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『起きろ、マスター?』
ベロォオン・・・
「・・・ぅう、ん?」
『起きたか、マスター』
「起きたけど・・・ここは?」
『町まであと1キロぐらいのとこだ』
周りを見渡すと、口をモゴモゴ動かしている二体のダッシュランが居た。
そして、寄り添って寝ているグレーテルとダッシュランの姿も・・・。
二体の方はアベルとカインを最後に味わっておこうということから、口をモゴモゴ動かしているのだろう。
グレーテルのほうは、疲れたからだな。
「そろそろ、行こうかな」
『おい、吐き出せ』
グバァ・・・ベチョォ・・・
「ん?行くのかぁ?」
「あぁ・・・グレーテル、起きろ」
「・・・ふわぁぁあ、行くのね」
『俺達はいつもの場所に戻る』
ここで、俺達は唾液まみれのまま、ダッシュラン四体と別れた。
グレーテルは眠そうだ。
しかし、背負うにもこの状態ではな。
「とにかく、湖があるはずだ」
「そうなのか?それなら、早く行こう」
「依頼の報告してきた・・・少し、休憩・・・ん?」
「ヘンゼル、依頼が届いてるけど?」
「おかしいのは分かっているわ、ヘンゼル。だけど、やらなくちゃ」
内容を見てみることにした。
【暗がりの森にて、行方不明が多発しています。
モンスターが関わっている可能性が高いので、調査宜しくお願いします。
報酬は現場で渡します。】
と、いうことだ。
暗がりの森・・・行方不明・・・モンスターが関わっている可能性高い
おかしい?
こんな依頼、入れた覚えがない。
何故、こんな依頼が?
それに、現場で報酬を渡すって・・・どういう?
「とにかく、行こうぜヘンゼル」
「あぁ、そうだな・・・あいつらを呼ぶか?」
「遠いのだから、賛成ね」
「食べられるのか、また・・・嬉しいな」
暗がりの森は雪山程ではないが、遠い。
しかし、暗がりの森は森の更に奥なので、ギルドで運んでもらうこともできないのだ。
仕方なく、あいつらを呼ぶことにする。
まぁ、再びあの場所に行けるのだから、一石二鳥だな。
ひゅぅ~♪ひゅうゅぅう~♪
「これが、呼び音か」
「本当は使わないのだがな」
そんな話をしているうちに、彼らは俺達の目の前に来た。
勿論、三体は涎をだらだら流しながら・・・。
『また、用なのか?』
「暗がりの森に連れていってほしい・・・勿論、俺達を胃袋に入れてでも構わない」
『まぁ、いいぜ・・・時間は、あるんだろ』
「まぁな・・・味わうでもなんでも、するといいさ」
俺と俺のパートナーのダッシュランが会話しているうちに、隣からは舌が獲物の体を這う、あの快感を呼び起こす音が聞こえていた。
アベルとカインのダッシュランは、食欲旺盛なのだろうか?
『まぁ、そうさせてもらおうかな?人目も気にせずにな』
バグンッ・・・
一瞬の隙を突かれて、俺の上半身はダッシュランの口の中に収まる。
ベロォオン・・・レロォオン・・・
舌がゆっくりと俺の上半身を這う。
そのたびに、あの音を奏でる。
同時に、唾液と快楽を塗り混んでいく。
ニチャッニチャッ・・・
舌で上顎に押し付けて、味を絞りとってくる。
また、これも気持ちいいものだ。
舌が隙間なく密着してくるのだからな。
『やっぱり、マスターの味は最高だ』
「・・・・・」
『喋れないのか?・・・なら、呑み込むぜ』
ングッングッ・・・ゴクリッ・・・
俺はダッシュランに呑み込まれる。
外からこいつを見れば、口の中でモゴモゴしていた獲物が喉に移動し、蠢く膨らみがどんどん重力に従って、喉の筋肉に従って、胃に落ちていくように見えるのだろうな。
胃に送るまでの喉肉のマッサージも最高だが・・・。
タワンッ・・・♪
胃に落ちたようだ。
しかし、胃肉は俺のことを優しく受け止め、蠢き・・・体液を塗りながら、俺の体を肉の中に沈めていく。
モニュッモニュッ・・・
胃肉に沈み、包まれている部分をマッサージしてくれる。
これが、最も格別に気持ちいいものだ。
モニュッモニュッ・・・ズブブ・・・
胃肉は俺の体を完全に沈ませ、俺の形をした穴を周りの肉が隠すように、覆うようにして集まり、塞ぐ。
そして、その肉も俺の体に密着し、激しいマッサージを繰り出す。
それに対して、俺は体を少しくねらせるか、うめくことしかできないのだ。
まぁ、気持ちいいのだから、トコトン受けてやろうではないか。
そう思って、俺は静かに目を閉じ、身をダッシュランの胃袋に任せたのだ。
「皆、寝たのかしら?」
『・・・らしい』
「暫く、休んでもいいわよ?どうせ、
彼らは吐き出されない限りは起きないから」
『良いのか?』
「私との話に付き合ってくれればね」
1814・・・
眠いなかだから、大変だなw
<2013/03/22 01:21 ヘリオス>
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