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”ぱくっ♪”

レシラムは頭から僕を銜え、そのまま上を向く。
散々僕の味なのか『気』の味なのかは分からないが、全部搾り取られた僕にとっては、
柔らかい低反発の彼の舌が、ベッド以上の柔らかさに感じ取れた。
しかし、僕も必死に食われまいと、下半身で抵抗する。

しかし、抵抗はできなかった。
レシラムの舌が、僕の気力を吸い取って、抵抗を0にする。
おまけにその甘い臭いで、さらにプライドを震わせる。

レ「どう？僕に食べられるって感想は？」

自「い…　いやだ…」

レ「正直に答えたら？気持ちいいんでしょ♪」

自「うう…　」

確かに言われてみれば気持ちい物だった。
深く、やさしく僕を受け取っている舌は、対抗の気持ちを安楽または快楽へとかわって行ったが、こっちにも
プライドっていうものがある。食われるのなんて…　食われるなんて…


レ「気持ちいいでしょ♪」


自「く…　　気も…　ち…　　いいで…　　す…　」

レ「正直でいいよ、君♪じゃあもっと気持ちいところに送ってあげる♪」

自「好きにしてくれ…　」

レシラムによって、洗脳された。
プライドという壁をぶち壊し、快楽な方へと進んだ。

きっと拓斗も浩太も、同じ感想を抱いたんだろう。
だって、ここまでだったら今頃彼らは彼らで楽しんでいるかもしれないし、そういう考えもふっと湧いた。


すると、身体はずずっと奥の方に進んでいく。
奇麗なピンク色をした細い管の入口が見えた。
そう思ったのもつかの間、僕はその穴に吸い込まれてしまった。

その感想ときたら、遂には気持ちよさで、つい眠ってしまった。










僕が気がつくと、
ピンク色で、蒸し暑く、グニグニと蠢いている少し狭い所にいた。

レ「あら、気がついた？」

何処からかレシラムの声が響き渡る。
それを聞いた瞬間、すぐに僕は何があったのかを悟った。

そうだった、レシラムに身を預けたんだっけ？


プライドぶち壊して…


僕は手で柔らかい胃壁を押してみる。
やはりとても柔らかかった。軽く押しても、沈みこむほどだ。
しかし、それは確りと僕の身体を支えていた。

レ「それよりも、僕達がどうして君の力を求めたか、分かる？」

力？　僕に力なんてあるのか？　頭はよくない僕が？
頭には疑問詞の文章がたくさん浮かんできた。

レ「それはね…　偶然かな？」

自「？」

レ「たまたま僕はルギア先輩に呼ばれたから来ただけなんだ。
　　ただね、僕は君のことが気に入っちゃってさ♪」

自「ふ〜ん…」

レ「後ね、僕達、決めたんだ…」

僕は頭を傾げた。

レ「君の家に、新しい家族として、住んでみたいな」


すると、急に目の前が真っ白になった。

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