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夢見がち日常 − 旧・小説投稿所A

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夢見がち日常

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家に帰った後は、特に何も無く、だらだらと過ごしていた。

小説を投稿したり、ゲームをしたりしていたら、いつの間にか時計が11時を示していた。

歯磨きをし、布団に入った。
けど…

「…寝れねー」

昼間の事を思い出して、寝付け無かった。

…あの竜が襲ってきたら、どうしよう?

考えても答えは出ない。
俺は、もう寝れる気がしなくなり、何となく夜風を浴びに布団から出た。

「うぅっ。…少し寒いなぁ…」

想像以上に寒かったけど、頑張ってベランダに行くと、先客が居た。

「…ん?…ああ、ラムネか…」

夜に溶け混んでしまいそうな黒い体のルギアは、外を見ていたが、俺に気付くと、声をかけてくれた。

「どうしたの?眠れんの?」

俺が訊くと、頷いた。
そして、ルギアも同じ事を訊いてきたので、同じ様に頷く。

「…今日、『ダークルギア』と呼ばれたのに腹を立て、そいつらを全員虐殺した。だが、それは、『ダークルギア』がする事ではないのか…。そう思うと、どうしてもな…」

と言ったルギアに、俺は少し考えて、

「…俺は、周りの目を気にしなくて良いと思う。俺達はお前がいい奴だって解ってるから、安心してよ。…それに、お前の行為のお陰で、何百人もの生徒達が救われたんだ。誉められこそすれ、叱られる事は無いよ」

と言った。すると、ルギアは、俺に近付き、

ギュムッ…

俺を抱き締めた。

「…お前は優しいな。付いてきて良かった…」

ルギアの腹は柔らかく、かつ暖かくて、とても気持ちよかった。
そのままでしばらくいると、ルギアが俺を腹から離した。

もう少しあのままで…と思ったが、恥ずかしかったので言わないでおこう。

「…お前、眠れないと言ったよな…」
「?…うん」

話が掴めない。
そう思ったが、次の瞬間に、よく分かった。

「私が最高のベッドに案内してやろう…。今日のお礼に、毎日な」

要するに毎晩食われるのかよ!
布団に逃げようとしたが、体が動かない。

「私の腹が好きなのだろ?なら、中に入ってみるのも良いと思うぞ?」

そして、俺の体が浮き上がり、

バクン…

口の中に入れられてしまった。
そして、肉厚な舌が全身を這っていく。

ベチョッ…ニチャァ…ネチャァ…

その度に高粘度な唾液が塗りたくられる。
正直、気持ち悪い。

(…もうすぐ着くからな)

頭にそんな声が響いた瞬間、口の中が傾き、一気に下に落ちる。
そして…

ゴクン…

呑み込まれた。
当然だと分かっていても、「狭すぎる!」と思ってしまう食道を通り、

ドプン…

胃の中に落ちた。
胃壁がかなり柔らかく、気持ち良かった。

(フフ…。お前はなかなか美味いな。やはり付いてきて良かった…)

その言葉を全部聞く前に、眠ってしまった。


ルギアに食べられてみたいなー。
<2012/12/21 20:58 ラムネ>
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