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学校の先生 − 旧・小説投稿所A

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学校の先生

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「タッチ♪」
ポン!と私の頭を触る。

「え……」
当然、ポカーンとした表情のまま硬直する。せっかくの再会が台無しね…
「フフ♪あと1回」
と無邪気に騒ぐ彼女。それを見ているヨノワールが…
「楽しそう♪ぼくも入れて♪」
と飛び入り参加。
しかし…足を折っているので走る事が出来ない…
(……まだ、スイクンには魔法の事を言ってない。……つまり!やめる事が出来るチャンス!)

「あ…あの〜…スイクン。私…足を折ってしまったの…」
と折れた足をスイクンに見せると…
「あ♪ぼくが治してあげる。」
とヨノワールが答える。
(何!!!!)と心の中でシャウトする。
すると…足からポワ〜と優しい光が。
「………」
すると、足が治っている。ブンブンと振り回しても痛くない。
本当に治っている。
「とりあえず…再開ね。」
ちょっと残念そうに再び逃げ出す。
鬼は、スイクンとヨノワールに…

急いで洞窟から出ると、外はすでに夜になっていた。洞窟の入り口に月の光が指している…綺麗…
「兎に角、今度は湖に逃げよう。」
と言うと湖に向かって走り出す。

その後ろから…
「お姉さん…可愛い♪」
ヨノワールもカナのあとを追う。





「は…は…着いた。」
ようやく湖に着いたようだ。湖の真ん中に月が二つうつっている。
…………二つ!?
「あれ!?月ってひとつだよね!!」
目を擦って再び湖の真ん中を見る。何度見ても、月が二つ。
「おかしい…」
すると後ろから…
カサカサ…カサカサ…
「ヤッバ!来た!!!」
と焦る。逃げ道は………
「しょうがない!とう!」
ザパァン!と湖に飛び込む。
湖の中はちょっと薄暗く、ひんやりしていた。
水面に顔を出すと…
ヨノワールとスイクンがいた。やはり湖に飛び込んで良かった。
気付かれないように…ゆっくりと泳ぐ。
「あ♪お姉さん見〜つけた♪」
と宙に浮きながら私の所へどんどん近付く。ヤッバ!と言う前に泳ぐスピードを速める。
バシャバシャバシャバシャ……
「お姉さんまて〜♪」
すると…
「カナ〜♪」
と水面を次々に飛んで向かって来るスイクンの姿が……
「この際!…………ハァァ!!」
息を思いきり吸い、湖の中へ。
ドポン!



「フフフ♪いつまで耐えられるかな〜♪」
と微笑みながらカナを見守る。
ヨノワールも一緒になって見守る。

「……逃げないと!」

上にスイクンとヨノワールが見える。私は…急いで奥へ奥へと泳ぐ。息が続く限り精一杯泳ぎ続ける。



「お姉さん…大丈夫かな?……」
「なら…競争する?どっちが先にカナちゃんを捕まえるか!」
「良いよ!」
「ヨ〜イ♪ドン!」
二匹は、一斉にカナを追いかける。
ルールは簡単!先にカナをタッチすれば良いのだ!

さてさて…どっちが先にカナを捕まえる事が出来るかな♪

続く。


<2013/01/20 14:19 シャビー>消しゴム
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