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コメト目線です。

カゲロウさんに「後ろに下がれ」って言われたのは、こう言う事だったのか。

そう思いつつ、迫り来る奴等に向かって、弓を引く。
そして、矢に凍結魔法を付加し、そのまま放つ。
矢は狙った所、ツキカゲさんの後ろに回り込んだ奴の頭に刺さった。
ちょうど弱点だったのか、それだけで倒れた。

その後も、援護射撃を続けた。

その途中、接近されたけど、初撃をかわし、隙を作らせ、そこに一撃入れ、倒した。
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ツキカゲ目線です。グロ有りです。

早苗さんが僕にくれた剣は、とても凄い代物だった。

刃が、僕の波導を凝縮した物だから、もの凄いエネルギーの塊になっているし、軽い。

つまり、当たれば殆どの物が切れるし、振りやすい。

だから、当てればほぼ勝ち。
さらに、この剣は、力を流すほど刀身が大きくなる。
疲れるから、あまりやらないけど。

「覚悟ぉ！」

そう叫びながら、三匹が同時に僕に襲いかかる。
僕は、切っ先をその三匹に向け、力を籠める。

ボボッ！

すると、刃が、幅が刃の約5倍で、長さは刃の3倍の青い炎を纏った。

その炎に呑まれた三匹は倒れた。
すぐに力を抜き、近くの奴に接近。

スパッ！

小さな音がして、そいつの体が二つに別れた。

ブシュゥゥゥウ！

血が忘れていたように噴き出す。

次に行こうとしたら、後ろで、

ドスッ！

そんな音が聞こえた。
驚いて、後ろを見ると、いつの間にか、真後ろに、頭に矢が刺さった奴が倒れていた。

恐らく、ツキカゲさんだろうな。
そして、周りの奴等を粗方倒したら、アルセウスの隣に居た、漆黒の体を持つゼクロムが立ち塞がった。

「…調子に乗りすぎだ！」

そう怒号を発し、『雷撃』を繰り出して来た。

周りに無差別に落ちてくるから、予測できない。
近付けない。
どうしようか考えていると、

ヒュヒュン！ヒュン！ヒュヒュン！
…ドスッ！

後ろから何本も矢が飛んできた。
殆ど『雷撃』に落とされたが、一本だけ残り、ゼクロムの右肩に刺さる。

「うぐっ…」

一瞬怯んだゼクロム。
チャンスは、今しか無い！

「うぉぉぉぉぉお！」

叫びながら全速力で駆け出す。
そして、『白椿』を、間一文字に振った。

スパン！

また軽い音がし、ゼクロムの首から上が切り離された。

ブシュゥゥゥウ！

血の噴き出す音を聞きながら、カゲロウさんと、早苗さんに、こう言われた。

「「ナイスファイト！」」

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