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少女と怪物と猫鼬と兎達 − 旧・小説投稿所A

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少女と怪物と猫鼬と兎達

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「人質の監視を部下に任せて、一人で探して、見付けたまでは良かったが、暗号が解けなくて困っててな。お前らが解いてくれて助かったぜ」

ボスは、そう言いながら、ザグ達に近付いてくる。

「なるほどな。だが、この人数差をどうにかして、アトランスを奪えるのか?」

ザグが挑発的にボスに語りかける。
しかしボスはニヤリと笑うと、

「出来るさ。…俺は魔法が使えるからな」

ボォン!

ボスの台詞の後に、手から人の頭程の火の玉が出て、ザグの頬を掠め、後ろの塔に着弾した。

「動いたら…撃つぞ」

ボスがそう言うと、全員が動きを止めた。
ボスは満足げに笑い、アトランスに向かって歩き出した。
が、その時、ボスに向かって歩き出した者が一人。

パニシュだった。

「…警告はしたからな」

そう言って火の玉を撃った。

ボォン!

火の玉はパニシュに命中したが、全く効果が無い。

「な…!…くそっ!」

ボスは悪態をついてから何回も撃った。
しかし、結果は同じだった。
唖然とする自分の仲間にも聞こえるように、

「…私にとって、この火は、無に等しいくらい温度が低いからな。何発撃たれても平気だぞ」

ボスにそう言った。
ボスの顔が青ざめ、一気に走り出したが、パニシュに直ぐ追い付かれ、地面に押さえつけられた。

「お前にも、部下と同等の罰を受けて貰うぞ…」

そう言うと、ボスを口にくわえ、

アグッ…アグッ…ゴクン…。

一気に呑み込んでしまった。
胃の中には既に胃液が溜まっている。
胃に着いたら、直ぐに消えて無くなるだろう。
彼の部下のように。

「パニシュ…お前、凄ぇな」

ザグが驚嘆の声を漏らした。

「あたし、もうダメかと思った…」

ミナは安堵し、その場に座り込んだ。

「パニシュ、怪我無いよね?」

そう言ってエシアが全身を確認し、スザもそれを手伝った。
結果、本当に何も無かった。

「大丈夫だ。それより、アトランスの起動は…」

「「「「「あっ」」」」」

アリルとパニシュ以外の五人が声を漏らした。

アリルは「私より凄いじゃないか…」と軽く凹んでいたけど、気付いた者は居なかったとか。


エシアちゃん前回大活躍だね〜w
「そこまで言う程じゃ無いよ!私はアリルさんの方が凄いと思うな!」
なるほど。じゃ、読者さんの印象に残れるように、スク水着よっかw
「ふぇぇっ!」
【おい…作者…覚悟は良いんだな】
うわパニシュちょっと待って冗dぎゃあぁぁぁぁ!
(書くことが思いつかなかったので、グダグダコントを書きましたw…orz)
<2013/01/06 09:44 ウインド×ラムネ>
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