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いつか必ず… [第一部] − 旧・小説投稿所A
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いつか必ず… [第一部]
− 竜の都へ −
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〜アレフの町[旅人の宿]〜

フレン「う〜ん…」

ほどよく晴れた朝。フレンは一番早く目覚めた。

つもりだったが…

ジャローダ「おはよう、フレン♪」

フレン「!?」

なんとフレンの首に、ジャローダががっちりと巻き付いていた。

フレン「おい… 苦しいから放してくれよ…」

ジャローダ「え〜、フレンの苦しむ顔が見たいのに〜。」

フレン「止めろ。」

ジャローダ「じゃあちょっとだけ♪」

と言うと、ジャローダは徐々に力を入れる。

ギリギリギリギリ…

フレン「がっ… ぐぇ…」

ジャローダ「フフッ♪ いいわね〜、その顔♪」

フレン「ヤバい… 意識が…」

ジャローダ「あっ、そろそろ放すわね。」

ジャローダはフレンを解放すると、今度はぐっすり眠っていたジャックの首に巻き付く。

ジャローダ「ジャック〜、起きなさ〜い。」

ジャローダは自慢の長く太い蛇体でジャックの細い首を締め上げ、無理矢理ジャックを起こす。

ギュウウゥゥ!!

ジャック「カッ… カハッ…」

ジャローダの太い蛇体がジャックの細い首を締め潰し、ジャックはうまく話すことができない。

ジャローダ「苦しい〜?」

ジャローダの「苦しい〜?」という言葉に、ジャックは必死で頷く。

ジャローダ「まだ放してあげない♪」

ジャック「…!!」

ジャローダがさらに力を入れると、ジャックの顔はみるみる真っ赤になっていく。
たまらずジャックは首に巻き付くジャローダの蛇体を叩くが…

ジャローダ「ギブアップなし♪」

と笑顔で言われ、ジャックは半泣き状態になる。

ジャローダ「ちょっと〜、泣かないでよ。」

ジャローダが「泣かないでよ。」と言い終える頃には、すでにジャックは失神していた。

10分後…

ジャック「ゲホッゲホッ!!」

ジャローダ「あっ、起きた。」

ジャローダに失神させられてから10分後、ジャックはようやく意識を取り戻した。

ジャローダ「ちょっとやりすぎたかしら?」

ジャック「ハァ…ハァ… やりすぎだよ…」

ジャローダ「でも半泣き顔のジャックを見れて良かった♪」

ジャック「ったく… 苦しさが極限まで達したら普通は涙目になるだろ…」

ジャローダ「フフッ♪」

フレン「さて、俺はミロカロスを起こすか。ミロカロス〜、朝だぞ起きろ〜。」

ミロカロス「う〜ん…? あら、おはようフレン。」

フレン「そろそろ次の町へ行くぞ。」

ミロカロス「分かったわ。」

ジャック「お、起きたかミロカロス。」

ミロカロス「ええ。おはようジャック。」

ジャック「さてと。荷物をまとめたら出発だ!!」

一同「おー!!」

20分後…

ジャック「準備はいいか?」

フレン「OKだ。」

ジャローダ「いいわよ♪」

ミロカロス「早く行きましょう♪」

ジャック「よし、それじゃあ出発だ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〜光と闇の遺跡〜

ジャック達は、竜の都へ向かう途中にある「光と闇の遺跡」に来ていた。

ジャック「むぅ… 光ばっかりで眩しいな…」

フレン「町の人の話によれば、この遺跡は途中から光と闇が切り替わるらしい。」

ジャック「なら、光が闇に切り替わる前に光のオーブがあるのかな?」

フレン「多分、な。」

ジャローダ「それにしても眩しいわね〜。」

ミロカロス「私には少し辛いわ。」

ジャック「早いとこ光のオーブと闇のオーブを手に入れよう。」

フレン「ああ。」

幸い敵は出現しなかったため、ジャック達は無事「光の祭壇」に到着する。

〜光と闇の遺跡[光の祭壇]〜

ジャック「さて、今度はアニキに迷惑はかけないぞ!!」

フレン「頼りにしてるぞ。」

ジャローダ「頑張りましょう♪」

ミロカロス「私、頑張る!!」

?「キミ達が光のオーブを求める者達か…」

ジャック「来たな。」

フレン「殺ってやる。」

?「ふーん… キミ達は随分手応えがありそうだね。ボクの名はライトニング。光のオーブを守る番人だ。さあ… いくよっ!!」


アレフの町を出発し、光と闇の遺跡を冒険するジャック達。
ジャック達はライトニングを倒し、光のオーブを手に入れることができるのか!?
ジャック達の冒険は、まだまだ続く!!


どこぞのアニメやねんwww
<2013/01/19 21:15 ワンダラー>
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