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〜スレイブの町〜

ジャック「さて、金を渡さないと。」

よろず屋「お、来たな。おーい、ここだここ!!」

ジャック「あ、今行きま〜す。」

よろず屋「どうだ、金は貯まったか?」

ジャック「はい、この通り。」

そう言うとジャックは、よろず屋に金の入った袋を差し出す。

よろず屋「おお、これだけあれば余裕で足りるな。」

ジャック「はい。それと… この金で、鉄の剣、鉄の盾、鉄シリーズを購入してもいいですか?」

よろず屋「もちろんだ。それなら青銅の代金はいらないぜ。」

ジャック「えっ!? でも、後で金を払う代わりに貸して頂いたものですよ!? 使っちゃいましたよ!?」

よろず屋「いいんだ。俺はお前に期待してるんだ。俺にはわかる。お前は勇者ジャックだろう?」

ジャック「!? なぜ… まさか…!?」

よろず屋「ああ。あの時お前達に、俺の自慢の装備を売った、あのよろず屋さ… 復活したんだな… 俺は30年間、
ずっとこの時を待っていたんだ…」

ジャック「さ…30年!? そんな長い間俺は…」

よろず屋「さあ、行くんだ。俺の期待を裏切らないでくれよ?」

ジャック「…はい!! 必ず魔王を倒してみせます!!」

ジャローダ「ジャック、この先は敵が強くなるわ。この町で、しっかり準備を整えるのよ。」

ジャック「ああ、分かってる。」

よろず屋「ん? そいつはジャローダじゃねえか。」

ジャローダ「こんにちは♪」

ジャローダは、あいさつ代わりによろず屋に巻き付く。

よろず屋「ハハッ、ポケモンを連れていくならモンスターボールはあるのかい?」

ジャック「もんすたーぼーる?」

よろず屋「モンスターボールは、ポケモンをしまう事ができるスグレモノだ。1つ50Gで売るが… 買ってくかい?」

ジャック「たしかに便利そうですね。じゃあ1つください。」

よろず屋「毎度あり!! サービスで、もう2つおまけしておくよ。」

ジャック「いいんですか?」

よろず屋「ああ。もちろんだ。」

ジャック「何から何までありがとうございます!!」

よろず屋「いやいや。お礼なら、魔王を倒してくれ。」

ジャック「はいっ!!」

よろず屋「さあ、旅立ちの時だ。…頼んだぞ!!」

ジャック「期待に答えられるよう、全力を尽くします!!」

ジャローダ「ジャック、準備はいい?」

ジャック「ああ!!」

ジャローダ「さあ、仲間を探しに行くわよ!!」

続く。






























ジャック「あっ!! 薬草と薬買うの忘れた!!」

ジャローダ「ちょっと、何してんのよ。」

ジャック「よろず屋さ〜ん!!」

よろず屋「ん? どうかしたのかい?」

ジャック「薬草と薬をそれぞれ10個購入したいのですが…」

よろず屋「ああ、いいぞ。薬草は１つ10G、薬は１つ20Gだ。」

ジャック「じゃあ、合計300Gですね。」

よろず屋「毎度あり!!」

ジャック「最後の最後まで、ありがとうございました!!」

よろず屋「ああ!! 気を付けてな!!」

(今度こそ)続く。

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