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異世界の漂流者 − 旧・小説投稿所A

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異世界の漂流者

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これは遠い遠い未来で起こった物語




・・・今年は10月の上旬だというのに大雪が降った
天気予報だとこのまま冬に入るらしい
専門家がよく言う異常気象とかゆうやつだろうか
最近は異常な事ばかりが起こっているような気がする




そして今夜も異常な事が起ころうとしていた










防衛軍第七基地

ここの第一ドックと呼ばれる建物の中に一隻の戦艦が停泊していた

その船は俗に言う宇宙船と呼ばれるもので、全体が灰色のペンキで塗られており
いかにも戦うために作られた機械という雰囲気を出している

ウィルク級大型指揮戦艦 一番艦「ウィルク」それがその戦艦の名前だった










「う〜今夜は冷えるな〜」

「ええ。結構寒いですね」

戦艦ウィルクの艦長室に2人の軍人の姿があった

一人の男は黒い軍服と艦長帽をかぶっており、もう一人は青い軍服を着ている

シュルツ・ミリバール・・・それが黒服を着た男の名前であり、青服の男はテスター・カレント という名前だった


「いよいよだな」

「ええ!でも先輩なら大丈夫ですよ!」

テスターが自信なさそうに呟いてるシュルツを励ます

「一応もう少し作戦を練っておこう」

「はい」

二人がなぜ作戦を練っているのかというと二日後に防衛軍の総合大演習があるからだ

シュルツは他の艦長の中でも23歳と若い。

それは彼の優秀さを表しているのだが、それ故にベテランの兵士たちから信用されないことも多く命令無視などは日常茶飯事だった

だから総合大演習で良い結果を収め、信用させようとしているのである

良い結果を出すには良い作戦を立てる。これがシュルツのやり方だった

「先ずは駆逐艦を敵の側面に配置して・・・」

シュルツが机の上に駆逐艦の模型を置いた瞬間

ズシイイイイイイイイイイィンンン

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ

突然艦が揺れた

それと同時に異常を知らせるブザーが鳴り響く

「確認してみます!」

テスターが艦長室にあるモニターをいじり確認している

「先輩!!第一エンジンの出力が上がり続けています!!」

「何ぃ!?エンジンの電源は落としてあるはずだぞ!」

モニターを見てみると確かに出力が上がり続けている

このままだと危険出力に達する

「機関長!聞こえますか!?機関長!!」

通信機を使って機関室と連絡を取ろうとするが繋がらない

「せ・・・先輩!!あれ!!」

テスターが窓を見て叫ぶ

恐る恐る見てみると・・・・

「あ・・・ああああ・・・・・・・・・・」

外の景色が歪んでいた

今もその歪みはどんどん大きくなっていく

強制ワープ

シュルツの頭にその言葉が浮かぶ

エンジンの出力が危険出力に達した場合、勝手にワープしてしまうのだ

しかも通常のワープとは違いどこに行くのかも分からない

実際、強制ワープをした船があることにはあるのだが・・・・すべて行方不明になり見つかったのは一隻もない

「テスター!機関室に行くぞ!!エンジンを止めるんだ!!急げ!!」

「は・・・はい!!」

こうなったら自ら機関室へ行きエンジンを止めるしかない

シュルツがドアに手をかけ開けようとした瞬間














・・・・・・・・・・・・キイィン!!













戦艦ウィルクは第一ドックから消えた



<2011/05/25 15:07 雪風>消しゴム
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