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銃と君と仲間と − 旧・小説投稿所A
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銃と君と仲間と
− チームワーク −
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「「ラティオス!!」」

同時に叫びながら、巨大な応接間の扉を蹴破る。
しかしラティオスなら大丈夫だろうと過信していたロンギヌスに、目の前の光景は信じ難かった。


ハグッ…ニチュ…グプゥ‥…

「マ、マスター・・遅かったじゃないですか・・」

夜のように黒いラオシャンロン。
ラティオスはその口から力無くはみ出し、粘液質な唾液が涙のように彼の顔を伝っていた。
 カイオーガが即座に助けようとするが、目の前にボーマンダが立ちふさがる。

ボーマ「へへ・・どうしようってんだ? 素直にムゲン竜を引き渡せ・・」

「ねえマスター、こいつらそれに戻せないの?」

カイオーガはヒレでライバーを指すが、ロンギヌスは首を横に振った。
 全指揮権はいまレインに奪われている・・

「新しく召喚するのはやめとこう・・カイオーガ、同時攻撃でラティオス助けるぞ」

「お任せあれ♪」

今にも呑み込まれそうなラティオスに向かって、ロンギヌスは
銃口を、カイオーガはハイドロポンプの照準を合わせる。
 『ゴクリ』と喉が膨らんだのを合図に、二人は初のコンビ技を繰り出した。

ドシュウウウゥゥゥン!!!!

『アタックライド__クロスアタック(CROSS ATTACK)!!』

波動砲のようなエネルギーが放たれ、それらは照準通りラオシャンロンの喉元に命中する。
 膨らみが一気に逆流し、ラティオスは大量の唾液と共に吐き出されてきた。



「よっと!」

カイオーガはしっかりと受け止めると、彼の紅い瞳を見て微笑んだ。

「これで借りは返せたのかなぁ?」

「ありがとう・・十分ですよ」

またしても忘れられている事にガックリ来たロンギヌスだが、
TPOをわきまえてレイン達の方を向く。
シャンロンに今のはかなり効いたようだったが、未だ倒れる様子はなかった。

レインは再び左手を上げ、二体に攻撃を命じる。
恨みもあるからなのか、ラオシャンロンの方が速く動いた。



「おい、ラティオス受け取れ!」

ロンギヌスはメモリを投げ渡し、自分もポケットから紫色のメモリを取り出す。
ラティオスはパシッとキャッチし、全員同時にスイッチを押した。

カチッ__『CALIBUR(聖剣)!!』
カチッ__『HUNTER(狩人)!!』
カチッ__『ETERNAL(永遠)』

カリバーメモリの力は、ライバーを一瞬にして鋭い剣へと変えた。
 ラティオスは何も体は変化しなかったが、ラオシャンロンは見えない何かに怯えていた。

「なるほど・・ハンターは苦手という事ですか・・」

「マスター考えたね〜」

カイオーガのエターナルメモリは最強というだけあって、
技の威力が100倍近くにもなるらしい。
隣にいるロンギヌスにも、何かしらの気迫というものが伝わっていた。


「あら、あなた達もメモリ中毒? なら一緒ね・・」

レインが声高らかに嘲笑する。
襲ってくるボーマンダの爪を剣で受け止めながら、ロンギヌスは反抗した。

「中毒って・・俺メモリ使うの始めてだぞ!?」

「病み付きになっちゃう人もいるんだって」

強化された水流がカイオーガの周りで渦を巻き、制御された大波となってシャンロンを直撃する。
 これにはさすがに応えたようで、その巨体はグラリと倒れかかった。

ラオ「ぶはっ・・き、貴様・・」

「ラティオスパース♪」

ラティオスはシャンロンの背後へと回り込み、渾身の流星群を放つ。
無数の輝く隕石が現れ、重力に逆らってシャンロンの背中を押し返した。
 
倒れる事もできないまま、シャンロンは唸り声を上げて立ち尽くす。
 一見カイオーガ達の優勢に見えたが、やはりそう簡単にはいかないようだ。



「なっ・・!! ちょ・・!! おっと・・!!」

平和ボケのロンギヌスは、当たればただでは済まな
いボーマンダの脚を、なんとか寸分で回避していく。突如出現
した新しいカードを手に取り、装填する。

『アタックライド__スラッシュ(SLASH)!!』

「うおりゃああ!!」

稲妻のような太刀筋が、斬撃となってボーマンダを斬りつける。
ボーマンダはよろよろと後退し、怒りの咆哮を上げた。

ボーマ「てめぇ・・覚悟決めとけよ!!!」





「ふぅん・・なかなか手こずらせてくれそうね・・」

それぞれの戦闘の様子をじっくりと観察し、レインは考え込む。
 ・・どいつを狙えば効果的か・・・




<2011/05/14 22:58 ロンギヌス>消しゴム
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