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いつか必ず… [第一部] - 旧・小説投稿所A
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いつか必ず… [第一部]
- ジャックの悩み -
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ミロカロスを仲間に迎えたジャック達は、アレフの町の宿に泊まっていた。
~アレフの町[旅人の宿]~
ジャローダ「いい加減ジャックのこと放しなさいよ…」
ミロカロス「あなたこそ…」
ジャック「チーン…(気絶中)」
ジャックはジャローダとミロカロスの奪い合いに巻き込まれてしまい、
二人の強烈な締め付けに気絶していた。
フレン「おーい… ジャックが気絶してるぞー。」
ジャローダ「あなたがとっとと放さないからよ!!」
ミロカロス「あなたが放せばいいでしょ!!」
と二人は言い合うが、熱くなりすぎて二人ともとぐろに力を入れてしまう。
ギュムウウゥゥ!!!
ジャック「ピクピク…(痙攣中)」
二人の締め付けが強すぎて、とうとうジャックは痙攣をおこしてしまう。
フレン「二人ともストップストップ!!」
ジャック「て… 天国が… 見える~…」
ジャロ&ミロ「あっ。」
あわてて二人はジャックを放す。
ジャック「う~ん…」
やがてジャックは目を覚ます。
ジャローダ「ごめんなさいジャック。」
ミロカロス「ごめんね。」
ジャック「いや、いいけどさ… 二人で俺の奪い合いするの止めてくれよ。」
ジャロ&ミロ「はーい…」
フレン「さて、明日も早いんだ。俺は寝るぞ。」
と言うと、フレンはすぐに爆睡する。
ジャック「相変わらずアニキは寝るのが早いなー。」
ジャローダ「じゃあ、私も寝るわ。」
ミロカロス「私も。」
そう言って、二人もとぐろを巻いて寝る。
ジャック「………」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午前12時を少し過ぎる頃、ジャックは一人宿の外の中庭にいた。
ジャック「もっと強くならなきゃ… もっと強く…」
?「ジャック?」
その時、ジャックを呼ぶ声が聞こえた。
ジャロ&ミロ「こんな時間にどうしたの?」
ジャック「いや… なんでもない…」
ジャローダ「ウソつき。」
ミロカロス「なにかあるからここにいたんでしょ?」
ジャック「………」
ジャックは、この先の冒険は今の自分では力不足だと思っていた。
そのことをジャローダとミロカロスに話す。
ジャローダ「…確かに、今のジャックではキツいかもね。」
ジャック「もう、みんなに迷惑をかけたくないんだ… あの時も、俺のせいでアニキが…」
ミロカロス「…なら、特訓しましょうよ。」
ジャック「ふぇ?」
ミロカロスの言葉に、ジャックは一瞬すっとんきょうな声をあげる。
ジャローダ「いいじゃない!! 私達が相手になるから。」
ジャック「で… でも…」
ミロカロス「ね? 早くやりましょうよ?」
ジャック「あ… うん…」
こうして、ジャックはジャローダとミロカロスを相手に特訓を始めた。
ジャローダ「それじゃあ… いくわよ!!」
まずジャローダは、挨拶変わりにリーフブレードを繰り出してきた。
ギィン!!
ジャック「くっ…」
間一髪、ジャローダのリーフブレードを受け止めるが、すぐにミロカロスに巻き付かれてしまう。
シュルッ。
ジャック「!! しまった!!」
すぐにミロカロスはとぐろに力を入れ始める。
ギリギリギリギリギリギリ!!
ジャック「ぅぐあぁっ!!」
ミロカロスの容赦ない締め付けに、ジャックは悲鳴をあげる。
ミロカロス「どうしたの? もっと本気になりなさいよ?」
ジャック「う…うるせぇ!!」
声は強がっているものの、それに反してからだは全く動かせない。
ジャローダ「ジャック!!」
ジャック「ビクッ。」
ジャローダにいきなり怒鳴られ、ジャックは怯んでしまう。
ジャローダ「ジャック!! あなたの力はそんなものじゃないはずよ!! もっと本気を出しなさい!!」
ジャック「そんなこと言われたって…」
ジャローダの言葉に反論するジャックだが、今度はミロカロスに怒鳴られる。
ミロカロス「そうよ!! あなたはまだ本気じゃないわ!! 私の見込んだ男なんだから、もっとちゃんとしなさい!!」
ジャローダ「ジャック!!」
ジャック「う…ぅ…」
ミロカロス「ジャック!!」
ジャック「うぅ… ああっ!!」
突然の激しい光に包まれたジャックは、勇者だったころの強さを取り戻した。
ジャック「力が… 溢れてくる…」
ジャローダ「ジャック!!」
ミロカロス「凄いじゃない!!」
~ジャックのステータス~
HP 108→148
MP 75→105
力 70→90
身の守り 78→108
素早さ 60→80
攻撃魔力 55→75
回復魔力 71→91
・攻撃魔法[初級・全体]を習得した!!
・攻撃魔法[中級・全体]を習得した!!
・回復魔法[初級・全体]を習得した!!(味方全体のHPを50~70回復する。[消費MP 8])
・回復魔法[中級・全体]を習得した!!(味方全体のHPを100~120回復する。[消費MP 12])
・デストロイアーツを習得した!!(敵全体に、平均300のダメージ。[消費MP 25])
ジャック「やったー!! ありがとうジャローダ!! ミロカロス!!」
ジャローダ「フフッ♪ ジャックの眠っていた力は相当なものだったみたいね♪」
ミロカロス「これで、この先に冒険にもいけそうね♪」
ジャック「ああ!! 二人とも、本当にありがとう!!」
ジャロ&ミロ「べ… 別にお礼を言われるようなことはしてないわよ!!」
ジャック「ハハッ。二人とも、すっかり仲良くなっちゃって。」
ジャローダ「………」
ミロカロス「………」
ジャローダ「…私達、なかなかいいコンビみたいね♪」
ミロカロス「…ええ♪ これからは、ジャックは私達二人のものにしましょう♪」
ジャローダ「いいわね♪ ジャックもそれでいい?」
ジャック「えっ!? いや、俺は…」
ジャロ&ミロ「いいわよね…?」
ジャック「ハイ。(怯)」
勇者だったころの強さを取り戻したジャック。
ジャック達の冒険は、まだまだ続く!!
時間がヤバくて無理矢理作ったんでかなり雑です。
すいませんでした!!
<2013/01/19 01:45 ワンダラー>
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