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【保】不思議な出会い − 旧・小説投稿所A
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【保】不思議な出会い

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「ハヒ…フア…」

ズルル…ニチャア…ヌチャア…ヌチュ…ネチョォ…

カルトはどんどん落ちていき、カルトの周りの肉を彼を案内した。

ズリュ…ズリィ…ニチュウ…ヌチュウ…ズリュウ…

「ムグ…ハウ…」

カルトはどんどん落ちていき、喉、食道を通った。そして…

バッ…!ヒュウウウ

「ウアアア!落ちる!」

カルトは肉のトンネルを超え落ちていった。

ヒュウウウウウ……モニュン!

「ふえっ!?」

落ちていったカルトは柔らかいものが彼を受け止めた。

「ん…ここは…?」

カルトは辺りを見回した。

「そうだ…俺は…呑み込まれて…ここは…あのドラゴンの胃か…」

カルトは自分のいる場所を理解し胃壁に寄りかかった。

モニュ、

「柔らかいな…少し触ってみるか」

モニュ♪モニュ♪

「結構柔らかいな…て、いかんいかん何やってるんだ俺は…」

カルトは胃壁に触るのをやめ、胃壁に寄りかかった。

「ふう〜なんだかいい香りがする…なんだろう…不思議な香りだな…」

カルトは香りを嗅いでると安心感が出てきたのだ。

「仕方ない…今日はここにいるか」




ドクン、ドクン


「………………」

カルトは寄り掛かった状態でぼーっとしながら辺りを見つめていた。

「はあ…空気が暖かい…俺…あのドラゴンに食われて正解だったかも」

カルトは彼女のお腹に入ったのが逆に嬉しくなってしまった。

「でも…なんでいきなり食べさせてなんて言ったんだろう」

カルトはあのドラゴンの言葉に引っかかった。

「考えても無駄か…つーか本当に食べ物を消化する空間か?ここは…なんか俺にとっては癒やしの場所に見えてきた…」

「てっ…何言ってんだ俺は…」

カルトは自分の言っている事が恥ずかくなり、顔が赤くなってしまった。

「もう少し周りを見てみるか…」

カルトは寄り掛かった状態で辺りを見つめた。




ミレアは…

「ふう…おいしかったわ…てっそれが目的で食べたんじゃないわ」

ミレアは首を横にふり、自分のお腹を撫でた。

「人間さん、中でゆっくりしてるかな?」

ミレアはそういいお腹を優しく撫でた。

「や、やっぱりあたし…この人間さんが…」

「で、でもそれで人間さんは納得してくれるかしら?」

「………………」

「明日になったら言ってみようかしら?」

「あ、そうだ!人間さんに…」

ミレアはそう言うと自分のお腹を見て…

「ふふ♪喜んでくれるかしら?」





ムニュ…

「え…?」

カルトは一瞬、違和感を感じ胃壁を見た。

「なんだ…?今の…て、うわああ!」

胃壁はカルトに近づいてきて、カルトは逃げようにも逃げられなかった。

「うひゃああ」

モニュ♪ムニュ♪ミニュ♪モニュ♪マニュ♪

カルトの体は胃壁にくっついて、そして

キュ…

カルトを優しく包んだ。

「はう♪気持ち良いや♪」

「ふう〜このまま寝るか…」

そしてカルトは胃壁を撫でて…

「ありがとう…」

とカルトはお礼をし、胃壁に包まれた状態で眠りについた。

zzz




「ふふ♪喜んでるかしら?」

ミレアは満足そうにお腹を撫でていく。

「ふあ〜あ…あたしもそろそろ寝なきゃ」

ミレアも眠くなってきて横になって寝ようとした。

「お休み人間さん」

ミレアは自分のお腹に眠っている彼にいい、ミレアも眠りについた…



<2011/11/24 21:43 スイト>消しゴム
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