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AM 9:03

Z「よっ！」

M「ハッ！」

ズタッ　ストッ

Z「うひゃー！バリケードめちゃくちゃでけぇな」

M「外に感染者が出ていくのを防ぐためね・・・」

ザグたちはウィルスが漏れ、バイオハザードが起こった町、「クラウンシティ」にやってきた。バリケードはかなり大きく、縦15m、幅10m。その巨大な壁が、町全体を覆っていた。

ザグとミナは、愛用の拳銃と支給品の銃を身に付けて、武装している。

Z「つーか、なんでこんなもんわざわざ付けんだ？オレのナックルパンチでいーだろ」

M「あたしの飛び蹴りもお忘れなく♪」



2人が話し合っていると・・・

「うぅ〜・・・」

ザッ！

Z「あん？」

ラッタ「うぅー・・」

Z「おぅ、どした？なんか用か？」

M「ししょー、まって。様子が変・・・」

ミナが言い終わる前に、ラッタがとびかかってくる。

「シャーーッ！！」

Z「うおわっ？！」

突然の出来事に驚き、反応が遅れるが、ギリギリでかわす。

Z「なんだよお前！少し黙らせてやる！ブレイククロー！」

ザァッ！！！

2本の爪がラッタを切り裂くが・・・

「うぅ〜・・」

Z「なっ・・・！」

「シャアアアアッ！！」

Z「わっ！！」

ザグはラッタにとびかかられ、地面に押さえつけられる。しかも、そのままザグを喰おうとしてくる。

「うぅ〜・・」

Z「ぐっ！！おいミナ！！！こいつを撃て！！」

M「えぇ！？」

Z「早くしろ！オレが喰われちまうぞ！！」

M「くっ・・・・・」







ジャキッ

M「ごめん！！！！」



パアン！！！





Z「おらっ！」

ザグはラッタを蹴り飛ばすが・・・

「うぅ〜・・・・」

M「き、効いてない！！」

Z「仕方ねぇ！！」

ザグは胸からマグナムを取りだし・・・



バアンッ！！！

「ガァッ！！！」

ドシャッ！！

ラッタは吹っ飛び、完全に死んだようだ・・・

Z「ハァ・・・ハァ・・・」

M「すごいしぶとさ・・・まるで・・・」

Z「ゾンビ・・・」

M「狂暴になっているって聞いてたけど、こんなことに・・・」

Z「いやな予感がするぜ・・・」

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