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【保】不思議な出会い − 旧・小説投稿所A

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【保】不思議な出会い

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チュン、チュン

「ん、んん」

時は朝になり、洞窟にいる一匹のピンク色のドラゴンが目を覚ました。

「ふああ…よく寝た…あ、いけない」

ミレアは昨日の事を思い出し、お腹を撫でた。

「今出してあげるから…」

ズリュ…ムニュウ…ニチュ…ニチャア…ズルル…

ドチャッ

ミレアは腹の中にいたカルトを優しく出してあげた。口から出てきた彼は体中唾液がすごかった。

「わざわざごめんなさいね…」

パアアアア

光はカルトに包まれ、体についている唾液は跡形もなく消えていった。

「ん、うん?」

カルトは目を覚ました。そして最初に目に入ったのは…

「起きたのね?」

「え、ああ」

「起きたのはいいけど…服きたら?」

「え!?ああ!」

今自分の体に気づいて慌てたカルトは服を着た。

「唾液が嘘のように消えてる…」

自分の体にきずいたのか体に違和感がなかった。

「それで話があるんだけど…」

「話?」

彼女は覚悟を決めた…この人間に言ってみようと…

「あ、あなたのことが…す…す」

だ、だめ!こんなときにうまく言えないなんて!

ミレアは心の中でぶつけた…彼に言いたい事が言えない自分が…

で、でもあたしが言っても、この人間さんがそれに答えてくれるかわからないし…

それに…あたしはドラゴンだし…やっぱり…無理…かな…?

そこでミレアは固まってしまった。所詮は種族が違う生き物なのだから無理に決まっている。



「あ、あの、ドラゴンさん!」

「えっ?」

彼の声にミレアは反応した…そして…

「ドラゴンさん、お、俺、ドラゴンさんのことが大好きです!!」

「!!」

なんとカルトはミレアに告白をした。実はカルトも初めてミレアを見た時、不思議な感覚に覆われていたのだ。そして腹の中に入ってる内にを心が癒やされ、このドラゴンに告白をしたいと考えたのだ。

どうだろ…告白しちゃったけど…でも俺…このドラゴンさんといると…嫌なことが忘れていくし…

「…………………」

いきなりドラゴンに告白しちまうのはどーかしちまったか…あのときドラゴンを殺すと考えた自分が…憎いな…

そしてカルトは無理かと思ったそのとき!




ギュム…!

「ひあっ!」

いきなり抱きしめられカルトはお腹に埋もれてしまった。

「ありがとう!ありがとう!!」

カルトは上を向くと彼女が泣いていた…

「へっ?え…!?」

ミレアは嬉しかった。大好きになった人間に告白されたことが…

「うう…あたしも…人間さんのこと、グスッ…大好きよ!」

「ええ!?ドラゴンさんも!?」

ミレアも告白し、カルトは彼女も自分が好きと言われて驚いた。

「うふふ…」

「え…」

ミレアはカルトを見つめてカルトは嫌な予感をした。そして…

ベロォ…ヌチュ…ニチュ…ベロォ…クチュ…ネチ…ベロォ…ネチョ…ヌチャ

「はう…!ひあ…!」

カルトはいきなり顔を舐められてしまい、抵抗しようにもミレアにガッチリと抑えられてしまう。今のミレアの舐めは、カルトに対する愛情表現なのだ。彼女はカルトに告白してもらったことが嬉しくてたまらないのだ。

ヌチャ…ニチャ…

「あふ…」

「ウフフ♪」

ミレアが舐め終わった頃にはカルトの顔は唾液まみれになっていた。そしてミレアは…

チュ……!

「…………!?」

カルトはミレアに唇を奪われ…キスをされた。そしてカルトの顔がどんどん赤くなった。

チュウウウウ

「…ふあ…………」

チュパ…!!

「ひあ…!」

「フフフ♪これはわたしのお礼♪」

「え、そ、そうなんだ…」

「人間さん、かわいい顔♪」

「う……」

「それで…人間さん…あなたの名前は?」

「あ…俺の名前は…カルトだ…」

「わかったわカルト…私の名前はミレア♪よろしくね♪」

二人は名前を言い…そして

チュ…

互いにキスをし抱きしめあった…。



そして新しい1日…

バッサ、バッサ…

「はは…空を駆け巡る、て楽しいよ…ミレア…」

「フフ♪そうでしょう…♪」

二人は空を駆け巡っていた。これからも二人は楽しい毎日が来るだろう…

しかしカルトは普通の生活にはもう戻らないだろう…だがこのピンク色のドラゴンと一緒にいるだけでいいと決意したのだ。

これは誰も知らない竜と人間の不思議な出会いである。







はい…!以上で終了です!でも少し続いてオマケを書こうと思います。

また書こうと思いますが…てっミレア…何持ってるんだ?

「フフフ♪内緒♪」

いやいや何でそんな物もって…
ガシ…!

チュウウウウ

ふひゃあ…!バタン…

フフフ…♪


<2011/11/24 21:44 スイト>
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