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少女と怪物と猫鼬と兎達 − 旧・小説投稿所A

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少女と怪物と猫鼬と兎達

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Z「じゃあ、チート人間(個人的意見)も消えたことだし、外出るか」

R「そだね。ここで起動しても、地面が抜け落ちるかもしれないし」

エ「それより、パニシュはあの穴通れる?」

パ「うーん、無理すれば行けるかな」

A「よし、早速行くか」

外へ出ようとする時、ミナがザグの肩に手をかけてこう言った。

M「よぉ、にいちゃん・・・。あとでゆっくり話してぇから、事務所ついたらオレんとここいよ・・・」

Z「(ゾクゥッ)」

その言葉に、ザグは立ちすくんでしまった。

エ「? どうしたの?」

Z「・・・いや・・・」




S「ホントに通れる?」

パ「うーん、ちょっと削るか」

パニシュは前足を使って、穴を削り始めた。おかげで、やっと通れる大きさになった。

R「やっと通れたね・・・」

ボン!!

M「何?!」

R「うわああ!!」

ザグとミナが穴に入る直前に、どこかに取り付けてあった時限爆弾が爆発し、穴が塞がれてしまった。

S「ちょっ、ミナちゃん!?」

パ「ザグ!!無事か!?」

M「ぐっ・・・。なんとかね」

Z「だが、道は完璧に塞がれたな・・・」

エ「ええ!?」

S「パニシュ!なんとかできない!?」

パ「いや・・・すまない。さっきの爆発で、怪我を負ってしまってな・・・」

R「ぼくも・・・右手がったたたたた!!」

リュイもパニシュも怪我をしてしまい、パワーのあるのは・・・

A「エシア、できるか?」

エ「うん、範囲はすごい大きいけど、壊せるよ」

Z「いや、それならやめた方がいい」

エ「え?」

M「よく見たら、この中の壁に爆弾が50個以上も取り付けられてる。下手すれば、爆弾ごと壊して全員死ぬわよ」

S「そんな・・・。どうすれば・・・」

Z「制限時間は、あと3分。どうなるだろうな・・・」






1分後

Z「なあ、エシア。

エ「何?」

Z「ゴム紐作れるか?なるべく長くて強力なやつ」

エ「ええ?何に使うの?」

Z「いいから、早く!」

エ「ええーっと・・・。び、びよーんびよーんびよーん。ゴム紐だ。伸びるよ伸びるよ、びよびよ伸びるよ。びよーんびよーんびよーん。ゴム紐だ(「ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ♪」の替え歌を作ってもらいました☆)」

ポン!

エ「あ、なんかできた!」

S「すごい!」

A「(ちっ)」

Z「いいか?それを塞がれた穴の隙間から通してくれ。どっかにあるはずだ。」

S「うーん、そんなとこある?」

A「そうだな・・・、なるべく薄いところを削るしかないだろう。そっちからも探してくれ」

M「オッケー」





エ「あ、左下なら、いいんじゃない?」

Z「つまり右下だな。あと1分半。間に合えよ・・・!」









Z「よし、さっそく通してくれ!」

S「ほいっ!」

ズルズルズル・・・

Z「よし。この長さならいいだろう。じゃあミナ。できるだけ上にジャンプして、塔にこれを突き刺してくれ。先っぽには、尖った石とかつければいいだろう」

M「うん、わかった」


M「せーのっ、おおぅりゃああーーー!!」

ドスッ!!

Z「すげえ・・・。5mは跳んだな」

M「で?どうするの?」

Z「爆発直前に下のマグマに落ちて、その反動で上にびよーんって上がってっていう作戦」

M「ええ!?それ本当にうまくいくの?」

Z「何もやらないよりマシだろ。だが、ここからじゃ壁に付いてる爆弾の残りカウントもあいつらの声も聞こえねえ・・・。つまり、自分でカウントしなきゃならないってわけさ」

M「あ、あたしはそういうの無理・・・」

Z「知ってるよ。お前はそういうの下手だもんな」

M「!!」

Z「じゃあ3秒前に飛び降りるから、用意しとけよ?オレちょっとカウント見てくるから」



M「あの、クソ猫ーー!!」

怒りが再び甦ったようだ。






Z「いいか?お前らはなるべく離れてろよ」

S「無事を祈るわよ」

Z「ああ、まかせときな!」

爆発まで、あと43秒・・・


1510文字。

ニンテンドーランドのドンキーコングの裏の裏ってどう行くんだろ・・・。
<2013/01/06 23:02 ウインド×ラムネ>
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