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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ − 旧・小説投稿所A

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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ

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水神はコタロウを手に持ったまま無人島に上陸した。
島にある木々は、今の水神と比べるとあまりにも小さかった。

「警察官のオイラを襲うとはいい度胸だな」

コタロウはあくまでも強気の姿勢を崩さない。
だが今回は相手が悪かった。

「ふーんだ。神様の私には関係ないもんね」

水神はあっかんべえをして、口の中に放り込んだ。
このまま舐め回されて丸呑みにされるのか、とコタロウは思った。
だが予想外にも

ゴクリ

すぐに丸呑みにされてしまった。

「はあ、はあ。これでお互い様だ」

水神はニヤリと笑うが、息が荒くなっていた。
それもそのはず。
今回水神が規格外サイズの大きさになっていたのは、ドーピングによるものだったのだ。
水神の一族に伝わる一時的に体を大きくする秘薬。
コレを水神は飲んだのだ。
だがコレには副作用があり、服用すると体力を大幅に消耗してしまう。
しかも効果が続く時間は短い。
水神が一気にコタロウを丸呑みしたのには、こうした事情があったのだ。

「うっぷ」

そうしないうちに水神はコタロウを吐き出した。
それと同時に体が小さくなっていき、普段の大きさとなる。

「ふう、仕返し完了」

水神は大きく息を吐き出した。



コタロウ視点に戻ります。
次でラストです。
<2011/07/05 22:03 とんこつ>
消しゴム
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