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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ − 旧・小説投稿所A

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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ

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「ん……?」

月夜兎は目を覚ました。
すると目と鼻の先にジェネラスの顔があった。

「不死身って本当だったんですね。蘇生魔法を使ってないのに蘇るだなんて……」

「蘇生魔法?そんなチートな魔法が使えるのか!?」

月夜兎は驚きの声を上げる。

「不死身って方がよっぽどチートだと思いますよ。それにしても、これで懲らしめることになるのかな?」

ジェネラスは月夜兎を抱き上げた。
どうやらジェネラスは月夜兎が捕食されることに恐怖を抱いていないのを見破ったようだ。

「でもこうして前にしてみると美味しそうで食べたくなる。……というわけで月夜兎さん、スミマセンね」

ジェネラスは大きく口を開くと、月夜兎をそのまま丸呑みにした。

「うわ!」

胃に直行する羽目になった月夜兎は、柔らかい胃壁へ顔面からダイブする。

「このジェネラスって奴の胃壁も気持ちよすぎる……」

月夜兎はまたまた虜となってしまう。
次第に月夜兎は胃壁へと沈み込み始めたのだが、月夜兎が気付いたのは完全に取り込まれてしまってからだった。
それとほぼ同時に胃が動き始める。

「ちょ、これは反則だろ」

全身をもみくちゃにされる月夜兎だが、その顔はまんざらでもなさそうだった。
考え方を変えれば全身をマッサージされる形になっているわけであり、その後に待ち受けるはずの『消化』も不死身である月夜兎からすればどこ吹く風。
すっかり被食フェチとなってしまった月夜兎からすればご褒美のようなものだ。
そのことを水神は把握してるはずなのに、どうしてこの二匹(ふたり)にこんなことするように頼んだんだ?
月夜兎の頭に疑問がよぎったが、胃液によって消化されだしたのでひとまず考えるのをやめることにした。


<2011/07/19 18:00 とんこつ>消しゴム
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