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【保】黒い影 − 旧・小説投稿所A
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【保】黒い影

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俺は家に帰ってきた。
預かった竜の名前はどうするかと思った。
そこらへんの本を読みあさり、結局ガグラという名前になった。
1万円と共に渡された首輪と紙切れがあったから首輪を優しくつけて紙切れを空けて読んだ。

ジ「えーっと、なになに?」

紙切れを読んだら、エサは自分で考え、用意しろ、
後、急な成長する可能性があるので、何かあったら報告しろと書いてあった。

ジ「まぁ、そんな凶暴そうじゃねぇから平気か。」

俺はガグラのために粉バナn・・・じゃなかった粉ミルクをを用意して与えた。
飲む姿は自分が想像していたゴツい竜とは真逆で、とても可愛く、萌えた。
自分の飯をさっさと終わらせ、ガグラと一緒に寝た。




ジ「何これ。」

朝起きると、昨日いたのとは大きさが2倍くらい違う竜がいた。
急な成長っていっても急すぎねぇか?と一人で思っていた。
だが、まだ寝ていたので起こさないでおいた。
俺は昨日の粉ミルクと自分の食パンを用意していた。
準備し終わると、ガグラが歩いてきた。

ガグラ「ご主人様、お腹空いた。」

・・・は?
昨日は黙ってたのにいきなり喋るか?
しかもご主人ってなんじゃいとか思っていた。
これは報告しないといけないと思ってガグラの手を引っ張ってガルの家に行った。

ガ「ん?」

庭には4匹ぐらいの巨大な竜を戯れているガルがいた。
正直ものすごい羨ましかった。

ジ「あのさ、いきなりデカくなって、しかも喋った、これっておかしくないか?」

ガ「竜なら普通だろ。」

きっぱり言われてなんか腹が立った。
こいつを今日のガグラの晩飯にしてやろうと思ったが、頼れる人が他にいないためやめた。

ジ「どうすればいい?」

ガ「自分で考えなさい。」

竜飼うのにマニュアルもないのにどうやって考えるってか、
ざけんなとか思いながらも待ちくたびれてるガグラを見てはいはいと返事して自分の家に戻った。

ガグラ「御主人〜まだ〜?」

準備中にすりすりしないでくれ萌えて集中できない。

ジ「はい、おまたせ。」

俺はガグラに粉ミルクを渡した。

ガグラ「これもう飽きちゃったよ。他のものない?たとえば〜生肉とか。」

ああガルの野郎を餌にして帰ればとか思った。

ジ「生肉・・・なんてないぞ・・・。」

俺が住む所は肉屋なんてほとんどない。俺はどうすればいいと思っていたら

ガグラ「ご主人、食べていい?」

ジ「・・・!?」

俺がハッとして後ろを向くとガグラは真後ろで俺を食べようとしていた。



<2011/07/12 00:11 ガル>消しゴム
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