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銃と君と仲間と − 旧・小説投稿所A

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銃と君と仲間と
− QUEEN MEMORY −
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「マスター。 あれ、出してください」

「あ、あれと言うと・・?」

レインはメモリの力を得たにも関わらず、攻撃してくる様子は無かった。
それどころかイスの背にもたれかかり、こちらから動くのを待っている・・

「とぼけないでくださいよ? みんなに内緒でメモリ、買い込んでたじゃないですか」

「えっ!な、何のことやら・・ハハ・・」

ロンギヌスはライバー片手に、しずしずと後退していく。
しかしそんな簡単に見逃してもらえる程、ラティオスは甘くなかった。即座に
肩を押さえつけ、顔を近づける。

「相手はガイアメモリ、こちらは玩具の鉄砲。 どうあがく気です?」

「お、おもちゃ言うな!! やらないと分かんないだろ!!」

ロンギヌスは秘蔵のメモリを出したくないらしく、代わりに
カードをライバーに入れた。


『ライド__ボーマンダ(BOMANDA)ラオシャンロン(RAOSYANRON)!!』


ポケモンとモンハンから召還されたニ体。やはりドラゴンとい
うだけか、どちらも荒い鼻息を吹かせている。
 そしてどういう訳か、ラオシャンロンの体は漆黒の鱗に包まれていた。

「えっ・・ラオに貴重種なんかいたっけ・・」

「いませんよ。 というか早く出してください!」

ラティオスは焦り気味に早口で喋りながら、竜達に囲まれたレ
インを見つめていた。そう易々と倒せるはずがない・・


ラオ「悪いがな・・主のために死んでもらうぞ」

ボーマ「ご主人さんよォ・・どうせ殺すなら喰ってもいいよな?」

「は、はい・・すんません」

どうも先々不安なご主人様だが、当然仲間には違いない。
 ロンギヌスはそう確信し、二体にレインを襲わせた。







ボーマ「ぐっ・・!! な、なんだ・・」

ラオ「我に・・くそ、何をしたのだ・・?」

レインの細い体が巨体に潰される寸前で、二体はあえなく動きを封じられた。
彼らが唸りの咆哮を上げるのを見て、レインはようやく口を開く。

「あなた達・・私を誰だと思っているの・・?」

ラオ「な、何を・・貴様・・」

「従う相手が・・違うでしょう?」

そう言い放つと、レインは高く手を振りかざす。その瞬間、
彼らの止まった体が、くるりとロンギヌス達の方を向いた。
瞳も妖しいピンク色へと変わっていく・・


「さあ・・暴れておやりなさい・・」

ラオ「はい」
ボーマ「・・はい」

女王とは権限そのもの・・二体の心は今、レインの支配下に置
かれている。それにラティオスが気づいたときにはもう、彼ら
は狂乱の顔で逆襲していた。

ドドギュゥン…!! ドドギュゥン…!!

「ラ、ラティ・・!! まさかこれも計算済みだったとか言うんじゃないよな!!」

ラオシャンロンが放つ炎をかわしながら、できるだけ目を狙い打つロンギヌス。
 一方ラティオスはボーマンダと爪をぶつけて叫んだ。

「そんな訳ないじゃないですか・・!! マスター早くメモリを!」

「わっ・・分かったっての・・」

ロンギヌスはライバーを連射しながら、高速移動のカードを荒々しく差し込む。

『アタックライド__クロックアップ(CLOCK UP)』

「取ってくるからあと頼む!!」

消えるような速さでブレスを避け、ロンギヌスは叫びながら部
屋を出て行った。一騎打ち中のラティオスが、相手を失った
シャンロンの目に留まる。



<2011/05/14 22:51 ロンギヌス>消しゴム
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