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夢のドア − 旧・小説投稿所A

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夢のドア
− Capter 6 −
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僕がそのまま階段を下りると、向こうまで続くとても長い廊下に出た。

僕は自分があの懐かしい家に帰れると思うと、嬉しい気持ちとか期待の気持ちとか…

そして、レシラムやゼクロム達と一緒に過ごせられる空間があるということだ。


長い廊下にさしている外の太陽は、もう十分高い所にまで上がっていて、外からは車のクラクションや
駅の電車の走行音がしたりした。

音が、僕たちを迎え入れていると思った。


あの懐かしい家といえど、ちゃんと自分の家の番号はしっかりと覚えていた。


ガチャ…


そういう金属のこすれ合った音が聞こえたと思うと、あの懐かしいにおいのする自分の家へと入って行った。
それに続けて、レシラムとゼクロムも、僕の家へ入ってきた。


中はとても明るく、やや大きめの棚、そして今はいないけど、熱帯魚の水槽と、あの時と全く変わっていないから、
僕は少し心が和らいだ。

向こうには、藍色のソファと、真黒の薄型テレビが置いてあった。

僕は無心状態になって、靴を脱いだ後、そのまま自分の名前の書かれたネームプレートの書かれた
ドアを思いっきり開けた。

そこには少しも埃をかぶっていない勉強机がまず目に入った。そして、大き目のベットがあった。


ゼク「ここがヤスオの部屋か… 相当奇麗好きだな」

突然の声に僕はびっくりして、後ろを振り向いた。そこには平然としたゼクロムがいた。

ゼク「ベットか… ソファしか俺は寝たことないからな…」


そういうとゼクロムは、四角い窓に近づき、その窓の向こうの魔天楼を見ていた。




<2011/05/31 00:24 ネイム>消しゴム
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