男と間違えてしまいそうだ。

佳蓮「ど…どうしてわかったの…?」

フレッグ「動物の本能、勘だ。」

佳蓮「……」

フレッグ「まぁ、それはいい。それより…僕を殺そうとしたね…?」

佳蓮は声を出せなかった。さっきまで討伐対称だった奴に自分が討伐対称にされている。

フレッグ「罰は受けてもらうよ?」

その言葉の直後、後頭部に衝撃が走った。





この世界の動物はたいていしゃべれます


<2011/10/06 12:15 トルーク>
消しゴム
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