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奇妙な伝説 − 旧・小説投稿所A

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奇妙な伝説
− 四面楚歌 −
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自分「兎に角、早く帰ろうよ。こんな真っ暗なとこにいても意味ないし、そもそも会計作業できないからさ、もうかえろ?」

皆に提案する気持ちで喋った。

拓斗「そうだな… じゃあ帰るか…」

留美「もう帰ろう… 先輩には言い訳してさ…」

そういうと、僕達は3Fの生徒会室に置いてあったザックや部活道具を取りに戻った。


誰にもいじられていないみたいで、奇麗にザックが置かれていた。

僕は、自分のザックと剣道の竹刀を持って、生徒会室を出た、その時だった。


何かが前の方を通ったのだ。
大きな白い何かが見えたのだった。


まさか…ね…


悪い雰囲気が漂ってきたのを、自分の心臓の鼓動が大きく聞こえた事で実感できた。


浩太「昇降口の出入りのドアがあけば普通、開かなかったら魔獣との鬼ごっこ…」

浩太がその言葉を口元で物々と言い、少し青白い顔色をしながら後ろを通った。
言葉の力はとても怖いと改めて実感できた。何故ならば、あの昼休みに喋ったことを浩太が喋ったからだった。



昇降口に、4人がそろっていた。

僕は昇降口に手をかけ、それを強めに引いてみた。

自分(開け… 開いてくれ…)

しかし、現実はその願いを無視した。
ドアはガタガタという音が出たが、ドアは全く動かなかった。

そして、またあの昼休みの会話が蘇ってきた。


”学校の外につながるのは一切通じなくなってね…”


これで最後の希望が消えてしまった……

そして、浩太の7不思議の内の1つが当たったことになる。

その様子は、浩太の震える手に、あまりにもつめたそうな色になった浩太の顔が、
薄暗い中はっきりと見えた事で理解できた。

僕は覚悟を決めた。
”追いかけっこ”… 白い魔獣の… ”追いかけっこ”に…

追いかけっこで僕の残された分岐点は2つ…
”逃げ切る”か… ”食べられて死ぬ”か…


真っ暗な昇降口に集まった僕たちから一つの大きな希望が消え、大きな絶望にぶつかってしまった。
それと同時に、何処からかはっきりした声が聞こえた。

??「無駄だ。この学校から誰も逃げれない…
   素直に私に喰われたらどうだ?生徒たち…」



VORE描写描けませんでした…

もう少し先になるかと思います…
<2011/06/13 00:30 Fantom>
消しゴム
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