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出会ったもの − 旧・小説投稿所A

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出会ったもの

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どちゃっ


「っ!!…あれ?」

突然の衝撃と冷たい空気で少女が目を覚ます。
ぼんやりと緑だけが見える視界に青い物体が写り込む。
そこでハッと彼女は意識をはっきりさせた。

体中生暖かく、水のりの様にねっとりとした体液に覆われている。
それがさっきまでロイの、竜の体内にいた事を思い出させる。
たった一瞬だったが、恐ろしい出来事に思わず体が震える。
更に冷たい空気にくしゃみまでしてしまう。

「寒い…?」

「ちょっとだけ…わっ!?」

そんな彼女にシンが歩み寄る。
優しい表情での質問に少女は軽く頷く。
すると突然彼女の視界が暗くなる。
シンが抱きついたのだ。

よく見れば二匹のお腹には白い毛が生えていた。
モフモフと高級な毛布のような触り心地に彼女もすぐに魅了されてしまう。
とても温かく心地よい場所。

「温かい?
 僕ね、火竜っていう種類らしいんだ
 ちなみにロイ兄ちゃんは氷竜なんだって」

そう言えばロイの口内は涼しく、体も何処か冷たかった…と話を聞きながら少女は納得した。
火竜は文字通り火を吐く竜。
よくお伽噺に出てくるドラゴンと同じ種類だ。
シンはその種族である為に体温が普通の竜より高いらしい。

寒さを感じていた少女にはシンの抱擁が最高に心地よかった。
自ら体毛に埋まりにいき、その温もりに甘える。
くすぐったそうだが、シンも嬉しそうに微笑んだ。

「ねぇ、僕も食べて良い…?」

少し遠慮している様子を見せながら聞く。
そしてペロペロと彼女の頬を舐めた。
んぅっ、と身を捩るが嫌そうではない。
数秒の間があって、少女は小さく頷いた。

「わーい♪」

姿は竜でも中身は子供。
その無邪気な笑顔に思わず少女も微笑む。
シンは彼女を傷つけないように、そっと口に運んだ。

竜の口内を見るのは二回目となるが、やはりその迫力は凄まじい。
子供でも肉食だと痛感する牙が、唾液で妖しく光っている。
熱を帯びた息を浴びながら、ゆっくりと彼女の体が運ばれていく。

ロイの体液でコーティングされていた体にシンの体液まで塗られていく。
肉厚な舌が少女の体を運ぶのを手伝い、あちこちを舐め回す。
顔を舐め、首と胸を這い、下半身にも唾液を塗りたくる。
美味しいようで体の下から唾液がどんどん溢れてきていた。

ニチャニチャと粘着質な音を立て、それは絡みつく。
そしてジュルルッと音を立てては奥へと流れていった。

「大丈夫…?」

舌の上に戻されるとシンが確認する。
息は荒くなってるものの、大丈夫と少女は返した。
怪我一つ無かった状態に安心したようで、安堵の息を漏らす。
もちろんその息も少女に絡み、湿った感触を残していく。

「じゃあ呑み込むよ」

そう言った直後に舌に傾斜がつく。
竜の体液でベトベトになった彼女の体は、何の抵抗も無く奥へと滑る。
シンの吐息を何度も浴び、それが吹き上げてくる肉洞の入り口へと到達。
そこから舌や口内の肉壁とまた違う肉壁が彼女を包み込む。
押しても軽くしか変形しない弾力のある喉肉。

力強く彼女を引きずり込み、ムギュッと圧迫する。
少々苦しさを感じるも少女は大人しく奥へと入っていく。
その様子は外からでも、はっきりと確認出来た。
青い喉に出来たぷっくりとした膨らみ。
それは次の“ごくっ”と嚥下(えんげ)の音と共に胃袋へと落ちた。

喉の時程ではないが、同じようにお腹に膨らみが出来る。
狭いようで、もごもごと動いてる。
その膨らみをシンは優しく撫でた。
頬は少し赤く染まり、嬉しそうな笑みを浮かべている。

「顔赤くして気持ちわりぃ」

「うるさい!」

その頃少女はシンの胃袋でロイの時と同じ、体育座りをしていた。
けれどロイとは違う丁寧な扱いに、うっとりとした様子を見せる。
一定のリズムで波打つような動きで少女の体を揉む。
生暖かい粘液が、とろりとかかりクチュクチュと音を立てる。
激しいものではないが、少女はその責めに小さく喘ぐ。

下半身は胃液とはまた違う粘液に浸り、そのまま全身を包むようなマッサージを受ける。
蒸し暑さも感じるが、ムニムニと体を揉む胃壁の動きに眠気を誘われていく。
そして彼女はその優しい温もりにそっと目を閉じた……





どちゃっ


二回目となる吐き出し。
日も暮れ、風が肌を突き刺す冷たさへと変わる。
体液でベトベトになってるせいで、起き上がりにくそうだ。
そこに二匹が抱き着く。

「きゅう♪」

前後から感じるモフモフ。
あたふたとするも、また彼女は心地よさそうな表情を浮かべる。
二匹の毛はほんの少しだが、タオルの役割も果たした。

可愛らしい鳴き声を出し、少女に甘える二匹の竜。
いきなり甘えだす事に疑問を抱きつつも、優しく頭を撫でる。
同じ子供のはずなのに、彼女は母親の気分を味わった。

「ねぇねぇ、明日も遊ぼ?」

「今度は面白い場所に連れてってあげる!」

スリスリと甘えながらの提案。
目を輝かせる二匹に頷けないはずも無い。
明日は暇だと思うと彼女は笑顔で頷いた。
するとよほど嬉しいのか、ムギュッと強めに彼女に抱き着き顔を舐める。

そして夕食の時間前になると少女はロイ達と分かれた。
大変な一日だったが楽しく、次の日に期待を抱く。
急ぎ気味の足取りで帰宅すると、彼女は両親に報告した。

仲の良い友達が増えた、と。


正直この二匹は記憶からも作品自体も消して存在しなかったようにしようと思ってました。
なり茶でのリクや小説でリクくれた方々には言葉では言い表せないほど感謝してます。
本当にありがとうございましたm(__)m

|期限|≡┏( ; ゚Д゚)┛
残すところ一体、間に合えーー
<2013/04/29 13:35 どんぐり>
消しゴム
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