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空然説期 改 − 旧・小説投稿所A

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空然説期 改
− 過去 −
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僕が住んでいるこの町は自然、科学、人間が共存して暮らしている
町の名前は『海空市』

明確ではないが
これは10年ほど前だったと思う
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・











カクト(4才)

カク幼「ただいまぁ。」

母「おかえり!どこまで行ってたの?」

カク幼「スグル湖まで〜。」

母「ふーん…いつもそこで何しに行ってるの?」

カク幼「えっ・・・。(どうしよう、あんなこと言えないし)」

・・・・・

母「別に無理に言う必要はないわよ。
お父さんもそういってた。」

カク幼「うん…ごめんなさい…。」

父さんは俺が生まれて間もないころに
病気で他界していた

だから、父さんを見られたのは
ビデオとアルバムくらいだった

母「・・・ねえ、聞いてくれる?」

カク幼「ん?何?」

そのとき僕は皿洗いを手伝っていた
あんなことを言われると思わずに・・・

母「夏駆斗・・・幼いからよく理解できないと思うけど
今度ね・・・。」
















パリーン!!・・・

カク幼「う・・・そでしょ?」

母「大げさでしょ!東京の大型病院に入院するだけなのに。」

カク幼「じゃ、ぼくは!?」

母「・・・。ごめんね・・・。」

カク幼「や、やだよ・・・。」


その次の日の朝
母さんは家のどこにもいなかった
手紙も何も残さずに…





ところ変わって

スグル湖

たったった・・・(足音

カク幼「はあはあ、シーラァ・・・!」

シーラ?(あ、カックーだ!・・・でも、様子がおかしい…。)」

ぶくぶく・・・
ザパーーーーーン!!!

彼女の姿は
この湖の色を連想させる
水色にひかる肌
木々を思い浮かばせる
エメラルドの瞳

3メートル程と
さほど大きくはないが
人々が『ドラゴン』と呼ぶものだろう

カク幼「シーラァ・・・ひっくひっく・・・」

シー☆「えっ、ちょ、ちょっと!泣かれると
何が言いたいか全くわかr・・・」

カク幼「びえええええぇぇぇぇん!!(泣」

シー☆「ふわわわわわわわわっ!
どうしよう・・・!」







ぎゅっ!

カク幼「ん!?」

シー☆「泣かないの!男でしょ!
ほら!飴あげるから!」

カク幼「んっ・・・濡れてるよ。」

シー☆「クッキーとかよりマシでしょ!」










かくかくしかじか・・・

シー☆「そうだったの・・・
酷い親ね!」

カク幼「母さんを悪く言わないで!」

シー☆「・・・ごめん。」


その後、
俺んちでシーラと暮らしたのを覚えている。

でも、
奇妙だったのが寝るときは
シーラのお腹に添い寝してたのに

寝てる間はなんだか周りが暗くてよくわからないけど
ひんやりしていてプニプ二してる空間だった
朝起きたら体が濡れてるし


こういう生活をを続けていると
母さんの病院から
亡くなったと連絡がきた

ガンだった
でも嘘だとわかっていた

母の部屋にしまっていた手紙に

『お前の子が大事なら身を捨てろ』

脅迫で殺された
今もそう思っている


その日から人間嫌いになっていたが
中学に入ってから
それは溶けて行った




はい、過去終了です!

更新って大変ですねえ
あせあせっ!
では次回もがんばります

ps,
うちのドラゴンさんの場合は
力とか能力で総合的にランクが付けられ
S〜Fで決められます(シーラは特Sです
<2011/08/08 23:57 カックー>
消しゴム
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