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異世界の漂流者 − 旧・小説投稿所A

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異世界の漂流者

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戦艦ウィルクから少し離れた森の中、そこに三人の人影があった

シュルツと竜とソラである

竜に乗ったままウィルクに近づくと撃ち落されかねないのでこうして歩いて行く事になったのだが・・・・

その竜は今、シュルツと同じ大きさにまで小さくなっていた

翼はなくなり、骨格は人間と同じく変化している(灰色の服も身に着けている)

竜人と言った方がぴったりくる姿だった

「どうだ。中々のものだろう。ククク♪」

竜が言うには竜人化と言うらしいが、普通の竜だったら大抵は出来るらしい

そのおかげで竜人族は竜が化けているかもしれないから近づいてはいけないと嫌われているとか・・・・

まぁそんな事でシュルツ達は森の中を歩いていた

「そういえばお前の名前聞いてなかったな」

竜がふと思い出したとでも言うように聞いてくる

「シュルツ・ミリバールだよ」

シュルツは答えた

本当は言いたくなかったのだが言わないと何をされるか分からないので素直に答える

その素直さに竜は機嫌を良くし自分の名前も教えてくれた

「グライフ・ヴァルスターだ。いい名前だろ?」

「そうだな」

「この小娘の名は?」

グライフは背中に背負っているソラの名まで聞いてきた

「まだ聞いてない」

「ふーん・・・」

名前を聞き終わると興味を失ったらしくまたしばらく黙って歩く

グライフはソラを背中におんぶしているのだが、おんぶの仕方が優しく丁寧で親が子をおんぶしているようだっだ

ソラを餌として見ているのだったらこのような事はしないはずである

それを見たシュルツはこの竜だったら信じてみるのも良いかも知れないと思い始めていた

「グライフ」

「何だ?」

「俺お前の事を信じてみようと思う」

「いきなりどうしたんだ?」

その後二人は喋らずウィルクに到着した





帰って来たらきたで大変だった

テスターにはなぜ服が血まみれなんだとかこの人たちは何!?と問い詰められるし、医務室で治療してもらってる時、船医の伊丹に「この傷どうしたんですか?」と聞かれたのでグライフにやられたと言おうとしたら恐ろしい殺気を向けられるしでもう散々だった

テスターには竜に襲われているところをグライフに助けてもらい、近くに居合わせたソラが巻き込まれ怪我をしたから連れてきたと嘘をついたが、嘘だとばれてるような気がしてならない

シュルツは改めて嘘を付く才能はないな〜と感じた

テスターから解放されると今度は伊丹に呼ばれた

話しによるとソラは意識が戻るまで入院する事になったらしいがバイタル(心拍数・血圧などの数値)は安定しているから心配はいらないとのこと

その後シュルツとグライフは夕飯を食べ部屋に戻った





すっかり夜も更けた頃

「それじゃ、話すとするか」

艦長室にそんな声が響いた

艦長室にいる人といえばシュルツになるのだがグライフも部屋に入ってきていた

シュルツは自分達がなぜこの世界にやってきたか、自分達の世界はどういった所かを詳しく話すとグライフは目をキラキラと輝かせながら聞いている

話しながらシュルツはテスターからもらった艦の修理状況を示す資料に目を通していた

艦の兵装は31%程が使用可能であるということ。装甲板の85%は修理完了と書かれていた事がシュルツを安心させた。・・・最後に波動エンジンの損傷激しく修理は極めて困難と書いてある事意外は・・・・

「グライフ」

「なんだ?」

こうなってしまってはグライフを頼るしかないだろう

食料も、修理するための資材も足りない

シュルツは覚悟を決めて話した

「今・・・食料や修理用の資材が不足しているんだが・・・」

「・・・つまりお前はその情報が欲しんだな?」

シュルツが頷くとグライフはニヤ〜っと口角を上げた

「教えてやってもいいが・・・」

「いいが?」

次に何を言われるか分からないので緊張する

ごくりと唾を飲み込む音が辺りに響いた









「お前を喰わせろ」







ここでキャラ紹介!(遅くなりましたが^^;)とても長い上に途中からマニアックになりますが最後のメッセージまで読んでもらえると嬉しいです!

シュルツ・ミリバール(23)

防衛軍所属

宇宙戦艦ウィルクの艦長

若さ故に苦労する事が多い

気が弱く決断力に欠けるが優しさがあり人に好かれる


テスター・カレント(21)

防衛軍所属

宇宙戦艦ウィルクの副長

シュルツの後輩で成績もいい

他人思いだがそれが原因で喧嘩になったりする


テト・メルヴィル(23)

防衛軍所属

戦艦ウィルクの航空班班長

シュルツの同級生で仲が良い

性格は真面目だがちょっとドジなのが玉に瑕

パイロットと拳銃の腕は防衛軍トップ

オリンピック級の狙撃手とよく言われる

大親友のシュルツにも言えない趣味があるらしい・・・・


ナギ・ブラウン(23)未登場

防衛軍所属

航空班の副班長

テトやシュルツの同級生。二人とも仲が良い

パイロットとしても中々の腕

普段は優しいがキレると・・・


シルバー・ラタトスク(19)未登場

防衛軍所属

航空班に所属している

テトやナギの後輩

気が弱くパッとしない

まだ書かれていないがある出来事によりグライフに目をつけられた


ソラ・コルシェルト(15)

狼獣人の少女。真っ白い毛並みが特徴

詳しい事はまだわからない


グライフ・ヴァルスター(517)

シュルツ達を襲った竜

凶暴で残酷だと思われがちだが本当は優しい性格

超ドS


戦艦ウィルク(これ載せなくてもいいと思いますがあったほうが楽しく読んで頂けると思うので載せときます)

正式名称MA-20201 ウィルク級大型指揮戦艦 一番艦「ウィルク」

全長300mの宇宙戦艦で今回の強制ワープ事故を起こした

小口径の拡散波動砲を搭載し防衛軍の中でも高い攻撃力と防御力を誇る



これからも続くと思います(つまらなくて意味不ですが)

閲覧してくださる皆様。これからもよろしくお願いします!



時々挿絵も入れようと思っています

コメントを貰えると本当に嬉しくてやる気が5倍ぐらいに増えるので・・・・どうかコメントをください




これからもよろしくお願いします!
<2011/06/10 18:36 雪風>
消しゴム
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